学校の複線化って何?

現在の教育制度は分岐型

日本の戦前の教育制度は分岐(フォーク)型でした。
単線型義務教育の上に、中等教育がフォークのように分岐してしました。

戦後、日本の教育を民主化する為に、教育制度は単線型に切り替えられました。
しかしその後、職業高校等が出来て、分岐型になりました。

自民党の複線化の動き

最近、自民党の教育再生実行本部は、教育制度を複線化しようとしています。
2012年の「中間取りまとめ」では、「多様な選択肢(複線型)を可能とするため、
6・3・3・4制の見直しにより、『平成の学制大改革』を行う」とされました。

2013年の「第2次提言」では、「複線型」の輪郭が示されました。
まず「第2次提言」では、「平成の学制大改革」として、「結果の平等主義から脱却し、
社会状況や子どもの実態等に応じて、学校制度を多様化・複線化」することが
提言されました。
また、義務教育の6・3制の区切りを柔軟化し、小中一貫校を作るとされました。
しかし、同提言を見る限りでは、義務教育段階は単線型のままにするようです。

複線化されるのは、後期中等教育です。
後期中等教育とは、現在の高校に当たります。
具体的には、5年一貫職業教育の実現が目指されています。

また、「普通高校と専門高校の適正比率の検証」も課題とされている為、
現在以上に後期中等教育をフォーク型にするようです。

なお同本部が言う「複線型」とは、実質的に分岐型を意味すると考えられます。
そうすると、同本部はより一層の後期中等教育の分岐化を目指していることになります。

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