新中学1年生にとっての4月は、期待と不安が入り混じる時期です。

友達はできるだろうかと、緊張している人も多いでしょう。

部活は何に入ろうかと、楽しみがたくさんある人もいるはずです。

中学では勉強面でも小学校とは大きく違います。

元々勉強が得意な人は、予習を毎日たくさんしているかもしれません。

小学校から勉強が苦手だった人は、より一層不安になることもありますよね。

様々な変化をむかえる中学校について、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

きちんと心構えができていれば、勉強も行事も楽しくできるようになります。

 

学習環境の大きな変化

中学での学習は小学校とは大きく違います。

授業について行ける子と行けない子で、スタートの頃から少しずつ分かれていきます。

 

学習量の増加

中学では小学生の頃よりたくさんのことを教わります。

科目が増えるだけではなく、全体的な量が大幅に増えるのです。

毎日たくさんの宿題が出されるのは当たり前になるでしょう。

授業も宿題も難易度は高まり、自主学習が不可欠になります。

学校の授業にきちんとついていくには予習が必要です。

習ったことを忘れないように復習も欠かせません。

真剣に授業を受けるのはもちろんのこと、自宅での学習習慣が大切になります。

自分で計画を立てながら、勉強スタイルを確立しなければなりません。

 

定期テストの実施

小学校でも単元ごとのテストはあります。

しかし中学の定期テストは範囲が広く、難易度も高いです。

そのため毎日の勉強とテスト対策がなければ良い点数は取れません。

中間テストと期末テストを定期的にクリアしていかないと、成績にも影響します。

それぞれの定期テストの結果は内申点も左右することになります。

志望校に合格するには、できる限り内申点を高めておくことも重要です。

1年生で最初の定期テストだからといって、甘く見てはいけません。

すでに受験とつながっているのだと自覚し、きちんと対策してテストに臨みましょう。

返却されたテストについても、ただ点数を見ただけで終わりにしてはいけません。

間違えた個所を重点的に見直し、同じ間違いをしないようにするのです。

テストは受験対策の土台をつくる最適な教材でもあります。

対策と復習のサイクルを繰り返していけば、3年生になるころには実力が伸びているでしょう。

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小学校と中学校の環境の違い

小学校では担任の先生が全ての教科を受け持っています。

朝登校してきたときから、下校までの多くの時間を一緒に過ごすことになります。

そのため勉強面でも生活面でも、困ったことがあれば担任の先生に相談できたはずです。

中学生にも担任の先生はいますが、指導担当者は教科ごとに分かれています。

国語や数学だけではなく、体育や家庭科などもバラバラです。

先生ごとに方針や生徒との接し方が違うので、はじめのうちは戸惑うかもしれません。

変わるのは先生とのかかわりだけでなく、生徒間でも同様です。

中学に上がっても小学校からの顔なじみは何人もいるでしょう。

しかし中学にはいくつかの小学校から生徒が集まってきます。

人が多くなればその分、いろいろな子に出会うことになるはずです。

とても仲良くなれる子がいる一方で、相性の合わない子がいる場合もあります。

このほかにも部活と勉強の両立や、最近はSNS上での付き合いも重要です。

1日のうちにやることが多く、スケジュール管理能力も求められます。

学習面の変化だけでもついていくのが大変なのに、疲れてしまうこともあるでしょう。

なんでも相談できる担任の先生がいない分、ストレスを発散できる物や場所が必要です。

 

中学1年生のための学習対策

中1ならまだ、勉強には本腰を入れなくても大丈夫だと思うかもしれません。

しかし中学に入ったばかりの最初のころこそ、その後の学習を左右する時期になります。

 

地道な学習が1番効率的

1晩で暗記したものは数日もすればすっかり忘れてしまいます。

同じように一気に詰め込んだ学習は、定着が難しいので長く覚えていられません。

そのため勉強するときの1番の近道は、地道に努力を重ねることです。

特に英語や算数・数学については、小学校時代の復習をしたうえで中学の基礎を身につけましょう。

理科や社会などの暗記が多い教科とは違い、数学は積み重ねの教科です。

土台がしっかりしていないと、2年3年と進むにつれて理解できなくなってしまいます。

英語でも基本の単語や動詞の使い方が全体にかかわります。

最初の部分でつまずくことがないよう、毎日コツコツ学習を続けることが大切です。

 

英語の基礎を固める工夫

小学校からの英語必修化となり、基本的な単語は中学でマスターしておく必要があります。

もしもまだ覚えきれていない単語があったら、何度も復習しておきましょう。

小学校では曜日などの必須単語を教わるので、中学英語でももちろんたくさん出てきます。

見たことがあっても覚えきれていないと、質問を理解するのも苦労してしまうはずです。

読み書きはもちろんのこと、発音も含めて定着させなければなりません。

動詞や文法的な語順も基礎部分はしっかり復習しましょう。

自分にとって使いやすいテキストを持っておくと、学習を進めやすくなります。

 

数学を得意にするための工夫

数学を苦手だと感じてしまう人の場合、基礎ができていないことがほとんどです。

四則演算は小学校の算数の基本ですが、意外とマスターできていないこともあります。

ここでつまずくと新しい分野に影響するので、正しい計算方法を覚えましょう。

同様に分数の問題や、割合の計算方法も重要です。

中学でスタートダッシュを切るためにも、理解しきれていない部分を固めます。

小学校の算数ができていれば、中学の最初の正負の数にも挑戦しやすいです。

簡単に解けるようになると自信にもつながるので、数学を得意分野にもできるはずです。

 

家庭教師に勉強を見てもらうメリット

基礎の定着が重要だと分かっていても、その先の解決方法に行きつかないことがあります。

人によっては何が分からないのか分からないという状況におちいることもあるでしょう。

できない原因が分からなければ、対処のしようがありません。

学校の先生に聞くこともできますが、教科担任制の場合は先生との相性もあります。

クラスメイトの基礎の質問をするのが恥ずかしいと感じることもあるはずです。

家庭教師なら自宅でのマンツーマン指導なので、周りの目が気になりません。

個別指導のさらなるメリットは、生徒のレベルに合わせられることです。

基礎部分や、小学生の学習範囲でも、丁寧な指導を受けられます。

1年生は中学に上がったばかりでストレスが多い時期でもあります。

細やかなサポートができる家庭教師だからこそ、心にゆとりも生まれるでしょう。

まとめ

新中学1年生が直面する小学校と中学校の違いについて紹介しました。

人によってベストな対策方法は異なりますが、地道な学習のメリットは共通しています。

毎日勉強に取り組みながら、中学生活に慣れていきましょう。

家庭教師なら普段の勉強の補助はもちろんのこと、定期テスト対策の指導もできます。

受験までの3年間を、少しでも有利な状態ではじめることにつながるでしょう。

学習面での余裕が生まれれば、新しい生活にもだんだんとゆとりが出てくるはずです。

心のゆとりは勉強への集中力アップに効果があるため、様々なメリットを生み出します。

中学生のための家庭教師

ガンバ   今村 剛