子供が、中学生になるとスマートフォンを持ちたいと言い出すことが多くなっています。安全面などを考慮すると、持たせたほうが良いのかもしれませんが、経済的には大きな負担になります。

中学生にスマホを持たせる場合、月にどのくらいのお金がかかるのか、料金を安く抑えるにはどのようにしたら良いのか、中学生のスマホについて見ていきます。

中学生にスマホ、機種や制限など知っておくべきこと

中学生にスマホを持たせる時に、どのような機種が良いのでしょうか?端末は、携帯会社によって変わってきますがiPhoneよりもAdroidの機種の方が断然コストが安いので子供に持たせるならAndroidのスマホがおすすめです。

安くすませたいと思うなら、端末も一番安いものを選べば良いでしょう。携帯会社のキャンペーンなどを利用するのもお得です。しかし、安い機種はやはり機能の面であまり期待できない場合もあります。容量が少ないためにアプリをあまりダウンロードできない、処理速度が遅いなどが考えられます。

子供が、スマホでどのようなことをしたいか、親はどのようなことをさせたいか・させたくないかをよく話し合い機種を選ぶようにしましょう。

子供にスマホを持たせる前に親が注意しておくことのひとつに、制限をかけておくということが挙げられます。

成人向け動画の閲覧が出来ないような設定や、アプリのインストールができないようにすることができます。ほかにも、アプリ内で課金をするのを防ぐ機能もあります。

スマホでゲームをする子供も多くいますが、ゲームをしていて知らないうちに課金されていて、請求額がとても高くなってしまったというのはよく耳にします。子供も、自分では気付いてないところで、課金されていることもあります。

iPhoneは、本体の設定をすることで制限をかけられますし、Androidの場合は専用のアプリをインストールすることで設定できます。無料のものと有料のものがあります。

ただ、制限をかけたとしても完璧に防げるわけではありません。インターネットには、制限の解除の方法などが簡単に見つかります。中学生ともなると、自分で調べて制限を解除してしまうことも考えられます。

データ通信も量を制限することができます。動画を観る、音楽を聴くなどが多くなると思いますが、知らず知らずのうちに大量のデータ通信をおこなって料金が高くなることがあります。データ通信の制限を設定しておくと、一定量になったあとは高速通信ができなくなります。

もし、必要であれば追加で増やすこともできますが料金がかかります。家でインターネット通信があれば、それを使えるので、動画や音楽は家にいる時だけというルールを決めておくのも良いでしょう。

料金のことだけでなく、使用については各家庭で事前に話し合いルールを決めるようにしましょう。例えば、宿題は終わらせてからスマホを触る、ご飯のときには部屋に置いておく、夜遅くまで使用しないなどです。

中学生は、素直に親に従う年齢ではないかもしれませんが、何も決めないでおくと、勉強に影響が出たり、トラブルに巻き込まれたりと問題が起こる可能性もあります。

最低限の守ってほしいルールは決めておいて、もしルールをやぶった時にはスマホを使えないようにするなど、ペナルティを設けるのもひとつの方法です。

実際に、中学時代にスマホで遊んでばかりいて、受験の勉強に影響が出たという例もたくさんあります。スマホで常に何かを見ているので、スマホ以外に何をして良いのか分らないと言う子供もいます。

本を読む、どこかへ出かける、など親からもスマホ以外の楽しみを一緒に共有できるように提案するのも大切かもしれません。

中学生のスマホ使用料金の平均とは?

中学生のスマホ使用料金の月額平均は約6,000円です。年間では72,000円となり、親にとっては大きな負担となります。金銭的な面からも、中学生の子供にはまだスマホは持たせないという家庭も多くあります。

最初に端末を買うときには、格安携帯や古いものなどを選ぶことで安く抑えることはできますが、使用料は持っている限りずっとかかるものです。

料金プランは各社それぞれ異なりますが、学生向けのプランに入るのが一番安くなります。また、大手通信会社と格安携帯会社でも差があります。

格安携帯会社の場合には料金は安くなりますが、データ使用量が少ない、速度が遅いなどのデメリットもあるので、家庭のルールや使い方で選びましょう。

月額料金を安くするためのおすすめポイント

もし、子供にスマホを持たせる場合、月額料金はどのくらいになるのでしょうか?また、どうすれば節約できるか気になるところです。

学生には、学割のように学生向けプランが各社から出ています。大手通信会社では、およそ月額5,000円程度となっています。大人よりは安いといっても、金銭的に大きな負担となります。一方、格安携帯電話は月に1,000円ほどから使えるものもあります。

各社には、さまざまな特徴があります。月額が安い格安携帯会社の場合、端末の料金が高めになっていて、2万円ほどとなっています。最初に購入費用はかかりますが、長く使うことを考えるとこちらを選ぶほうがお得になると言えます。

また、中学生は通話機能はほとんど使用しないはずです。友達同士の連絡は、LINEなどのアプリでやりとりすることがほとんどです。通話が無料でできるアプリもあるので、通話をする時にはそれらを利用すれば良いでしょう。

携帯電話会社は、電話を多くしても料金が変わらないかけ放題のプランをすすめる場合がありますが、加入する必要はありません。その分、料金が安くなります。

データ通信のプランもいくつか選べますが、一番安いものでも充分でしょう。データ通信量が少ないですが、ゲームのやりすぎなどを防ぐことができます。

また、機種を買うときも、旧モデルのものなら安くすみます。最新のものでなくても、機能は充分です。購入のポイントをおさえて、なるべく負担にならないようにしましょう。

まとめ

中学生になると、周りの友達の影響も大きくなり、スマホを持ち始める子供が多くいます。親にとっては、家計の負担や、トラブルの心配などもありなるべく持たせたくないものかもしれません。

ゲームやインターネットのやりすぎは、視力が悪くなる、勉強の妨げになるなど問題があります。防ぐためにも、親がルールを決めて、制限をかけることも重要です。

デメリットばかりが目立ってしまいますが、スマホを持つことで連絡が取りやすくなる、コミュニケーションの道具としても使えるなど良い面もあります。

家庭でルールを決めて、上手に利用していきたいものです。経済的な負担も大きくなりますが、格安プランを利用する、必要のないものは解約するなどの工夫で安く抑えることも可能です。是非、お子さんや家族と話し合い、検討してみてください。