こんにちは、家庭教師のガンバ「やる気アップ隊」隊長の竹田です。
しっかり勉強をしているはずなのに、定期テストの点数が50点以下…と悩んでいませんか。
テストの成績が上がらないと「高校受験に合格できないのでは?」「勉強しても意味がない?」など、ネガティブな考えばかり頭に浮かんでしまいます。
勉強をしても成績が上がらない原因は、間違った勉強方法をしている可能性が高いです!
そこで今回は、毎回テストの点数が50点以下で悩む中学生向けに、今からでも遅くない5つの対策を紹介します。

定期テストで点数が取れない理由とは?


同じくらいの勉強時間を確保していても、テストの平均点を超える子と超えない子がいます。
1日の勉強量は同じなのに、なぜ定期テストの点数が取れないのか。
その原因は、次の3つが関係しているからです。

理解と実践力が欠けている


定期テストの点数が取れない理由で一番多いのが、「理解と実践力不足」です。
テスト前に、出題する範囲を先生が事前に教えてくれるため、どの部分を集中して勉強するべきか計画を立てられます。
しかし、数学や理科、英語などの問題は、教科書とまったく同じとは限りません!
ここで必要となるのが理解と実践です。
数学や理科など数字を求める式は、公式をしっかり理解していると、数字が違っても問題は解けます。
定期テストの点数が取れないのは、基礎部分をしっかり理解し、実践(問題を何度も解く)する力が不足しているといえます。

集中力が足りない


多くの中学校では、定期テスト3日~1週間前は部活動を停止し、テスト勉強期間を設定します。
この期間、集中して勉強できたかどうかが定期テストの点数に大きく影響します。
テスト勉強は机に座っている時間が長ければいいというわけではなく、短時間でも勉強を集中できているかが問題です。
成績がいい子は集中して勉強する力が高いため、良い結果が残せるのです。

高すぎる目標設定


次回の定期テストの点数は「80点以上を目指す」「5教科の合計が350点以上」など目標を大きくしていませんか?
例えば、定期テスト30点の子が次回80点以上を目指す場合、50点以上も点数を上げなくてはいけません。
勉強方法によって無理ではありませんが、精神的にかなりハードでしょう。
目標設定はいいことですが、高すぎると心が折れやすいので気をつけてくださいね。

中学生の定期テストの勉強法!今すぐ実践すべき5つの対策

定期テスト50点以下に悩む中学生向けに、今すぐできる5つの実践方法を紹介します。

1.勉強時間にメリハリをつける


テスト勉強をする前に、集中できる計画を立てましょう。
中学校の授業時間は50分ですが、後半はほとんど先生の話を聞かず、落書きしたりペンで遊んだりしていませんか?
勉強時間は長いほど集中力が低下するため、家庭学習をする場合は、1回30分~40分に10分休憩など、メリハリをつけるとストレスが溜まりませんよ。
また、休憩時間は何をしてもいい時間にして、自分にご褒美をあげることも大切です。
1日の勉強時間を設定し、勉強時間のセット回数を決めることをおすすめします。

2.目標は今の点数より10点アップ


高い目標はやる気を失わせるポイントのひとつ!
定期テストで50点以下なら、次回のテストは「プラス10点」など低めの目標を立てるのがおすすめです。
実は、テストの点数が低い中学生の方が、伸び率は高いのです!
目標をクリアすると気持ちも楽になり、努力が結果になったことで勉強もはかどりますよ。

3.基礎を理解する


定期テストの点数は、各教科の基礎を理解しなければ上がりません。
とくに数式を使う数学や理科は、実践だけでは定期テストの問題は解けないでしょう。
また、全体像を把握し、インプットすることも必要です。

例えば、高校受験のテスト問題でも必ず出題される歴史の年号は、暗記だけですべて覚えられるものではありません。
全体像を把握し、自分がわかりやすいように解釈することで、問題が解けます。
英語なら単語の意味と発音、理科なら生物や地学のしくみなど、基礎を理解していきましょう。

4.前回のテストの間違えを復習


定期テストの点数が取れないのは、テスト後の行動も関係しています。
テストの答案が帰ってきたら、間違った問題をもう一度解き、なぜ間違ったのかを確認しましょう。
こうして、基礎を頭に叩き込むことで、同じような問題が期末テストで出てもスラスラと答えが出てきます。
定期テストの間違えは、2週間~1ヵ月後にもう一度解き、本当に理解しているのか確認をすることをおすすめします。

5.テストのリハーサルをする


定期テストは、どんな問題が出題されるかわかりません。
基礎さえしっかり覚えていれば、問題に悩まず答えが出てくるため、テスト前にリハーサル(模擬問題)を何度も行いましょう。
例えば、体育祭の前に予行練習をするのも、本番でミスをしないためです。
定期テストも同じく本番でミスをしないために、何度も応用問題を解いて基礎知識がインプットできているか確認しましょう。

まとめ|定期テストの点数は少しずつ上げよう


定期テストの点数が50点以下でも、諦めることはありません!
勉強方法を見直すことで、50点以上を実現できます。
まずは自分がなぜ定期テストで点数が取れないのか把握して、無理のない範囲で目標設定をしましょう。
テスト勉強は友達の真似をするのもいいですが、自分に合っているとは限りません。
テストの点数は中学生だけではなく、高校や大学と同じような悩みが出てくるので、ぜひ今すぐできる5つの実践を身につけてみてくださいね。

ガンバ  竹田 一成