ごあいさつ

お世話になっております。家庭教師のガンバ代表の今村です。

暑い季節になってきました。みなさん熱中症対策はしっかり意識しましょうね!

さて、今回はご報告があります。

このニュースレターですが、かれこれ10年以上続けてきました。情報発信の場として毎回作ってきたのですが、今回から郵送ではなくウェブに上げていくことにしました。時代の流れを見ていくと紙媒体で送るよりデジタルで送った方が何かと便利かなと思ったので。

また他にもニュースレター以外に、LINEで模擬試験の情報を送ったり、わからない問題の質問を受け付けたり、そして今年からオンライン週末教室を行ったりしています。

みなさんに喜んで頂けるようなサービスを提供できるよう頑張っているので、ぜひご利用頂けると嬉しいです。

ということで、これからもよろしくお願い致します!

代表 今村 剛

【第63回】お子さんの「呼吸」を観察していますか?

保護者のみな様へ

私たちガンバでは、コーチングのプロ(国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ)であり、元札幌国際大学非常勤講師石川尚子先生(株式会社ゆめかな・代表)のご協力を得て、『子どもの本気を引き出すコミュニケーション』を主なテーマとして2か月に1度、会員の方向けにメルマガを執筆して頂いています。

今回、メルマガの第63回目となる原稿が石川先生から届きましたので、保護者のみな様にお届けさせて頂きます。このメルマガ講座では、石川先生の豊富な経験をもとに「より具体的で」「よりわかりやすい」事例をピックアップしていただき、コーチングのスキルを活かした、お子さんとの“効果的なコミュニケーションの取り方”を解説して頂きます。

今回のテーマはお子さんの「呼吸」を観察していますか?』です。

お子さんのやる気を引き出すために、日常会話の中でとてもお役に立てる内容だと思います。ぜひご参考になさってください。

※石川先生は現在、経営者、起業家、管理職、営業職へのパーソナル・コーチングを行う傍ら、『子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション』などをテーマに小中学校のPTAや学校の先生方にも研修講師としてご活躍中です。

※石川先生に関する詳しいプロフィールやご執筆されている書籍等は、『株式会社ゆめかな』のHP(http://www.b-coach.jp/)をご覧ください。

お子さんの「呼吸」を観察していますか?

 しだいに暑くなってきましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

新年度がスタートして2ヶ月、「年度始めはやる気だったのに、最近またダレてきたみたいです」、「そろそろテスト勉強もしてほしいけれど、相変わらずマイペースな子どもにイライラします」といったお声が聞こえてくる時期でもあります。

そんな時に、「なるほど!」と考えさせられる事例が届きましたので、そのお話から共有させていただきます。

「前のめり」をやめてみた

 この春から、コーチング講座に参加されているSさんは中学校の先生です。自発的に勉強しようとしない生徒に日頃からイライラ。なんとか前向きな気持ちを引き出そうとコーチングを学習し実践されています。

「先日の講座で、前のめり気味に人の話を聴いていた自分に気づきました。昨日、今日と生徒の話を聴く時に『前のめり』を控えてみました。いつもは『よーし!聴くぞ!やる気を引き出すぞ!』という気持ちで、『うんうん!それで?』、『で?勉強は?どうなの?』とかなり前のめり。冷静に考えたら、かなり『うざいのでは?』と思いました。

それをやめてみました。そもそも話していたのは、少し気持ちが落ちていた生徒。前向きな印象は感じられません。そこで、あいづちもゆっくり、返事もいつもより小さな声で、気持ちも焦らず。『大丈夫、答えは相手が持っているよ。主役は相手だよ。私じゃないよ』という気持ちで。

落ち着いたペースで向き合っていると、話をしていた生徒が自分のペースで語り始め、15分後、「さ、勉強しますね!」と自分で言い出しました。思わず、『え〜?!何それ〜?!』と、また前のめりになってしまいそうでした。というわけで、自分の聴き方に気づき、前のめりを控えるのは効果的だなと感じたしだいです」。なかなか興味深い実践報告でした。

ペーシングの効果

 「相手が話を聴いてくれないなぁ」、「なんかギクシャクしているなぁ」と感じる時は、ペーシングがうまくいっていないことがあります。ペーシングとは、相手とペースを合わせることです。相手の話すスピードや声の大きさ、トーンに合わせて、同じスピード、大きさ、トーンであいづちを打ったり言葉をかけたりします。相手の様子を観察しながら、相手と呼吸を合わせる気持ちで向かい合います。

ペースが合っている相手とは「話しやすい」と人は感じます。そうすると、自ずと相手も落ち着いて考えられるようになります。こちらが勝手に焦ってけしかけようとしても、うまくいかないものです。もちろん、相手が前のめりで「ねえ!聴いて!聴いて!」と言っている時は、こちらも前のめりのペーシングをしてあげると効果的です。

呼吸を観察する

 とはいえ、相手が焦っている時、不安に駆られている時のペーシングは、焦りや不安を助長することがあります。こちらは落ち着いた呼吸で静かにあいづちを打っていきます。こんな事例もあります。

中学校に入って初めての定期テストが不安だと言うお子さんの話を、ゆっくり丁寧に聴いたお母さんの実践です。「大丈夫だよ。何でも聴くよ」という気持ちで向き合って、ゆっくり呼吸をしながら聴いていきました。「何が一番不安なの?」、「他にどんな気持ちがある?」と問いかけて、気持ちを受けとっていきました。すると、お子さんもしだいに落ち着いてきました。自分から「勉強しておけば不安になることはないよね」と言って、テスト勉強を始めたそうです。呼吸は伝染するようにも思います。

日頃、どんな呼吸でお子さんと向き合っていらっしゃいますか。お子さんがどんなペースで呼吸をしているのかご存知ですか。呼吸を観察し、呼吸を合わせることから始めると、安心感が生まれ、自然と前向きなコミュニケーションに向かいやすくなるでしょう。

※この記事の内容に関するご質問等はガンバまでお願い致します

 

読書感想文が苦手な子必見!誰でもうまく行く書き方

夏休みなどの長期休みの際に必ず宿題、それが読書感想文です。

苦手にしている子も多いのではないでしょうか。

人は文章を読んで理解することで思考力が養われるらしいのですが、近年ではスマホの普及とともに文章を読まなくなった小中高生が多く、国語力が低下しているようですね。夏休みの宿題ということだけでなく、これから学力を伸ばそうと考えるのであれば、読書感想文もうまく書けるようにしておいた方がプラスになりますよ。

今回はこの読書感想文の書き方についてお話していきたいと思います。

4部構成がカギ

まず、わかりやすい読書感想文を書くためにおススメなのが、「はじめ」「なか1」「なか2」「まとめ」の順に4部構成で書くことです。「起」「承」「転」「結」なんていうこともありますね。

①「はじめ」

この部分には本を読もうと思った動機や簡単な内容を書きましょう。ポイントは「読み始めの印象と読み終えたときのギャップ」を必ず入れることです。

②「なか1」

ここには、おもしろかったことやドキドキしたこと、ワクワクしたことなど「心が動いた」体験を具体的に書きましょう。

③「なか2」

ここは、「なか1」とは別に、というかもっと強く印象に残ったことなどを具体的に書いていきます。

本を読むときのコツですが、読書感想文を書く前提の場合、心が動いた個所・強く印象に残った個所に付箋などを貼っておくと後々便利です。この付箋を貼った場所がたくさんある個所が「なか1/なか2」を各材料となります。付箋を貼った個所が多すぎてしまう場合は、無理して全部について書く必要はありません。読む人が読みやすい、伝えられる程度の数、3~4ぐらいに絞って書いたほうがいいと思います。

④「まとめ」

ここは全体の感想を書いて、最終的な自分の感想や思ったことを書きましょう。

読む段階でのポイントは「作者がこの本を通して何を伝えたかったのか、テーマにしたかったのはどんなことか」を考えながら読むと、より深い感想文がかけると思いますよ。

最後に、作者の考えや伝えたかったことを受けて、自分自身が何を感じ何を思ったのか、読む前の自分と読んだ後の自分にどんな変化があったのかを書くとより良い読書感想文になると思います。

以上です。

読書感想文は、ついつい後回しにしてしまいがちな宿題だと思いますが、今年の夏休みは早めにチャレンジしてみて下さいね!

 

ガンバスタッフお勧め「ぜひとも読んで欲しい本」

雨と暑さで参っちゃいますよね!

長時間外に出るときは、首元からぶら下げる扇風機とか水を持っていくとか、熱中症対策はした方がいいと思います。

さて、そんな暑い中、涼しく家で過ごす際に楽しい読書なんてどうでしょう?みなさんが楽しめそうな作品をご紹介します!

 

後輩である少女に恋をしている「私」は、彼女という城の外堀を埋めるべく日々彼女を追いかけ、なるべくその目にとどまろうとしている。しかし、その彼女はなかなか「私」の思いに気付いてくれない。二人は奇妙な人物に出会い、奇妙な事件に巻き込まれてしまう。恋愛ファンタジー。ウィキペディア参照

 

森見登美彦さんの作品です

「有頂天家族」とか「四畳半神話大系」がアニメ化になって知っている方も多いのでは?舞台とかもやってましたよね。

森見さんは文体が独特で最初こそ読みにくいかもしれませんが、小気味の良い森見ワールドにドンドンはまっていきます。

語り口調で物語が展開していくのですが、後輩の「黒髪の乙女」とその子に好かれたい「私」の二人の主人公の視点が面白い!

「黒髪の乙女」視点では奇妙に見えることが、「私」視点へと立場が変われば違って見えるのが微笑ましく描かれています。

森見さんの本はほとんど京都が舞台になっているので、修学旅行の前に読んでも面白いかもしれません。二度読みがおススメな本です(笑)。

では、今回はこの辺で!次回もよろしくお願いします!



模擬試験情報(中学生)

そろそろ受験生は本格的に受験モードに切り替えたいところ。ここからの模擬試験は積極的に受けていきましょう。

いつも言っていますが、模擬試験は受ける前の勉強もそうですが受けた後の復習が大事となります。模試を受けた後は必ず復習をする。これをワンセットで取り組みましょう。

東京(Vもぎ)・・・7/14、8/25

神奈川(全県模試)・・・7/7、8/25

千葉(Vもぎ)・・・7/14、8/25

埼玉(北辰テスト)・・・7/21、9/1

※各模擬試験のお申込はガンバで行っています。メニューのフォームからお申し込みください。

 

お友達紹介キャンペーンのお知らせ

ガンバ設立33年。いろいろな方々のご支援やご協力でここまで来ました。

日頃の感謝の気持ちを込めて、お友達紹介キャンペーンを行っています!特にこの時期、夏休みに向けて勉強頑張りたいと思っているお子さんも多いはず!パワーアップしてご紹介者、ご入会者にハーゲンダッツ引換券をプレゼント中です。ぜひこの機会にご紹介ください!

お友達を紹介して頂いた方には・・・

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今回は以上です。次回のニュースレターもよろしくお願いします!