「家庭教師に興味があるけれど、高校受験対策ができるのか不安」
「高校受験を控えているけど、子どもが塾に行くのを嫌がっている」
「高校受験対策として、どの方法がうちの子に合っているのかわからない」
「今年受験生だけど、部活が忙しく何も対策をしていない」
こんな悩みをお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか?
お子さんの塾選びや学習方法選びには「合う・合わない」があるので、本当に大変ですよね。
結論から言うと、家庭教師で高校受験対策は『可能』です。
この記事では高校受験対策のひとつに「家庭教師」をご検討されている方に向けて、次の内容を中心に解説していきたいと思います。
- 家庭教師が向いているお子さんの特徴
- 高校受験に際して家庭教師の上手な活用方法
- 家庭教師の相場まとめ(費用・時間・回数・教科)
ぜひ選択の際のご参考にしてください。
家庭教師で高校受験対策は可能?
冒頭でお伝えしたように、家庭教師で高校受験への対策は『可能』です。むしろ、お子さんによってはとても効果を発揮します。家庭教師は「完全個別指導」だからです。
一般的な家庭教師に対するイメージは、学校の授業に対する補助的な位置づけと思われがちですよね。でも、家庭教師は個別指導ですので、お子さんの性格や学習スタイル、学習ペースに応じた指導が可能であるため、高校受験にも十分に対応できるんです。
その際は、家庭教師による学習がお子さんに向いているのか、家庭教師をどのように活用していけばよいかといった点を知っておくのも大切です。
ではその点について詳しく説明したいと思います。
家庭教師が向いているお子さんの特徴
家庭教師が向いているお子さんの特徴を以下に4つ挙げました。もちろん、「絶対」ではありませんが、もし、どれかが当てはまるお子さんは、家庭教師での学習が向いている可能性が高いと思います。
1、集団の中で過ごすのが好きではない子
2、自分のペースで取り組みたい子
3、忙しい子
4、 勉強があまり得意ではない子
1.集団の中で過ごすのが好きではない子
一対一でのコミュニケーションは大丈夫だけど、集団の中でのコミュニケーションがあまり得意ではないお子さんの場合、家庭教師が向いていると思います。
例えば、集団があまり好きではないお子さんが塾などで複数人で授業を受けている場合、質問をしたくてもできなかったり、当てられたが答えられなくて自信をなくしてしまったり、といったケースがよくあります。
家庭教師なら他の生徒さんの目が気にならないため、お子さんも質問をしやすく、お子さんに合わせた繰り返しの指導などもできます。高校の志望校をあまり周りに知られたくない場合でも、周囲に知られる心配もありません。
2.自分のペースで取り組みたい子
上記のケースと少し似ていますが、自分のペースで取り組みたいお子さんにも家庭教師が向いていると思います。
家庭教師の場合、わからない点はわかるまでじっくりと取り組め、反対によく理解できている点は早く進めたり、もっと難易度の高いレベルに挑戦したりと、周りに合わせることなく自分のペースで学習できます。
3.忙しい子
今は部活動やスポーツチーム、習い事などで忙しいお子さんも多いです。そのようなお子さんも、家庭教師に向いていると思います。
塾ではある程度の融通は利くかもしれませんが、曜日や時間が固定されてしまいがちです。また、週のほとんどが部活や所属しているスポーツチームや習い事など、勉強以外のやりたいことで埋まっているケースもありますよね。
このような場合でも、曜日や時間を都合に合わせて決められる家庭教師は、それらを続けながら学習の時間も確保できるのです。
4.勉強があまり得意ではない子
高校受験を控えているものの、もともとあまり勉強が得意ではない、勉強に苦手意識を持っているといったお子さんにも家庭教師は向いていると思います。
完全個別指導なので、お子さんに合わせた指導ができるため、得意・不得意を意識しながら高校受験への対策に取り組むことができます。
また、勉強そのものだけでなく、お子さんの状況に合わせた勉強への取り組み方を相談できたり、お子さんのモチベーションを上げたりというような、よきメンターにもなり得ます。これも1対1だからこそのメリットだと思います。
高校受験で家庭教師を上手に活用するには?
高校受験への対策として家庭教師を上手に活用するためには、次のポイントを押さえておくのがおすすめです。
1、目的を明確にする
2、学習計画を立てる
3、タスクのこなし方をしっかり教わる
4、保護者の方とのコミュニケーション
1.目的(目標)を明確にする
まずは家庭教師と勉強する目的を明確にさせておくことが大切です。はっきりとした目的(目標)を担当の家庭教師としっかり共有することで、そこへ向かって進むことができます。
例えば、高校受験であれば、普段の授業の補助というより、志望校に合格するための受験対策が重要で、過去問や模試対策が中心になりますよね。
もちろん、授業内容の補助も必要な状況なら、それらも取り入れながら受験対策に取り組むケースもでてきます。お子さんの状況に応じて加減できるのも家庭教師の強みです。
2.学習計画を立てる
目的(目標)が明確になったら、学習計画を立てることが大切です。
お子さんの生活のリズム、成績や性格、模試や高校受験のスケジュールなどを加味した上で、週・月・年間(受験まで)の学習計画を立て、今すべきことが何かをひと目でわかるようにしておくのがおすすめです。
あわせて週ごとや月ごとにタスクが完了できているかも確認することも大切です。
3.タスクのこなし方をしっかり教わる
計画通りにタスクをこなしていくには、勉強方法などコツも必要です。
お子さんに合った勉強方法やタスクのこなし方のコツなども、家庭教師からどんどんアドバイスを受けるといいと思います。
4.保護者の方とのコミュニケーション
志望校や学習計画は保護者の方も共有できるように、授業の後などにお子さんの進捗状況や課題点なども共有できる機会をぜひつくってください。
そういった機会があれば、お子さんの状況が把握できますし、保護者として必要なサポートがあるかなどが聞けるので保護者の方の不安解消にも役立つと思います。
家庭教師の相場まとめ(費用・時間・回数・教科)
実際に家庭教師に依頼しよう!となった時、気になるのが費用や時間などではないでしょうか。家庭教師にまつわる一般的な相場をまとめたので、ご参考にしてください。
【高校受験を控えた中学校3年生を想定】※多数サイトおよび経験談による当社まとめ
費用:1時間あたり3,500~4,000円
時間:1時間~90分
回数:週1~2回
もちろん、費用は地域や家庭教師会社、指導内容によって変わってきます。場合によっては1時間あたり1万円を超えるケースもありますが、標準的な相場としては3,500~4,000円となっています。
また、時間や回数についても相場では週1~2回で1時間~90分が標準的ですが、受験直前になると回数や時間を増やすこともできます。
このように状況に合わせて柔軟な対応ができるのも、家庭教師のメリットのひとつです。
家庭教師会社によっては受験対策コースなど設けているケースもあるので、依頼したい会社の料金システムなどをよく確認しておくことをおすすめします。
まとめ
繰り返しになりますが、家庭教師は高校受験の対策としても効果が期待できる勉強方法です。
お子さんが家庭教師との学習に向いているタイプかどうかを知っておくことで、ミスマッチを防いで、より高い効果を期待できるのではないでしょうか。
高校受験対策として家庭教師を活用する場合は、目的(目標)や進捗状況を、お子さん・家庭教師・保護者の間で共有して取り組むのがおすすめです。
「うちの子に家庭教師が合うかどうか不安」
「まだ塾と家庭教師と迷っていて決められない」
という場合は、家庭教師会社によっては『無料体験』の機会を設けているところもあります。実際に無料体験を利用して、「合いそうかな?」「続けられそうかな?」といった不安を解消できるか試してみるのもおすすめです。
お子さんに合った勉強方法は必ずあります!この記事が家庭教師をご検討されている受験生の保護者の方に、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。