「家庭教師を頼むとどんな高校受験対策をしてくれるの?」
「家庭教師って、塾とはどう違うの?」
「家庭教師ならではのメリットって何?」
こういった疑問をお持ちの保護者の方も多いと思います。そこで今回は「家庭教師ができる高校受験対策」に注目し、5つのポイントにまとめてお伝えします。家庭教師を検討中の方はもちろん、高校受験対策でお悩みの方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家庭教師の高校受験対策①:個別学習計画の立案と進行
家庭教師の高校受験対策では、お子さん一人ひとりに合った学習計画を立て、それに基づいて進行できるように進捗管理などのサポートを行うことができます。それぞれについてもう少し詳しく解説しますね。
お子さんに合った効果的な学習計画の作成
学習計画を立てることは、他の塾でも行っているかもしれません。でも、ここで注目していただきたいのは「お子さん一人ひとりに合った計画」という点です。
家庭教師の一番の特徴は『完全個別指導』。そのため、成績や苦手科目、部活や習い事のスケジュール、性格や理解度など、お子さんを取り巻く状況に合わせた学習計画を立てることができます。
例えば、数学や理科が得意なお子さんには、英語や国語に重点を置いた計画を、部活で忙しいお子さんには短い時間を効率的に使えるような無理のないスケジュールを組むことができるのです。
お子さんと一緒に学習計画を立てるケースも多く、家庭教師と一緒に計画を立てることでお子さん自身も自覚や、やる気が出ますし、目標に向けて一緒に頑張れる、ということも多いんです。
進行サポートによる習慣化
計画を立てるだけでなく、続けて実行していけるようにサポートできるのも家庭教師の強みです。授業中に計画の進行を管理するのはもちろん、家庭教師の授業がない日のタスクをこなしたかも確認できます。
もし、なかなか計画通りに進まないことがあっても、すぐに計画を見直して調整できるので、お子さんに合ったペースで学習を続けられるのも家庭教師の魅力のひとつです。また、このような進捗管理を行うことで、学習が日常的なものとなり、自然と習慣化することができるのです。
家庭教師の高校受験対策②:苦手科目の克服
家庭教師の高校受験対策では、「苦手科目の克服」も行います。家庭教師の受験対策でなぜ苦手科目を克服することが大切なのか、そして家庭教師がどのような方法でそれをサポートするのか、一緒に見ていきましょう。
科目間のバランスと合計点のアップ
苦手科目があると、合計点が思うように伸びないだけでなく、教科間のバランスが崩れてしまう可能性があります。学校にもよりますが、高校受験では全科目である程度バランスが取れた成績であることが望まれます。
また、「数学は得意だけど英語が苦手」という場合、英語の点数が低いと全体の成績に響いてしまいます。とってももったいないですよね。
だからこそ、家庭教師では苦手科目をしっかりとサポートし、科目間のバランスを取りながら受験科目の合計点を上げていくことを目指します。
内申点のアップ
高校受験では、内申点も合否に大きく影響します。受験当日のテスト結果だけでなく、これまでの成績も重要なのです。
特に推薦入試を目指す場合は、内申点がさらに重視されます。そこで家庭教師と一緒に苦手科目を克服して、日頃のテストの点数を上げることで、内申点の底上げを狙います。
高校受験と内申点の関係については、関連コラムもぜひチェックしてみてくださいね。
関連コラム:内申点ってどれくらい取れば行きたい高校にいけるの?理想の進学先を目指すために
お子さんに合わせた独自のメソッド
多くの家庭教師は、苦手教科を克服するための独自の方法やノウハウを持っています。でも、それをそのまま押し付けるのではなく、お子さんの学力や性格に合わせた、いわゆるオーダーメイドの学習方法を提供します。このようなことができるのは、完全個別指導の家庭教師ならではの強みと言えます。
「家庭教師のガンバにはどんなメソッドがあるの?」と気になった方は、こちらもご参考ください!
関連リンク:ガンバのメソッド
家庭教師の高校受験対策③:志望校対策
家庭教師も塾と同じように、過去問や模擬テストなどを使って高校受験対策を行います。では具体的にどんなことをするのか、もう少し細かく見ていきましょう。
過去問・予想問題
志望校の過去問や出題傾向に合わせた予想問題は、受験成功の鍵と言われています。高校受験でももちろん、受験対策として必須アイテムです。
家庭教師ではこれらをただ解くだけでなく、間違った問題の解説や理解へのサポートなど、アフターフォローをしっかりと行います。だからこそ、しっかりと定着していくのです。
模擬テスト
模擬テストは本番のような雰囲気に慣れるという点からも、ぜひ取り組んでおきたい高校受験対策のひとつです。受験生向けの模擬テストは塾に通っていないと受けられないと思われがちですが、家庭教師の会社でも多く取り入れられています。
万が一、家庭教師の会社で取り扱っていなくても、高校受験対策として個人で模擬テストを受けることも可能です。
直前対策
高校受験の入試日が近づくと、「直前対策」として最終追い込みに入ります。塾によっては入試までほぼ毎日通う、といったケースもありますが、家庭教師ではお子さんの状況に合わせたスケジュール調整がしやすく、また通う時間と労力を節約できるのもメリットだと思います。
通塾に費やす時間がない分、休息やその他の時間に充てることもできますし、なにより自宅でじっくり対策できるので、安心して取り組めるのではないでしょうか。
面接・作文対策
最近の高校受験では、公立高校の一般入試でも面接や作文が含まれているケースが多く、それらへの対策も必須となりつつあります。
全国47都道府県の公立高校を対象にした文部科学省の調査によると、多くの都道府県の公立高校入試で面接があり、小論文や作文も行われています。次の表をご覧ください。
(出典:文部科学省HP『令和4年度 高等学校入学者選抜の改善等に関する状況調査』(公立高等学校)資料を基に一部加工)
この資料からは、一般入試における面接について「全ての学校・形態の選抜で実施している」または「一部の学校や、一部の形態の選抜のみで実施している」という学校は、合計で45県にのぼります。
また、一般入試における小論文や作文については、25県で「一部の学校や、一部の形態の選抜のみで実施している」となっています。
これらからも、多くの県の公立高校入試で、面接や作文が一般入試に組み込まれているということがわかります。面接や作文への対策を行っている塾もありますが、家庭教師でももちろん、これらへの対策が可能です。
家庭教師なら面接指導や作文添削を個別に行えるので、お子さんに合わせたきめ細やかなサポートが受けられると思います。
家庭教師の高校受験対策④:精神面でのサポート
高校受験対策では、勉強だけでなく精神面のサポートもとても大切です。完全個別指導の家庭教師の場合、こうした精神面のサポートがよりきめ細かくできる、というメリットがあります。具体的にどんなサポートができるのか、大きく二つに分けてご説明したいと思います。
不安やストレスへのサポート
家庭教師はお子さんの不安やストレスといったメンタル面をしっかりサポートできます。高校受験は、お子さんにとって大きなプレッシャーになることが多いと思います。
特に「勉強しなければならない」「受からなければならない」といったプレッシャーからくるストレスや不安を感じやすい時期だということは、保護者の方もご経験あるのではないでしょうか。
そんな時こそ、家庭教師の出番です。例えば、お子さんが試験前に不安を感じている場合、家庭教師はお子さんの話をしっかり聞き、その気持ちを理解して寄り添い、適切なアドバイスや励ましを行います。また、勉強内容やテスト結果へのフィードバックを前向きな視点で伝えることで、お子さんの自信を育む手助けをします。
こうしたメンタル面でのサポートを家庭教師が行うことで、少しでもお子さんが安心して高校受験対策に取り組めるようにしていきます。
モチベーションサポート
高校受験に対するモチベーションを高めるのも、家庭教師によるサポートのひとつです。モチベーションが高まると、お子さんは自発的に勉強に取り組むようになり、結果的に受験対策が効率的に進むようになります。
受験対策のための勉強は、定期テスト対策の勉強とはまた異なり、比較的長期間にわたります。そのため、お子さんが途中でモチベーションを保てなくなることも珍しくありません。
そんな時、家庭教師はお子さんのモチベーションが失われないようサポートを行います。時にはお子さんと目標や夢を共有し、励まします。そして時には小さな目標の達成度をチェックして、勉強が一歩一歩進んでいることをお子さんに実感してもらいます。
こうした小さな成功体験をお子さんが積み重ね、自信を育みながら勉強へのモチベーションが上がるように導きます。
家庭教師の高校受験対策⑤:優れた費用対効果
「家庭教師は高いのでは?」と思われますが、最後にお伝えするのは、家庭教師はコストパフォーマンスに優れた高校受験対策を提供するという点です。
家庭教師の費用
まずは高校受験対策を前提とした、家庭教師の相場を確認してみます。
以前のコラム記事「家庭教師で高校受験対策は可能?向いているお子さんとは|活用方法や費用・回数等の相場もご紹介」に掲載した、一般的な家庭教師の相場は次の通りです。
【表1:家庭教師の費用相場 ※高校受験を控えた中学校3年生を想定(※多数サイトおよび経験談による当社まとめ)】
一般的な集団授業の塾に比べると、若干高めという感じでしょうか。ですがその分、ここまでお伝えした内容からもおわかりいただけるように、家庭教師によって得られるメリットや効果も大きいと実感しています。簡単にまとめると、次のようになります。
完全個別指導によるメリット:お子さん一人ひとりに合った計画、授業、志望校対策、サポート
時間的メリット:融通が利きやすい
場所的メリット:通塾の時間や労力がかからない
これらの要素をトータルで考えると、家庭教師はお子さん一人ひとりに完全に合わせた指導を行うためとても効率的で、時間や場所の面でもメリットがあり、結局は費用対効果に優れているということも言えると思います。
関連リンク:相場よりお得?家庭教師のガンバ料金について詳しくはコチラ≫
塾(個別指導)との費用比較
では個別指導を行っている塾と比較するとどうでしょうか。以前のコラム記事「夏休みの高校受験対策は家庭教師で大丈夫?メリット・デメリットや塾との比較も解説」に掲載した、一般的な塾(個別指導)の相場は次の通りです。
【表2:中学3年生の月謝(※大手個別指導塾の料金表に基づいた目安)】
仮に1コマ1時間として計算した場合、1時間当たり4,070~7,095円ということになり、家庭教師よりも割高なケースも多いと思います。ただし、1コマが何分かは塾によっても異なるため、それぞれの塾に確認しておく必要があります。
また、塾の個別指導は先生1人に対して生徒2〜3人のケースも多いようです。場合によっては、高校受験対策では料金が通常より高めになるケースもあります。
ここだけで比較すると、個別指導の塾よりも家庭教師の方が費用的にお手頃か、ほぼ変わらないことがわかります。
まとめ
今回は「家庭教師ができる高校受験対策」についてお伝えしました。家庭教師での高校受験対策は、効果的な方法だと言えるのではないでしょうか。
- 個々に合わせた学習計画の立案
- 苦手科目の克服
- 志望校対策
- 精神的サポート
- 費用対効果の高いサポート
これらによって、お子さんの高校受験を成功に導くようサポートします。家庭教師を検討されている方や高校受験対策の方法をお探しの方は、この記事のポイントをご参考にしていただければ嬉しく思います。ぜひ家庭教師を有効活用してみてはいかがでしょうか?
家庭教師のガンバでは無料の体験授業をやっています。家庭教師をやる・やらないは全く別ですので、お気軽にお試しください。
また、受験対策をはじめとした、お子さんと保護者の方に役立つ様々な情報を発信しています。ご興味のある方はぜひ、ご参考にしてくださいね。