こんにちは、家庭教師のガンバ「やる気アップ隊」隊長の竹田です。
受験校を考えるとき、男子校・女子高がいいのか、それとも共学の方がいいのかとお悩みの方も多いようです。
もちろん、それぞれにメリット、デメリットがあります。
今回はどのようなメリットやデメリットがあるのかを見ていきたいと思います。

男子校のメリットとは?


当たりまえですが、男子校には男子の生徒しかいません。
異性である女子生徒がいないため、「男だからこうしなさい」という価値観を押し付けられることなく、のびのびと生活ができるということです。
勉強面においても、男女の脳の違いをうまく活用した授業を行う学校もあります。
例えば、男子が理解しやすくするために、数学的、文法的な手順で解説をし、授業を進めていくことで、効果があるとも言われています。
「女子生徒の目を意識することなく、学校生活を送りたい」という生徒さんにはオススメと言えます。

男子校のデメリットは?


男子校のデメリットとしてはメリットとの裏返しになりますが、異性との交流の少なさが挙げられます。
周りに男子しかいない環境で過ごしてきたため「女子生徒のいる環境に行ったときにコミュニケーションの取り方がわからない」などという意見もあります。
また多感な思春期を同性ばかりの中で過ごすことによって、性別を意識しすぎてしまう可能性もあります。
もちろん異性との交流については、学校生活だけではなく、部活動や学校同士の交流を行っているところもあります。

女子校のメリットとは?


女子校のメリットは、男子校と同じく「女はこうあるべき」という価値観を押し付けられずに学校生活を送ることができるということです。
共学だと力仕事は男子にお願いすることもできますが、女子校では自分たちでしなくてはなりません。
このような経験を通して、男性に頼らない社会を体感することもできます。
勉強面においても、女子の脳の特性を生かした授業を行うことができます。
女子と言えば、文系というイメージはありませんか?
女子は文脈的、感覚的な理解ができるため、文系科目が得意という生徒が多いのです。
女子校の場合、問題を1問ずつ取り組ませるなどの工夫をすることで、女子が比較的苦手だと思われている数学の力をつけることができます。
女子校では理数科目を得意とする理系女子が多いのも特徴なのです。

女子校のデメリットとは?


デメリットについても、男子校と同じく異性との交流の少なさが挙げられます。
学校を卒業したとき、社会に出たときなど、男性とどのようにコミュニケ―ションをとればいいのかわからないという人もたくさんいます。
また、学生時代に男子に頼ることなく、自分たちで何とかしてきていますので、男性に頼るのが苦手ということにもつながります。
他にも、女子独特の世界があり、少人数の価値観が同じタイプの生徒が集まりグループを作ることが多いのも女子校の特徴と言えます。
最初の段階でグループに入れなかった、価値観が合わないのに1人になるのが怖くてグループを抜けられないなど、人間関係に不器用になる生徒が出てきてしまうこともあります。

共学のメリットとは?


共学のメリットは、やはり男子と女子が一緒に学校生活を送れるという点です。
日々の生活において、同性だけではなく、異性ともコミュニケーションをとることで、男女間でのコミュニケーション能力を高めることができます。
男女の考え方や物事の捉え方の違いを学ぶことは、今後の人生においても非常に役に立つことです。
また男女で協力することで、文化祭や体育祭などでそれぞれの個性を生かすことができ、性別を超えた友情をはぐくむこともできるでしょう。
学生時代から異性のいるところで生活を送ることで、多種多様な人と出会い、互いの価値観や考え方を学ぶことができるのが共学のメリットと言えます。

共学のデメリットは?


男女共学にもデメリットはあります。
例えば、異性の目を気にしすぎるということがあります。
異性からどのように見られているかを意識するあまり、自分の思うままにのびのびと学校生活を送れないこともありえます。
また、異性との付き合いに気をとられすぎるという点も挙げられます。
学校は本来、勉強をするところですが、本業かおろそかになってしまう生徒も存在します。
その結果、成績が下がってしまうのは問題です。
他にも、本来なら男女で協力すべきことでも、「男だから」「女だから」という価値観を押し付けられしまうこともあるでしょう。
メリットがあればデメリットもあるものですが、互いの良さを認め合うことができれば、メリットが大きいと言えるでしょう。

まとめ


ここまで、男子校、女子校、共学のメリットとデメリットを見ていきました。
どの学校にしても、メリットとデメリットがあることは事実です。
その両方をよく吟味したうえで、どの学校を受験するのかを選ぶことが最も大切なことなのです。
実際に通うお子さんの適正にあった学校を見つけてあげてください。

ガンバ  今村 剛