中学3年生のお子さんをお持ちの保護者の中で、多くの方々が「中学3年生になってから高校受験の対策を始めても手遅れかも?」といった不安や疑問を抱えています。
でも、諦める必要はありません!勉強のやり方を工夫することで中学3年生からでも成績を上げるお子さんは少なくありません。そして、中学3年生からの受験対策では、家庭教師が圧倒的におすすめだと感じています。
そこで今回の記事では、「中学3年生から始める高校受験対策に家庭教師がおすすめな理由」について、以下の点からわかりやすく解説します。
■高校受験までのおおまかなスケジュール
■中学3年生でやるべき勉強内容と高校受験対策
■なぜ家庭教師がおすすめなのかの理由まとめ
中学3年生のお子さんご本人や、中学3年生のお子さんをお持ちの保護者の方、来年度に中学3年生になるお子さんをお持ちの保護者の方はぜひご参考にしてください。
中学3年生の高校受験までのスケジュール
まず知っておきたいのが、中学3年生になってから高校入試までのおおまかスケジュールです。スケジュールを把握して「スケジュール管理」をすることも、高校受験を制するためにはとても大事です。
中学3年生になってから入試までのスケジュールは地域や学校によって異なりますが、一般的に次の表のようになっています。
夏前頃から学校見学会が始まり、1月頃からは公立・私立とも推薦入試が始まります。
部活動を引退する夏
部活動をしているお子さんであれば、多くの場合、6~8月頃に部活を引退します。吹奏楽部など一部の文化部や、大会に勝ち進んだ場合などは秋ごろまで在籍することもあります。
一般的に部活を引退した夏頃から、高校受験への勉強へ本腰を入れるケースが多いと思います。特に8月は夏休みということもあり、夏期講習や模試があったりと、気持ちを切り替えて受験対策へ取り組みはじめやすい時期でもあります。
志望校が具体化する秋
夏の模試の結果や学校見学会・説明会への参加を経て、三者面談もある秋頃には志望校が具体的に定まってきます。
この頃に多くの学校では「仮内申」と呼ばれる、高校受験に用いられる内申点が出ます。仮内申は一般入試だけでなく、推薦や併願優遇を利用する場合も仮内申の点数で基準に達しているかなどを見ていくケースがほとんどです。
本番目前の冬
冬になると、受験の本番が目前に迫ってきます。個別の入試相談会が開催されたり、推薦入試も始まります。
中学3年生でやるべき勉強内容と高校受験対策
では中学3年生になってから、具体的にどのような高校受験への対策をしていけばよいのでしょうか。時期別にみてみます。
●4月~7月 授業定着・定期テスト対策
この時期は、授業内容の定着や定期テスト対策などをしっかりと行います。理由は次の通りです。
・授業態度、定期テストが内申点につながる
・中学3年生の1学期の内容が、高校受験で出題されやすい傾向にある
特に内申点は12月に仮内申が出されることもあり、2学期までの定期テスト結果、授業態度、提出物などが受験に影響します。
また、高校によって出題傾向は異なりますが、一般的に中学3年生の1学期で習った内容が高校受験の入試で出題されやすい傾向にあると言われています。
●7月~8月(夏休み)復習・苦手科目対策・受験対策
夏休みはどの学年においても、学習面では差をつけやすい時期です。特に高校受験を控えた中学3年生では、夏休みの頑張りが合格を左右すると言っても過言ではありません。
・中学1年生~中学3年生1学期までの復習
・苦手科目、苦手問題への対策
これらを中心に取り組むことで、夏休み明けからの受験勉強でアドバンテージとなります。もちろん、志望校が明確に決まっている場合は志望校対策も合わせて行うことが理想です。
●9月~12月 定期テスト対策・志望校別対策
秋頃には志望校が具体化してくるとお伝えしたように、説明会などに足を運んだり志望校が決まってきたりすることで、受験勉強へのモチベーションも上がりやすい時期です。
ある程度志望校が絞れたら、志望校別の受験対策も始めるといいと思います。また、繰り返しになりますが、2学期までの成績が内申点に反映されるケースが多いため、定期テスト対策も引き続き大切です。
●12月~1月(冬休み) 志望校別対策
12月~1月はお休みの時間を有効に使って、過去問など志望校別の対策をしっかり行いましょう。冬休みは年末年始を挟み、気が緩みやすいですが、体調管理にも気をつけたいところです。
●1月~3月 本番へ向けて志望校別対策・体調管理
1月からはいよいよ入試シーズン突入です。この時期にやることは次の2つです。
・体調管理
・過去問、予想問題
特にこの時期は風邪やインフルエンザなどの感染症が流行りやすい時期です。本番で頑張りを発揮するためにも、体調管理を優先させて行いましょう。
また、志望校別の対策として過去問だけでなく、予想問題も繰り返し解くとよいでしょう。
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なぜ家庭教師がおすすめなのか?
ここまで、中学3年生になってからのスケジュールに沿って、すべき受験対策や勉強についてお伝えしました。ここで気になるのが勉強方法です。
次のグラフは文部科学省が発表している「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」の資料の一部です。
出典:文部科学省:「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告/子どもの活動状況/学習形態別」:文部科学省
塾に通っている子供は学年が上がるごとに増えていますが、それと同様に、家庭教師による学習指導の割合も増えていることがわかります。
ではなぜ中学3年生になってからの受験対策に家庭教師がおすすめなのでしょうか。理由を3つにまとめました。
①夏からの受験対策では個別指導がおすすめのため
②内申点を上げるには定期テスト対策がカギとなるため
③スケジューリング、コーチングが大切であるため
それぞれについてもう少し詳しくお伝えします。
夏からの受験対策では個別指導がおすすめのため
グラフからもわかるように、中学3年生になる前から塾などに通って高校受験対策を行っているお子さんも多いかもしれません。
ただ、部活を引退した夏から本腰を入れて受験対策を行う場合、いきなり塾に入ると「塾の授業についていけない」といった問題が出てきがちです。
実際、中学3年生の夏から塾に通い始めたお子さんは、個別指導を選択しているという声を多く聞きます。個別指導と言っても、ふたを開けると「講師1人で2~3人を見る」ケースが多いのはご存じでしょうか?
マンツーマンの完全個別指導となると、塾の授業料が一気に跳ね上がるということも珍しくありません。その点家庭教師であれば、「完全個別指導」で受験対策ができます。
集団授業のように周りのペースに合わせることもなく、お子さんのペースに合わせて進めることが可能です。家庭教師の会社にもよりますが、費用対効果も期待できます。
内申点を上げるには定期テスト対策がカギとなるため
高校受験対策は志望校別の対策に目が行きがちですが、お伝えしたように「内申点」も合否に関わります。特に推薦や併願優遇の利用を検討している場合は、内申点のアップに努めたいところです。
内申点を上げるには、やはり定期テスト対策が肝となります。ここで先ほどの文部科学省が発表している「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」の資料より、学習塾と家庭教師の指導内容に関するグラフをご覧ください。
出典:文部科学省:「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告/子どもの活動状況/指導内容」
中学3年生の指導内容を塾と家庭教師とで比較すると、塾では圧倒的に「進学準備が中心の指導」がメインですが、家庭教師では「勉強の遅れを取り戻す指導」「学校の宿題や予習・復習の指導」「進学準備が中心の指導」のそれぞれがカバーされていることが分かります。
つまり、『内申点への対策をしつつ受験対策もできる』ということがうかがい知れます。
特に家庭教師による指導は、学校の授業で苦手分野があるお子さんや、推薦や併願優遇を利用したいお子さん、上位難関校を目指す程ではないが成績の底上げをしたいお子さんに向いていると思います。
スケジューリング、コーチングが大切であるため
保護者の皆さんも経験があると思いますが、勉強を毎日続けるのはとても大変です。勉強のモチベーションを保ったり、やる気が出ないときの対処法や考え方など、身近にコーチングをしてくれる(気軽に相談できる)存在があると、グッと勉強に取り組みやすくなります。
また、お伝えしたように高校受験まではスケジュールが非常にタイトであり、スケジュール管理も大切になってきます。
家庭教師では通常、担当講師がお子さんに寄り添いながら指導にあたるため、スケジュール管理やコーチングの面でも期待できます。
ただし、そのためにも、お子さんと家庭教師との相性も大切です。相性がイマイチだなと思ったら講師の変更ができるのも、塾ではあまりない魅力のひとつです。
首都圏でも最大規模の登録数があるから、 お子さんにピッタリの家庭教師をご紹介できます。
【相性ピッタリ保証】で家庭教師の交代も何度でも無料です。
まとめ
今回は「中学3年生から始める高校受験対策に家庭教師がおすすめな理由」について、受験までのスケジュールに沿う形でお伝えしました。
塾に通って集団の中で切磋琢磨するのもひとつではありますが、中学3年生から、特に部活を引退した夏頃からの高校受験対策では、もちろん、お子さんの性格や状況に合ったやり方、希望などが優先だと思いますが、家庭教師で着実にお子さんに合った方法で取り組むのもおすすめです。
これから高校受験を控えた中学3年生のお子さんや保護者の方はぜひ、ご参考にしてください。
※家庭教師のガンバでは無料の体験授業をやっています。家庭教師をやる・やらないは全く別ですので、お気軽にお試しください。