学年が上がっていくにつれて、学習のステップも上がっていきます。

家庭学習も必要になってくるため、勉強不足に不安を感じることもあるでしょう。

机に向かうところまではできても、集中力が続かず困ってしまうこともありますよね。

家庭学習は毎日コツコツと続けていくことが大切です。

集中力を高めながら、自宅での勉強習慣を身につける方法を考えましょう。

家庭学習で集中力を持続させるには

家庭学習で悩みを抱えている生徒や保護者の方は多いです。

集中力を持続させるためのコツをつかめば、自宅での勉強を有意義な時間にできます。

部屋のレイアウトで集中力が変わる?!

日ごろからスケジュール管理を行う

中学生や高校生になるとテスト前の試験対策が不可欠になります。

しかしテスト前だけではなく、常に勉強スケジュールを生活に組み込んでおきましょう。

小学生の早いうちから家庭学習に慣れておくと、高学年以降が楽になります。

今日は国語、明日は数学と、自分で計画を立てる練習にもなるはずです。

学習スパンを区切る

毎日コツコツ勉強を続けることは重要ですが、時間配分には要注意です。

いきなり3時間みっちり勉強しようとしてもうまくいきません。

15分や20分の短いサイクルで時間を区切り、教科ごとにタイムスケジュールを立てます。

人の集中力の持続時間を考えても、短いスパンであることは有効な方法です。

生活のメリハリをつける

学校から帰ってくきたらのんびりしたくなるのは当然です。

そのため帰宅後は意識的にメリハリのある行動をとる必要があります。

「帰ってきて手を洗ったら机に向かう」と決めておくのも効果的です。

「ゴハンを食べてお風呂から上がったら勉強する」などと細かくルールづけしましょう。

「手を洗ったら」「お風呂から出たら」と条件付けしておくことで、習慣化しやすくなります。

家庭学習を習慣化させるコツ

1日だけ集中力が持続しても勉強の面では効果が上がりにくいです。

長期的に学習できるようにするための工夫と対策を施しましょう。

できるところからやる

勉強を含めて何事も無理は禁物です。

根を詰めすぎると途中で体力の限界を迎えたり、かえってやる気が低下したりします。

自分のレベルの見きわめも大切でしょう。

レベル1の段階でレベル5の問題に挑戦しても、ほとんどの場合で失敗します。

これは小学生から大人まで誰にでも言えることです。

目標をあまりにも高くしすぎると、うまくいかなかったときの挫折感が強くなります。

失敗した自分という記憶が強く残り、その後の努力に支障も出やすくなるでしょう。

まずは得意な分野の勉強からはじめると、家庭学習のハードルが下がります。

徐々にステップアップすることこそ、最も効率の良い勉強方法なのです。

好奇心を持つ

勉強の集中力が続かないのは、単純に勉強がつまらないからです。

多くの子供は楽しいゲームならいつまででもプレイできます。

好きな漫画なら何時間でも読み続けていられるはずです。

どうやったらクリアできるか、物語の展開はどうなるのか、それ自体に興味があるのです。

勉強ができる生徒の多くは、もっと知りたいという意欲が高い傾向にあります。

自分で何かを疑問に思うことが第一歩なので、できる限り掘り下げていきましょう。

だらけてしまわないための対策方法

集中力を持続させるための行動を試してみても、なかなかうまくいかないこともあります。

人によって原因も違うので、問題点を探りながら解決策を考えましょう。

室内の整理整頓

室内が散らかっていると無意識のうちに集中力の妨げになっています。

色々な物があちこちにある状態なので、顔を上げた瞬間など自動的に視界に入ってきます。

興味のない物だとしても、視覚は勝手に情報としてとらえるでしょう。

勉強に向けておきたい注意力が、漫画やリモコンなどを見るたびに途切れてしまうのです。

そのため室内の整理整頓は欠かさずしておきましょう。

余計な物が目に入らないようにしておくだけでも、頭を勉強モードに切り替えられます。

デジタルデバイスを遠ざける

とても便利なスマートフォンは、現代の生活必需品とも言えます。

様々なことをスマホ1つでできますが、いくつかのデメリットがあるのも事実です。

集中力の低下や注意力散漫はその代表格でしょう。

用もないのについスマホを手に取ってしまった経験は誰にでもあります。

通知音が鳴るたびに意識がスマホに向いてしまうことも多いはずです。

これらを繰り返しているうちに、いつの間にか勉強を中断しているかもしれません。

スマホの通知は切っておくか、最低限サイレント状態にしておきましょう。

最もおすすめなのは机の引き出しに入れてしまうことです。

目につく回数が減ればその分、スマホを手に取りたくなる衝動も抑えられます。

これはスマホだけではなく、ゲーム機なども同様です。

必要がなければパソコンもシャットダウンしておくとよいでしょう。

便利で楽しい道具はなるべく遠ざけておくのが勉強中のコツです。

気分転換をする

がんばろうとする意志力だけで集中力は続きません。

疲れすぎてしまうと逆効果なので、ストレッチなどで身体的にリフレッシュしましょう。

あまりにも眠気が強ければ、思いきって仮眠を取ります。

人にもよりますが、5分から10分程度の短い時間が適しているケースが多いです。

短時間の睡眠によって頭が切り替わるので、すっきりした状態で勉強を再開できます。

おやつ休憩をはさんだり、コーヒーを飲んだりするのも効果的です。

勉強する部屋の場所を変えてみると、気分がガラリと変えやすくなります。

自分の部屋だけではなく、家族のいるリビングも必要に応じて利用しましょう。

物理的に姿勢を正す

座り方からしてだらけてしまっている場合、勉強は長く続きません。

背筋を伸ばして胸を張った正しい姿勢は、学習時にも必要な状態なのです。

腹筋に力が入らず猫背の状態が続いていると、身体的な負荷もかかります。

精神的なやる気の低下に加え、体の痛みや違和感などがあると余計に気が散るでしょう。

椅子には深く腰掛け、背筋の伸びた正しい姿勢で机に向かうのがベストです。

どうしても座っているとやりにくければ、立って学習するのも効果的です。

専用のスタンディングデスクがなくても立った姿勢での勉強はできます。

机の上にミニテーブルや段ボールを乗せれば手軽な代用品となるでしょう。

座っているときに比べ、眠気も感じにくくなるはずです。

鏡を置く

勉強机の前で座っている位置から、よく見える場所に鏡を置くのも1つの手段です。

家庭学習が上手くいかない原因のうち、人の目がないことは重要なポイントです。

自分のペースで学習をすすめられる反面、なまけても注意されない環境ができあがります。

常に見える位置に鏡を置いておくと、姿勢が崩れていればすぐに気づくはずです。

勉強をサボってしまっている自分と目が合えば、心理的にも程よい圧力になります。

プライベート空間で疑似的に人の目をつくり出すことでなまけ防止になるでしょう。

家庭学習のプロから指導を受けるメリット

自宅にいながら塾や学校のような学習指導を受ける方法に家庭教師があります。

自分のペースで柔軟に勉強できるメリットはもちろんそのままです。

一方で人の目がないことによってだらけてしまうというデメリットは防げます。

マンツーマンの程よい緊張感の中、個人に合わせた柔軟なプランで勉強できるでしょう。

集団での学習指導とは異なり、重点的な苦手分野の克服も目指せます。

自宅で集中力を保ちながら勉強をすすめたい場合、価値のある選択肢の1つです。

まとめ

家庭学習で集中力を持続させるコツを解説しました。

頭では分かっていても、なかなか実践できていない部分が思い当たるあるかもしれません。

集中力低下防止のためのコツもありますが、参考になったでしょうか。

自分の力だけでがんばることは大切です。

しかし必要に応じて人の手も借りてみましょう。

家庭教師の指導を受けてみると、学習効率が上がる可能性も高まります。

ガンバ  今村 剛

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