秋本番。早い学校では推薦入試が始まったりと、1月からの本格的な受験シーズンに向けていよいよ受験ムードが高まってくる季節です。この「受験前」のシーズン、お子さんや保護者の方に次のような不安はありませんか?

「受験前シーズンに何をすればよいかわからない」

「ここまできたが子どもの成績がなかなか上がらない」

「志望校にしぼって対策したいけど塾は個別指導ではないし

こうした受験前シーズン特有の不安を解消するには、家庭教師の活用がおすすめです。ですがその一方で、

「今から家庭教師を利用して間に合うの?」

「どうやって選べばよいのだろう」

など別の疑問がわいてくるのではないでしょうか?そこで今回は『受験前シーズンだからこそ』家庭教師の活用術について、次の3つの視点から解説します。

1、受験前に家庭教師の活用が向いているお子さんの特徴

2、受験前だからこそ家庭教師を効率的に活用するためのコツ

3、家庭教師を選ぶ際のチェックポイント

受験を直前に控えたお子さんや保護者の方はぜひ、ご参考にしてください。

 

1.受験前に家庭教師の活用が向いているお子さんの特徴

まずは受験前のこのシーズン、どのようなお子さんに家庭教師が向いているのかをまとめました。

 

塾に通っているが成績が伸び悩んでいる

受験対策として塾には通っているものの思ったように成績が伸びていないお子さんには、家庭教師と塾の併用が向いています。

塾の多くは集団授業であるため、自分のペースで学習が進められないといった場合が多いです。また、塾でわからないことがあっても、質問に順番待ちがあったりなかなか声を上げられなかったりと、すぐに解決できる環境ではないケースもあります。

家庭教師と塾を併用することで、学校や塾で分からなかった部分や聞けなかった部分を解決できます。

 

志望校の過去問が思うように解けない

受験前シーズンは、志望校の過去問に取り掛かる時期でもありますが、志望校の過去問が難しいと感じたり、思うように解けないお子さんにも家庭教師は向いています。

過去問対策は志望校に合格するためには欠かせないものですが、自分一人で解いて答え合わせをする場合、解説を読んでも分からない問題があったりと、意外と大変です。

家庭教師と一緒に過去問対策をすることで、間違えた箇所をわかるまで解説してくれ、理解に結びつけることができます。家庭教師による出題傾向の分析や、家庭教師が持っている志望校の入試問題に関するデータなどの情報も共有できる場合もあります。

また、塾に通われているお子さんで過去問対策を塾で個別に対応してもらえない場合も、塾と併用して、過去問対策を家庭教師と一緒に取り組むのもおすすめです。

 

受験まで何をどこから勉強すればよいのかわからない

受験前シーズンから受験の直前まで、「何を勉強すればよいのか、どこから勉強すれば良いのかわからない」というお子さんにも、家庭教師は向いています。

家庭教師は受験当日までの勉強計画を、お子さんの志望校や成績、得意・不得意などにあわせて、お子さんと相談しながら一緒に作成することができます。より効率的に勉強に取り組めるように考えます。

計画を立てないままでの受験勉強は非効率的になりやすく、メンタル面でも不安定になりやすいです。ですので、家庭教師を上手く活用するのも良いと思います。

 

受験に必要な苦手科目を克服できていない

受験の必須科目の中に克服できてない科目があるお子さんも、家庭教師による個別指導が向いています。

例えば「英語が受験に必須だけど、点数がなかなか伸びない」というお子さんの場合、家庭教師が英語に特化してお子さんのつまずき箇所を見つけ出し、そこから対策することで苦手を克服し点数アップにつなげていきます。

また、苦手科目の勉強はお子さんにとってもやる気が削られやすく投げ出したくなりがちです。家庭教師が勉強だけでなく、お子さんに寄り添って励ましたり、など適切な声掛けをすることで、苦手科目の勉強を続けられるようサポートします。

 

自宅での勉強が習慣化されていない

「塾では勉強するけど自宅ではなかなか机に向かわない」といった、自宅での勉強習慣がついていないお子さんにも、家庭教師との学習が向いています。

定期的に家庭教師が自宅に来ることで、否が応でも自宅での勉強時間が確保されます。また、家庭教師がお子さんに合わせた受験前シーズンから受験本番までの学習計画をお子さんと一緒に立て、その進捗確認や指導を行うことで、自宅での学習習慣の定着を図ります。

 

勉強への集中力やモチベーションが保ちづらい

「受験が近づいてきたのになかなか勉強に集中できない」「やる気がすぐに削がれてしまう」というように、集中力やモチベーションがなかなか保てないお子さんにも、家庭教師は向いています。

家庭教師の場合お子さんと11で勉強しますが、この学習環境は一人での勉強では集中力が続かないお子さんや、集団指導の塾ではさぼってしまいがちというお子さんの集中力を高める効果があると思います。

集中力だけでなく、受験まで「勉強する!」というモチベーションが保てなかったり、すぐにやる気が落ちてしまうお子さんにも家庭教師との勉強が向いていると思います。

また、受験前のシーズンから受験本番までの期間は、不安やストレスなどで気持ちが不安定になりやすい時期でもあります。そうした受験前のお子さんのメンタル面においても、信頼できる家庭教師と話をしたり相談したりすることで和らげることができます。

受験前のシーズンを含む二学期の過ごし方については、次の記事もご参考にしてください。

<関連記事>高校受験は二学期が大事!9月・10月・11月・12月の過ごし方とは?

 

2.受験前だからこそ家庭教師を効率的に活用するための3つのコツ

続いて、受験前という限られた期間だからこそ、より効率的に家庭教師を最大限活用するためのコツを3ご紹介します。

 

明確な目標を決めて共有する

『受験前に家庭教師の活用が向いているお子さんの特徴』の項目でもお伝えしたように、家庭教師との勉強でははじめに学習計画を立てます。その時に大切なのが「目標」です。目標に向けてお子さんに合った計画を立てるのですが、

・志望校の合格ライン

・克服すべき課題点

・優先すべき学習内容

など、より具体的に目標を定め、それをお子さんと家庭教師、そして保護者の方とも共有しておくことが大切です。

また、受験前のシーズンから受験本番までは数ヶ月と短い期間ですが、その中でも短期的な目標と最終的な目標(=合格)を決めて取り組むことが、モチベーションの維持においても大切です。

お子さんが目標をより明確に意識して勉強に取り組むことで、ただやみくもにやるよりも学習効果がぐんと高まります。

 

家庭教師の回数を多めに設定する

繰り返しになりますが、受験前のシーズンから受験本番までは数ヶ月と短い期間です。集中的に家庭教師のサポートがある方が、より効率的な勉強ができると言えます。

塾と併用の場合は週に12回、それ以外の場合は週に23回など、お子さんのスケジュールやペース、予算も考慮しながら、無理のない範囲でなるべく多めに回数を設定するとよいと思います。

受験に対応した家庭教師の費用や回数については、次の記事もご参考にしてください。

<関連記事>家庭教師で高校受験対策は可能?向いているお子さんとは|活用方法や費用・回数等の相場もご紹介

 

お子さん・保護者・家庭教師間でコミュニケーションを取る

目標設定の項目でもお伝えしましたが、お子さん・保護者・家庭教師の三者間でコミュニケーションをしっかり取ることも大切です。

・お子さんが苦手や不安に感じていること

・お子さんの性格

・目標(志望校)と入試傾向とその対策

・学習の進捗状況

これらをお子さんと家庭教師、家庭教師と保護者、または三者間で共有することが大切です。

例えば、お子さんに疲労やストレスなどがあることを保護者の方が把握した場合、家庭教師と共有することで、お子さんの学習のペースの調整や声掛けに活かすことができます。

また、反対に家庭教師がお子さんの不調などに気づいた場合、保護者の方と共有することでお子さんの体調管理に活かせます。

受験前は保護者の方もお子さんの成績やどんなサポートをすればよいかなど、心配が多い時期だと思います。抱え込まずに三人で共有することで、チーム体制で受験を乗り切ることができます。

ただ、家庭教師との勉強中に関しては、保護者の方は見守りながらもあまり干渉しないことも大切です。



3.家庭教師を選ぶ際のチェックポイント

最後に受験前のシーズンだからこそ押さえておきたい、家庭教師を選ぶときのポイントを4お伝えします。

 

お子さんとの相性

保護者の方が最も気になるのが、家庭教師とお子さんの相性ではないでしょうか。どんな家庭教師がお子さんと合いそうか、あらかじめ、お子さんと相談しながら希望を出すとよいと思います。

そうは言っても実際に授業を行ってみなければ分からない面もあります。面談や授業を通して、家庭教師の教え方や人柄がお子さんに合いそうかどうかを確認しましょう。万が一、お子さんとの相性で不安があれば、すぐ本部に相談することをおすすめします。

 

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指導実績

家庭教師の会社の指導実績も知っておくと安心かも知れません。家庭教師個人の実績や情報、方針だけでなく、本部としてのノウハウや実績、情報がある会社なら、相談もしやすく、また、対応も早いと思います。

可能なら、お子さんの状況に近い生徒さん達の指導実績を聞くことができれば、さらに安心ではないでしょうか。

 

苦手科目に対する専門性

お子さんの苦手科目の指導が得意かどうかも、チェックしておきたいポイントです。例えば英語が苦手なお子さんの場合、英語の指導が得意な家庭教師や文系科目の指導が得意な家庭教師であれば、安心感が増すと思います。

 

費用とスケジュール

家庭教師にかかる費用は、家庭教師の会社によって異なります。多くの会社ではホームページ等に記されているので、ご家庭の予算に合っているか、無理なく続けられる料金設定かどうかを確認すると良いと思います。

もし、具体的な料金がわかりづらい場合は、家庭教師の会社に直接電話等で問い合わせれば大丈夫かと思います。

また、受験前シーズンに家庭教師を利用する場合、塾との併用というケースも多いと思います。ですので、家庭教師が来る曜日や回数など、スケジュールに柔軟性があるかどうかも確認しておくことが大切です。

 

まとめ

受験前シーズンから受験本番までは、いわゆる『最後の追い込み』をかける大事な時期です。この時期の家庭教師の活用は、個別指導によるお子さんに合わせたフォローや学習計画のカスタマイズを通じて、お子さんの学力をより高く引き上げる効果が期待できます。

せっかく家庭教師を試してみるのであれば、ぜひお伝えした家庭教師を効率的に活用するためのコツや家庭教師選びのポイントを参考にしてください。

お子さんに最適な家庭教師を見つけ、志望校合格に向けたあと一押しとなるよう応援しています!

 

家庭教師のガンバでは、受験対策をはじめとした、お子さんと保護者の方に役立つ様々な情報を発信しています。ご興味のある方はぜひ、ご参考にしてくださいね。

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家庭教師のガンバ 編集チーム 有馬

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