「不登校」とひとことで言っても、きっかけは些細なことだったり、いじめのような深刻な問題のこともあります。原因も「本人」だけでなく「学校生活」や「家庭」の事情だったり、いろいろな要因が考えられます。
そして同じ不登校でも、お子さんの状態によって4つの時期に分けられると言われています。
一般的には休息期を過ぎた頃が学習開始の目安だといわれています。
それは、子ども自身の中で再登校や進学への精神的な準備ができてくるからです。
家庭教師のガンバでは、「この時期」から教えるという明確な基準は作っていません。
ただ、勉強の遅れが大きくなるほど、お子さんやご家庭の不安や心配も膨らんでくると思いますので、「今、勉強が必要かも」とご家庭の方やお子さんが思われた時点で、遠慮なくご相談ください。
家庭教師のガンバで教えている生徒さんも時期にはこだわらず、お子さんの状況に合わせて、目標から具体的な勉強法まで、ご家庭の方と相談しながら勉強を進めています。
不登校のお子さんにとって、学校の「授業」や「勉強」はいくつかある壁の中のひとつです。私たちはお子さんが前進していく上で、「勉強面」を自信を持ってサポートしていきたいと思います。
ただ、いきなり授業のわからない部分を数えるのではなく、段階を踏んでいくことが大切になってきます。
「勉強しよう」と思った時に躊躇してしまう理由として、
1.勉強のやり方が分からない
2.前にやった勉強の内容を忘れてしまった
3.長い間、字も書いていない
などが挙げられます。そんな勉強以前の状態にあるお子さんがほとんどなのです。
家庭教師のガンバでは、そんなお子さんに、焦らずゆっくり、そして根気強く教えていきます。
そして、お子さんの状況(段階)に合わせて、勉強方法を変えていきます。
少しずつの変化の積み重ねが後々の大きな進歩につながるので、お子さんの自主性を伸ばしながら、
「今からでも勉強は間に合う!」
「勉強って楽しい!」
「自分でもできる!」
と自信を持ってもらい、やる気を引き出していきます。
不登校のお子さんには、いろいろな面からのサポートを試みながら、お子さんに合った最善のやり方、前進できるやり方を見つけ、次への選択肢が広がることを、目指しています。
「学校に行っていない」ということだけで、将来への選択肢が狭まることは、本当にもったいないことだと思います。
そこで!
私たち家庭教師のガンバができるサポートの内容を簡単にご紹介します。
・お子さんの性格に合わせたピッタリの家庭教師のご紹介
・わからないところは「わからない」と言いやすい関係づくり
・何度でも聞ける関係づくり
・お子さんの話をしっかりと受け止める
・何でも相談できる時間を作る
・毎週の指導で生活リズムを少しずつでも整える…など
家庭教師のガンバでは、“指導カルテ”で事前にご家庭の状況とお子さんの状況や希望をしっかり把握した上で、「不登校」のお子さんに接する際の気配りなどの家庭教師研修を徹底しています。
※参考までに
「不登校を克服した親の会」の林礼子さんは、ご自身や多くのご家庭の相談を受けてこられた経験から、不登校の子どもには大学生に訪問してもらうのが良い、と著書の中で書かれています。
・「わからない」は分かるところまで戻って根気強く教える
・お子さんと一緒に計画を立てながら自主性を養う
・宿題の量を調整しながら、無理なく確実なペースをつくる
・少しでも前進した部分を褒めながら、やる気と自信を引き出す
・指導時間は午後だけに限らず、フレキシブルに対応できる
この他にも、毎月の『指導報告書』でお子さんの成長を確認しながら、ご家庭からのご要望も随時取り入れ、お子さんのサポートをしていきます。
・ご家庭のご要望があれば、スタッフが家庭訪問を行っています。
・お子さんと一緒に課外授業として出かけることもできます。
・高校・フリースクールなどの情報を提供します。
・模試を利用して、家にいながら学力の習熟度がわかります。(自宅で受けられる模試も用意してあります。)
ここに書かれていない内容でも、ご家庭のご要望に合わせて、担当の家庭教師はもちろん、家庭教師のガンバスタッフも一丸となって、お子さんを支えていきたいと思います。
私たちの28年の経験からお伝えしたいこと
不登校のお子さんがいらっしゃるご家庭では、「とりあえず、学校に行ってほしい…」「学校に行ってくれるだけで安心」とおっしゃられることが多いのですが、お子さんが学校に行っていない間も授業は進んでしまいます。
学校に行けない理由の中には「勉強がわからないから行きたくない」というお子さんも少なくありません。また、お子さんが勇気を出してなんとか学校に行ったとしても、授業が全くわからなくなっていて、また学校に行かなくなる…ということもあります。
ガンバでは、そのような状況をしっかりと理解し、把握した上で、お子さんのほんの少しの勇気を後押しできるよう、精神面だけでなく勉強面のサポートをしていきたいと考えています。