「学校説明会ってどんなことをするのだろう?」

「行く時は何か気を付けることはあるのかな?」

「学校説明会は絶対行かないといけないの?」

「他にも志望校へ行く機会はある?」

初めての高校受験を控えている場合、このような疑問をお持ちではないでしょうか。そこで今回は「学校説明会」にまつわるさまざまな疑問について解説します。

 

・学校説明会について知りたい方

・これから学校説明会への参加を検討されている方

・学校説明会をより上手に活用したい方

・お子さんの高校受験準備について知っておきたい方

このようにお考えの保護者の方はもちろん、中学生のお子さんもぜひご参考にしてください。

 

高校受験|学校説明会とは

まずは学校説明会とはどのようなものなのかについて、お伝えします。

 

学校説明会の内容

学校説明会とは主に保護者を対象に、次のような内容について詳しく説明をする場です。

  • 教育方針
  • 学校の特色
  • カリキュラム
  • 教育施設・環境
  • 部活動・課外活動
  • 進学実績
  • 学費
  • 奨学金制度
  • 入試情報(スケジュール、手続き、過去問)

学校説明会では、学校のホームページや冊子だけでは分からないような、詳しい情報を得ることができます。配布される資料に出願書類出願票などが含まれており、それに関するスケジュール書き方などの説明も行われるのが一般的です。

テストに関しては各教科の出題傾向や、場合によっては昨年度のテスト(過去問)が配布されることもあります。学校説明会は、特に「保護者対象」と条件が出されていない限り、お子さんと一緒に参加してもOKです。

基本的には各学校で行われますが、「私立高校合同説明会」などのようなくくりで、会場を設けて何校かが合同で学校説明会を開催するケースもあります。

いつ行われるかは中学校や塾からチラシを持ち帰ったり、ポスターが掲示されたり、新聞等へ広告がなされているのでこまめに確認しておくとよいと思います。

 

学校説明会の時期

学校説明会は、秋(9月~11月)の開催が多く、早い所だと6月頃から始まっています。秋に多い理由は、夏休みの学習結果をふまえて具体的な志望校選定に取り掛かる時期でもあるためです。

気になる高校がある場合は、なるべく早めにホームページなどで学校説明会の日にちと予約制かどうかを確認しておきましょう。

<関連記事>【高校受験の仕組みガイド】一般・推薦などの入試制度から内申点まで徹底解説

 

高校受験|オープンスクールとの違いは?

学校説明会に似たイベントに、「オープンスクール」があります。オープンスクールと学校説明会との違い等についても確認しておきましょう。

 

オープンスクールとは

オープンスクールとは主にお子さんを対象としたイベントで、お子さんが学校の雰囲気を体験し、その学校での生活をイメージしやすくなるよう、次のような内容が行われるのが一般的です。

  • 校内・施設見学
  • 学校紹介
  • 部活動紹介
  • 授業見学・体験
  • 行事見学・体験

教室や図書館、学食のほか、学校によって特徴的な施設があればそれらを見学したり、授業風景を見学したり、実際にいくつかの授業に参加することもできます。

学校紹介では校長先生をはじめとする先生方の話だけでなく、学校の特色や部活動などについて在校生の話を聞けたり、スライドやVTR等で紹介してくれます。学校によっては文化祭などの学校行事を見学したり参加したりできる場合もあります。

オープンスクールは、一般的に夏休みを含む6月~9月頃に開催されるケースが多いです。一部時期が重複しますが、基本的に学校説明会より一足早く行われます。

早めにオープンスクールへ参加して夏休みの勉強のモチベーション向上に役立てたり、夏休みに気になる学校のオープンスクールへ参加して志望校選定に役立てるとよいでしょう。

 

学校説明会とオープンスクールの違いとは

学校説明会とオープンスクールの違いをまとめると、次の通りです。

【主な対象】

  • 学校説明会:保護者(学校によってはお子さんと一緒の参加可)
  • オープンスクール:お子さん(多くは保護者と一緒の参加可)

 

【内容】

  • 学校説明会:学校の特徴だけでなく、入試や費用などより詳細な情報を提供
  • オープンスクール:学校生活の授業や雰囲気を体感できる 高校生活をよりリアルに感じられる

 

【開催時期】

  • 学校説明会:9月~11月(早い学校は6月頃~)
  • オープンスクール:6月~9月(これより早いケースもある)

 

いずれにしても、どちらも高校受験の志望校選定において大事な情報を得られる機会です。まずはオープンスクールに参加し、気になる学校や受験したいなと思う学校があれば、学校説明会に参加するというのも良いと思います。

 

高校受験|学校説明会の参加ポイント

せっかく学校説明会に参加するのであれば、見るポイントや注意点などを知っておき、より有意義な時間をしたいものですね。次に学校説明会に参加する際のポイントをまとめました。

 

まずは日程と予約の有無を確認

学校説明会に行こうと思ったら、まずは参加したい学校のホームページ等で、日程と予約が必要かどうか、参加できる対象者(保護者のみか、お子さんも可か、など)を確認しましょう。

最近は予約制の形式をとっているケースが多いようです。また、人気の高い高校や上位校では、学校説明会の定員が早くに埋まってしまうこともあります。こまめにホームページ等をチェックし、なるべく早めに予約しておくとよいでしょう。

 

目で見て確認したいポイント

繰り返しになりますが、学校説明会は保護者が実際に校内を見れる良い機会です。全体的な雰囲気だけでなく、特に次のポイントをよく見ておくとよいと思います。

  • 教室
  • 施設・設備
  • トイレ
  • 教職員の雰囲気

最近は壁のない開放的な教室など、さまざまな教室タイプがあります。保護者から見てどのような教室かを見られるいい機会だと思います。体育館や図書館、自習室や学食などの施設が充実しているかも、確認しておきたいところです。

意外と見落としがちなのがトイレです。新旧だけでなく、清潔感があるかなども見ておくと安心です。また、建物や施設だけでなく、学校全体の雰囲気や教職員の印象も実際に見られるいい機会ではないでしょうか。

 

説明会で確認・質問するポイント

  • 学校方針・教育理念
  • カリキュラム
  • 行事・特徴的な活動など
  • 入試に関する情報
  • 進学実績
  • その他学校生活に関する情報(制服、寮、通学手段など)

学校説明会では校長先生や教務主任などから学校方針やカリキュラムについての説明があると思います。ご家庭やお子さんの希望や考え方と合っているかの参考にするとよいと思います。

入試に関する情報では、選抜方法やスケジュール、手続き、前年度からの変更事項の有無などがないかをよく確認しておきましょう。その他にも制服や通学手段のバリエーションや決まりなど、分からなければ質問するとよいでしょう。

 

学校説明会には行くべき?

結論から言えば、学校説明会は「行った方がよい」です。もちろん、「受験するには学校説明会へ必ず参加しなければならない」といった旨が明記されてない限りは、学校説明会は絶対に参加しなければならないものではありません。

ただ、学校説明会は保護者の方も実際に学校へ足を運ぶことでリアルな雰囲気を体感でき、入試問題に関する情報や手続きなどの込み入った情報を得られる良い機会です。

また、学校によっては説明会への参加が「推薦」の条件に入れられている場合もあります。ですので、学校説明会へは可能な限り参加することをおすすめします。

 

まとめ

今回は学校説明会のさまざまな疑問についてお伝えしました。学校説明会は、志望校選定や入試準備においてとても意味のあるイベントと言えます。保護者の方は、お忙しいとは思いますが、なるべく参加し、志望校を選んだり必要な手続きの準備をしたりと、お子さんの高校受験に備えることをおすすめします。

 

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