中学入学に向けてわくわくしている小学生は多いはずです。しかし、それと同じくらい、緊張している人もいるでしょうし、お子さんの進学を嬉しく思いつつも、勉強面で不安を抱える保護者の方もいるはずです。小学校と中学校で学習スタイルがどのように違うのか、まずはそこから考え、そのうえで適切な対策を取っていけば、中学でのつまずきを最小限におさえられます。

 

差が開きやすい中学校生活

小学校と中学校とでは環境も勉強もガラリと変わります。将来に向けての意識が明確な生徒は、早い段階から勉強に取り組みますが、その一方で小学生気分がなかなか抜けず、後になって苦労することもあるかもしれません。小学6年生の段階から中学生活の準備をしている子もいるため、中学では入学時点で大きく差が開いている場合もあります。スタートダッシュが出遅れてしまうと、そこからまたさらに差が開きやすくなるので、中学3年生になって困ることがないよう、事前にしっかり対策しておきましょう。

 

中学生の生活習慣を身につける

中学生が学校で過ごす時間は小学生のときよりも長く、部活や行事など楽しみな物事もたくさんあるでしょう。しかし、それと同じくらいに授業時間も増えてきます。小学生のころと同じように、時間を遊びに使ってしまうと勉強がおろそかになりますし、部活動などとの両立もしなければなりません。時間配分がきちんとできる力を、早い段階から身につけておかなければならないのです。

 

学習面で備えるべきこと

中学の勉強は毎日の授業を受けているだけでは足りません。周りに遅れてしまわないよう、中学生向けの勉強方法に慣れるための準備をしましょう。

 

苦手分野をなくしておく

国語や算数など、小学6年生の時点で苦手だと思っている教科はあるはずです。漢字の書き取りでいつも同じところを間違えてしまうなどといったこともあるかもしれませんが、中学に入ると覚える漢字はもっと増え、古文や漢文まで学習内容に含まれるため、漢字で手間取っているとどんどん苦手意識がふくらみ、手が付けられなくなるのです。算数でも速度の問題や、分数の正しい計算方法など多くの人がつまずく分野があります。分数や小数点がよく分かっていないと、中学の数学はさらに理解が難しくなるので、小学6年生までの学習で苦手ないところは、中学入学前にできるようにしておきましょう。

 

予習復習の習慣化

授業がどんどん進んでいく中学では、予習と復習がとても重要です。宿題ももちろん出されるので、それにプラスして自主学習をする必要があり、その日や前の日に授業で習ったことを見直し、明日の授業に備えて勉強するのです。復習は1度教わったところを忘れないようにするために大切です。また、教科書を開いて予習しておくと、翌日の授業内容がしっかり頭に入ります。しかし中学に入ってからいきなりやってみようとしても上手くいきませんので、予習復習のサイクルには、小学生のうちから少しずつ慣れておくことがポイントです。

 

教科別の準備

中学に入る前の適切な勉強方法は教科ごとに異なり、時代的な教育変化もふまえ、最適な学習環境を整える必要があります。

 

国語

小学生でも中学生でも国語の授業ではたくさんの文章に触れます。このとき読めない文字があると、最初のつまずきポイントになりがちなので、中学入学前には漢字の読み書きを完全にマスターしておくと良いでしょう。言葉や漢字の意味も理解しておけば、中学での長文読解も有利に進めやすくなります。本を読んだり辞書を引く習慣を身につけたりしながら、国語の基礎力を育てましょう。

 

数学

小学生時代の苦手な部分にはまっさきに対応しておきます。基本的な四則演算や、分数や小数点の考え方は苦手になりやすいですが必須項目です。算数や数学はどこが苦手なのか見極めることも重要になるので、分からない部分を重点的に見直しながら、小学生の算数をマスターしましょう。また、中学最初の数学の項目は小学6年生でも理解できる場合がり、予習をしたうえで中学生活をスタートさせると、勉強面での自信もつくでしょう。

 

理科

中学の理科は知識分野と計算が必要な分野があります。光や音、物の動きや地震など、身近でありながらもとっつきにくいと感じるかもしれないため、理科の好き嫌いは生徒によって分かれやすいです。日常的に身の回りの疑問点に興味を持つ子ほど、理科に熱心に取り組みやすくなるので、どうして水が沸騰するのか、なぜ音が響くのか、1つずつの関心を大事にしましょう。小学生だからこその感覚が、中学以降の理科の意欲につながっていきます。

 

社会

社会科は暗記がメインですが、日本や世界などの社会生活そのものへの関心も大事であり、ニュースや新聞に積極的に触れるようにして、家族でも意見を交わすと良いでしょう。また、このような現在の状況を深く知るために重要になるのが歴史です。単純に歴史の暗記をすることも必要ですが、なぜそうなったのかなどの背景を知りましょう。歴史マンガのような使いやすい教材もあるため、うまく活用しましょう。

 

英語

近年は英語教育に力を入れる指導方針が目立っていて、授業として習う英語の導入は小学生からに前倒しされ、昔よりレベルも上がっています。そのため小学校でも英単語をいくつも教わりますが、この復習は欠かせません。中学では覚える英単語が増えるうえに、文法や長文、スピーキングなど難易度が上がるため、小学校で習う英単語をマスターできていないと、後々の授業が苦しくなってしまうのです。そのため、1日10単語や5単語のように、少しずつからでも大丈夫なので、英単語は毎日繰り返し覚えましょう。中学の勉強で必要な復習作業の練習にもなります。中学1年生向けの初歩的なテキストを予習しておくと、もうワンステップ先に進めます。

 

中学入学に向けた効果的な対策

中学での勉強に備えるためには心構えも重要であり、モチベーションを高め、気持ちを維持しながら効率的に勉強しましょう。

 

自分のことは自分でやる

小学生はおうちの人に勉強や生活の指示を出されることも多いですが、中学では親に言われる前に自分でやろうとする気持ちが必要になります。勉強しなさいと言われる前に、宿題はもちろんのこと予習や復習に取りかかりましょう。早く寝なさいと言われる前に、自分で時間を管理して生活リズムを整えます。自分のことは自分でやる習慣は中学生になる前の大事な準備で、これができるようになると、勉強のための計画も自分で立てられるようになります。

 

個別塾や家庭教師の利用

自発的な取り組みで勉強へのモチベーションが高まっても不安は残るかもしれません。中学に入るとどの教科もどんどんレベルが上がっていくので、最初はきちんとついていけても、徐々に難しくなることもあるでしょう。分からないことを自分で考えるのは大切なことですが、理解を高めるためには、適切な指導も必要になります。たとえば家庭教師に勉強を見てもらったり、個別塾を利用したりするのも効果的な方法でしょう。苦手意識を抱く前に疑問点を解消しておけば、その後もスムーズに勉強が進みます。

 

家庭教師は1対1の指導方式なので個人の苦手な部分を見極めやすいのがメリットです。勉強方法など細かいアドバイスも期待できますし、中学入学前の準備段階から家庭教師や個別塾の指導を受けておくと基礎力も上がりやすいです。英語のように1人では取り組みづらい教科もしっかりとサポートできます。


 

まとめ

小学6年生が中学入学に向けてやるべき準備を解説しました。小学校とは異なる面も多くなりますが、内容はご理解いただけたでしょうか。はじめてのことに不安を抱くのは誰でも同じです。家庭教師、個別塾をはじめとする学習指導のプロの協力も検討してみても良いでしょう。成績アップだけではなく、精神的な支えとしての効果も期待できます。

 

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家庭教師のガンバ  今村 剛