「復習が大事って言われるけど、何をすればいいのかわからない…」

「どうせ復習しても忘れるし…やる意味あるの?」

そんなふうに感じている人、実はすごく多いんです。小学生のときは「復習しなさい」なんて言われなかったのに、中学生になったら急に先生や親から言われて…、ちょっとモヤモヤしちゃいますよね。

でも、中学校の勉強って、小学校よりぐっと難しくなるんです。一度わからなくなったところをそのままにしておくと、あとで「全然わかんない…」となりがちです。だからこそ、毎日の復習がすごく大切です。

とはいえ、「じゃあ何から始めればいいの?」という疑問もありますよね。そこでこの記事では、以下の3つのポイントを中心に、復習のやり方をわかりやすく紹介していきます。

■復習にぴったりなタイミング

■教科ごとのおすすめ復習法

■復習の効果をぐんと高めるコツ

「今まで復習って、ちゃんとやったことない…」という人でも大丈夫!読み終わるころには、きっと「ちょっとやってみようかな」と思えているはずです。

 

中学生が復習を習慣にする4つのメリット

まずは、復習を続けるとどんないいことがあるのかを4つ紹介しますね。

 

①「勉強って当たり前」に変わる

中学生って、部活や行事でけっこう忙しいですよね。「今日は疲れちゃったから、勉強ムリ〜」なんて日もあると思います。

でも、毎日少しずつでも復習をする習慣がついてくると、それが当たり前になっていきます。普段からちょっとずつ復習しておけば、テスト前にあわてなくて済むんです。

「1日10分でもOK」という気持ちでスタートすれば、だんだん習慣になっていきます。

 

②「わからない」を早めに見つけられる

授業が終わったあとにノートを見返して「ここちゃんと理解できてるかな?」って復習するだけで、自分の中での「あやふやポイント」が見つけやすくなります。たとえばこんな風にチェックしてみましょう。

・先生の説明、思い出せる?

・ノートに書いたこと、自分で見てわかる?

・授業で解いた問題、もう1回やってみたら解ける?

もし「うーん…ちょっと無理かも」と思ったら、すぐに先生に質問しましょう!

 

③アウトプットで記憶がしっかり残る!

「昨日の単語、もう忘れてる…」ってこと、ありませんか?それ、授業を受けっぱなしにしているからなんです。人の脳って、「使った記憶」のほうがしっかり残るようにできているんです。

だから、問題を解いたり、書いたりといった「アウトプット」がすごく大事。復習で手を動かせば、前よりずっと覚えられるようになります。

 

④授業がわかりやすくなる

中学校の授業って、前の内容がわかっていることを前提に進むことが多いんです。だから、前回の授業をしっかり復習しておくと、次の授業がスムーズに入ってきやすいんです。

授業で「わかる!」って感じられると、ちょっとうれしくて、勉強が楽しくなってきます。そうすると、自然と成績も上がってくるはずです。

 

復習っていつやるの?中学生のベストタイミング

「復習しなきゃって思うけど、いつやるのが一番いいの?」そんなふうに疑問を持っている人、けっこう多いかも知れません。一人ひとりの勉強の段階や状況によって、それぞれ合った復習のタイミングは違うと思いますが、以下におススメの方法を挙げてみます。

「中学生が無理なくできる復習のタイミング」の一例として参考にしてください。

 

まずはその日のうちに!「わからない」を残さない

中学校の授業はペースが速くて、翌日にはもう新しい内容に進んでしまうことも。だからこそ、「その日のうちに確認しておく」のがとっても大切なんです。

学校から帰ってきたら、ノートやプリントをさっと見返してみましょう。そして、「あれ?ここちょっとわからないかも…」と思ったところがあれば、すぐにチェック。復習してもわからない場合は、できれば、次の日の授業前までに先生に聞いておけると安心です。

 

次の授業後に前回の内容ももう一回チェック

二度目の復習は、次の授業のあと。授業内容を復習するときに、前回の内容まであわせて復習します。こうすると、授業の「流れ」がつながって見えてきます。特に、国語や社会みたいにストーリー性のある教科では、この「つながり感」がすごく大事。納得しやすくなって、頭にもバッチリ残ります。

 

週末に1週間分をまとめて復習しよう

週末は、1週間分の復習にぴったりのタイミング。土日なら少し時間に余裕がありますよね。その週に習ったことをまとめて見返して、「あれ?これ苦手かも…」というところを中心に勉強してみましょう。

特に、問題演習をやってみるのがおススメです。自分で解くことで、「わかったつもり」を防げます

 

テスト2週間前からは本格的に復習モードへ!

次のタイミングは、定期テストの2週間前です。ここからは、今まで習ったことを全部整理して、「テストではどんな風に問題が出るか?」を意識した勉強がスタート。ノートやプリントを見直したり、問題集に取り組んだりして、どんなパターンの問題にも対応できるようにしておきましょう。

範囲が広いこともあるので、2週間前から始めるのがベスト。計画を立てて、無理のないペースで進めてくださいね。

\あわせて読みたい/「中学生の定期テスト 効果的な対策法」

 

長期休みは復習のビッグチャンス

夏休み・冬休み・春休みなどの長期休みは、学期分の復習にぴったりのタイミングです。普段はなかなか手が回らない苦手分野を、ここでしっかりカバーしておくと、その後の勉強がグンとラクになります。

特に、これから受験を控えている人は要チェック。苦手なまま放っておくと、受験勉強が大変になってしまいます。

\関連記事はこちら/「夏休みって長い?短い?今年の夏は有意義な夏休みにしよう!」 

 

 

中学生の復習ってどうやるの?科目別にやり方を紹介!

「復習しようって思っても、どう進めればいいのかわからない…」そんな声、よく聞きます。実は科目ごとに、「こうやるともっと効果的!」というポイントがあるんです。

 

【英語】音読→ディクテーション→文法の練習

英語は「音読」から始めるのがおススメ。声に出して読むことで、単語や英文のかたちを体で覚えることができるんです。黙読よりも記憶に残りやすいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

次にやってみたいのが、「ディクテーション」という方法。これは、英語の音声を聞きながら、聞こえた通りに書き取る練習です。最近の教科書にはQRコードで音声がついていることが多いので、それを使って復習ノートに書きとってみましょう。

そして最後に、ワークや問題集で文法の演習を。先生の説明や板書を思い出しながら、「ちゃんと理解できているかな?」と確認してくださいね。

 

【数学】解き方を確認→教科書問題→ワークで演習

数学は「先生の説明を思い出しながら解き方を確認する」ところからスタートです。「なんとなくわかったつもり」で進めると、応用問題でつまずいてしまうことも。原理やルールをしっかり理解することがカギなんです。

次に、教科書の基本問題をやってみましょう。一度授業で解いた問題でも、自分の力だけで解けるかチェックするのが大切。スラスラ解けたら、ワークや問題集にチャレンジ!似た問題をたくさん解くことで、理解がグッと深まります。

 

【国語】知識の確認→解説チェック→演習

国語の復習は、「漢字や単語」の確認から始めましょう。漢字は実際に書いて覚えるのがポイント。古文の単語は、意味や使い方、現代語との違いを意識すると、頭に残りやすいです。

次は、授業ノートで先生の解説をチェック!現代文なら文章の流れや言葉の使い方を、古文なら訳や文法のポイントを確認してください。

最後に、ワークを復習ノートにしっかり書きながら解きましょう。ノートに書くことであとから見返しやすくなるし、単元が終わったあとに全体を通して復習するのにも役立ちます。

 

【理科】知識を整理→解き方チェック→問題演習!

理科は「授業で習ったこと」を復習ノートに整理してみましょう。化学や物理、天体などは仕組みをちゃんと理解することが大事。先生が話していたことを思い出しながら、自分なりにまとめると覚えやすくなります。

そのあとは、授業ノートや教科書を見ながら、「どうやって問題を解くんだっけ?」という部分をチェックしましょう。最後に、教科書の練習問題やワークで演習して、知識をしっかり定着させます。

 

【社会】流れをつかむ→暗記→ワークで確認

社会は「流れをおさえる」ところからスタート。たとえば歴史なら、「この出来事の前後には何があった?」というふうに、時代の流れをストーリーでつかむのがコツです。地理や公民も、言葉だけじゃなく「つながり」を意識してみてください。流れが見えてきたら、暗記に入ります。

用語の暗記には、単語帳や暗記アプリが便利です。無料で使えるアプリもいろいろあるので、おうちの人と一緒に探してみてもいいですね。そして最後に、ワークで演習するのを忘れずに!知識はアウトプットで定着します。

 

復習の効果をアップさせるコツ

せっかく頑張って復習するなら、「しっかり覚えられた!」って感じたいですよね。「復習したのに点数がとれなかった…」ってならないように、復習の効果をグッと高めるポイントを紹介します。

 

教科ごとに復習ノートを作ろう

まずおススメしたいのが、「復習専用ノート」を教科ごとに作ることです。ノートを使うとこんないいことがあります。

・自分の言葉で整理できる

・手を動かして覚えやすくなる

・頭を使って、理解が深まる

ワークや教科書の問題も、復習ノートに解いていきましょう。問題集に直接書いちゃうと、あとから復習しにくくなるので注意してください。

 

教科書やノートを「見るだけ」で終わらない

教科書をパラパラ〜っと見たり、ノートを読み返すだけでは、なかなか記憶に残りません。「覚える」ためには、自分の手で問題を解くのが大事!演習をセットにしてこそ、復習の効果が発揮されます。

 

わからなかったらすぐ先生に聞こう!

復習って、「わからないところを見つける作業」でもあります。もし「うーん…ここ、いまいちわかんないな」って思ったら、そのままにしないで、早めに先生に聞いてみましょう。

 

テストや模試の後の復習もとても大事!

「復習」って聞くと、「授業のあと」ってイメージが強いかもしれません。でも実は、定期テストや模試のあとも、とってもいい復習チャンスなんです。テスト後の復習にはこんなメリットがあります。

1、自分の苦手なところがわかる

2、勉強が足りていたか振り返れる

3、次のテスト対策が立てやすくなる

点数が良くなかったときほど、きちんと復習すると次に活かせます。

 

復習を習慣にするには?ムリなく続ける工夫

「復習が大事なのはわかったけど、続けるのが難しい…」そんな人に、習慣にしやすくなる工夫をお伝えします!一例ではありますが、ぜひ参考にしてください

 

最初からがんばりすぎなくてOK

「復習しなきゃ!」って思って、いきなり全部やろうとすると…ちょっと大変ですよね。まずは10分だけでOKです!「明日はノートを少し整理してみる」「明後日は簡単な問題を解いてみる」…っていうふうに、ちょっとずつ伸ばしていくのがコツです。

 

毎日「やる時間」を決めておこう!

復習を続けるには、生活の中に「復習タイム」を組み込むのがポイント!たとえば、

・夕ごはんのあとに10分だけ

・お風呂の前に30分

毎日同じ時間に取り組むようにすると、習慣にしやすくなります。

 

休日は「やることリスト」を作ろう!

土日や長期休みって、時間がたくさんあるぶん、「何からやろう…」って悩んじゃうこともありますよね。そんなときは、スケジュール表を作っておくと便利です!たとえば、

・午前中:英語と国語の復習

・午後:理科・社会・数学を交互に

…みたいに、ざっくりでもいいので時間を区切ると進めやすくなります。

 

最後に|復習ができる中学生は未来が変わる

中学生の勉強って、高校やその先につながる「土台」になるものばかり。だからこそ、「わからないまま」にしないことが大切です。

復習を続けることで、授業がもっとわかるようになったり、テストの点が自然と上がったり。そんな実感が持てると、「勉強ってちょっと楽しいかも」って思えるようになるかもしれません。

毎日の積み重ねが、きっと明日の自信につながります。今日からちょっとずつ始めてみましょう!



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