現代において、スマートフォン(スマホ)の利用は生活の一部となっており、特に中学生の間でもスマホを持つことが一般的になりつつあります。しかし、スマホの利用に関しては、親として適切なルールを設けることが重要です。この記事では、中学生にスマホを持たせる際に気をつけるべきポイントやルールの設定方法について解説します。

 

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中学生のスマホ所持率と現状

まず、現状の中学生のスマホ所持率を把握しておくことが重要です。2020年の総務省の調査によると、中学生のスマホ所持率は約70%に達しているとのことです。この数字は年々増加しており、スマホが生活の中で必要不可欠なものとなっていることを示しています。特に、学校での友達とのコミュニケーションや学習サポートとして、スマホを使用するケースが増えているのが現状です。

スマホ利用に関するリスクと注意点

スマホを利用することで、情報へのアクセスが容易になる一方で、インターネット上のリスクにもさらされることがあります。たとえば、SNSによるトラブルや不適切なサイトへのアクセス、さらにはオンラインゲームへの過度な依存などが挙げられます。これらのリスクを最小限に抑えるためにも、スマホを利用する際のルール設定が絶対に必要だと感じます。

スマホ依存を防ぐためのルール作り

スマホ依存や過度な使用を防ぐためには、ルール設定が不可欠です。しかし、単に「使ってはいけない」と禁止するのではなく、適切な理由を説明し、子どもが納得する形でルールを設定することが重要です。以下のポイントを参考に、スマホ利用のルールを設けてはいかがでしょうか?

  1. 利用時間を制限する
    • 例えば、平日は1日2時間まで、夜の9時以降はスマホを使用しない、などの具体的な時間制限を設けることが効果的です。この際、子ども自身に時間管理の責任を持たせることも大切です。
  2. 場所を決める
    • スマホを使って良い場所を決めることも有効です。例えば、寝室での使用は禁止し、リビングでのみ使用を許可するなどのルールを設けると、家庭内でのトラブルを防げます。
  3. SNSの使い方を指導する
    • SNSを使う際には、どのような投稿がリスクを伴うか、誰に何を共有するべきかを具体的に教えましょう。また、プライバシー設定やアカウントの管理についても説明し、悪用されないようにすることが大切です。
  4. フィルタリング機能を活用する
    • 親がスマホにフィルタリング機能を設定することも有効です。これにより、お子さんが不適切なサイトにアクセスすることを防げます。フィルタリング機能を利用することで、安心してスマホを使用させることができます。

ルール設定の際のコミュニケーション

ルールを決める際には、お子さんと十分なコミュニケーションを取ることが必要です。一方的にルールを押し付けるのではなく、お子さんの意見も尊重しながら話し合い、納得した上でルールを設けるのが理想です。

例えば、「夜の9時以降にスマホを使うと睡眠不足になる」という具体的な理由を説明し、なぜそのルールが必要なのかを理解してもらうことで、お子さんもルールを守りやすくなります。また、ルールを守れた場合には褒めるなど、ポジティブなフィードバックを与えることで、お子さんの意欲を高めることができます。

スマホを利用するメリット

スマホを持たせることにはリスクだけでなく、もちろん多くのメリットもあります。例えば、緊急時の連絡手段としての役割や、勉強のサポートとしても活用できるため、上手に使えば非常に便利です。以下の点でスマホが役立ちます。

  • 学習アプリの活用 スマホには、多くの学習アプリがあり、これらを利用することで勉強をサポートできます。例えば、単語帳アプリや問題集アプリなどを利用すれば、通学時間や休憩時間を使って効率よく学習できます。
  • 調べものができる 授業で分からなかったことをすぐに調べたり、辞書として活用するなど、スマホは学習のサポートツールとしても非常に有効です。

親も守るべきルールを意識する

スマホのルールはお子さんにだけ適用されるものではありません。親自身も、スマホを使い過ぎないように注意し、お子さんに「自分もルールを守っている」という姿勢を見せることが重要です。親が模範を示すことで、お子さんもそのルールを守る意識が高まります。

例えば、食事中にスマホを使わない、お子さんが話しかけた時にスマホを見ないなど、小さなルールを親自身も守ることで、お子さんに対する良い影響を与えることができます。

スマホ利用のルールを継続的に見直す

ルールは一度設定したら終わりではありません。お子さんの成長や状況の変化に応じて、ルールを定期的に見直し、必要に応じて変更していくことが大切です。例えば、学年が上がるにつれて、スマホを使う時間を少し増やす、もしくは自主性に任せる部分を増やすなどの工夫があってもいいと思います。

 

まとめ

中学生にスマホを持たせる際には、しっかりとしたルール設定が必要です。時間や場所、SNSの使い方など、具体的なルールを決めてお子さんと共有し、適切にスマホを活用できるようサポートしましょう。また、お子さんとのコミュニケーションを大切にし、納得してもらうことで、スマホを有効に使う環境を作ることができます。

スマホは便利なツールであり、適切に使えばお子さんの成長に役立つものなので、しっかりとしたルールと指導で、安全で有効なスマホの利用をできるようにしましょう。

家庭教師のガンバ  今村 剛

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