「周りはみんな塾で難しい問題を解いているのに、自分は教科書の内容すら怪しい…」

「『勉強しなさい』と言われても、何からやればいいのかわからなくて、結局スマホを触ってしまう」

「模試の判定はいつもE判定。今さら頑張っても、もう手遅れなんじゃないか…」

 

はじめまして。「家庭教師のガンバ」の体験スタッフのTです。 私たちは日々、勉強が大嫌いだったり、成績が伸び悩んでいたりする中学生のお家に伺い、「勉強のやり方」から一緒に見直すお手伝いをしています。

塾に行っても成績が上がらない…勉強が苦手な中学生のための受験対策術>>

 

高校受験が近づくと、こうした不安の声が毎日のように届きます。 特に、これまで部活に打ち込んできて、勉強を避けてきたりした子にとって、受験という巨大な壁は、登り方のわからないエベレストのように見え、足がすくんでしまうのも無理はありません。

 

でも、はっきり言います。 「勉強が苦手」なあなたが、今から逆転合格するために必要なのは、「才能」でも「根性」でもありません。 必要なのは、「正しい戦略(効率)」だけです。

 

勉強が得意な子と同じやり方(長時間勉強、分厚い参考書、難問への挑戦)をする必要はありません。むしろ、今からそれをやると消化不良を起こして失敗します。 あなたがやるべきなのは、「最短距離」で「点数になることだけ」をやる、超効率重視の勉強法です。

 

この記事では、偏差値30台・40台からでも、短期間で合格ラインに届くための「ゼロから始める効率勉強術」を、5つのステップで徹底解説します。 精神論ではなく、今日から使える具体的なテクニックを詰め込みました。この記事を読み終わったら、不安が消え、「これなら自分にもできるかも!」とワクワクしてペンを握りたくなるはずです。


ステップ1:不安の正体は「見えない」こと。まずは敵を知る「仕分け作業」

「勉強が不安でたまらない」という子の9割は、「自分が何をわかっていないのか、わかっていない」状態です。 お化けが怖いのと同じで、正体が見えないから怖いのです。「全部わからない」と思い込んでいるから、やる気が出ないのです。まずは部屋の明かりをつけて、敵(やるべきこと)をはっきりさせましょう。

1. 教科書を目次から見直す「〇△×仕分け」

いきなり問題を解こうとするから、手が止まるのです。まずは教科書の目次を開いてください。 各単元のタイトル(例:中1数学なら「正負の数」「文字式」「方程式」など)を見て、以下の3つにマークをつけていきます。

  • 〇(マル):だいたいわかる。用語の意味も説明できるし、基本問題なら解けそう。
  • △(サンカク):聞いたことはあるけど、内容はあやふや。公式も怪しい。
  • ×(バツ):全く記憶にない。習ったかも怪しい。

この作業だけでOKです。「うわ、×ばっかりだ…」と落ち込まなくていいんです。むしろ「×がこれだけあるんだな」と知ることが第一歩です。

これを行うことで、「漠然とした不安」が「具体的な課題(×を〇にする作業)」に変わります。まずは×の単元をリストアップするだけで、あなたは大きな前進をしています。

2. 「志望校の過去問」を“見る”だけでいい

「まだ実力がないから解けない」と過去問を封印していませんか? 勉強が苦手な子こそ、最初に過去問を「見て」ください。解かなくていいです。パラパラとめくって、敵の姿を確認するのです。

  • 「数学の計算問題は、毎年必ず最初に出るんだな」 → つまり、難しい関数ができなくても、計算さえ完璧なら30点は取れる!
  • 「英語は長文が多いけど、注釈(日本語訳)がいっぱいあるな」 → 単語が完璧じゃなくても、注釈をヒントにすれば読めるかも!
  • 「社会は記述問題が少なくて、記号問題が多いな」 → 漢字が書けなくても、選べれば点数になるんだ!

これを知るだけで、「教科書の隅々まで一言一句覚えなきゃ」という呪縛から解放されます。

「ここが出そうだから勉強する」という効率的な視点が手に入ります。

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ステップ2:時間がないなら「コスパ最強」の分野から攻める

真面目な子ほど、「教科書の1ページ目から順番に」やろうとします。

しかし、受験までの時間は限られています。「少ない努力で、確実に点数が上がる(=コスパが良い)」分野から優先的に攻略するのが、勉強苦手さんの鉄則です。

1. 「暗記科目」は裏切らない(理科・社会・英単語・漢字)

数学の関数や英語の長文読解は、できるようになるまで時間がかかります。 しかし、社会(歴史・地理)や理科(生物・地学)、英単語、漢字は、「覚えたらその瞬間に点数になる」分野です。

「勉強しても成績が上がらない」という経験がトラウマになっているなら、まずは理科・社会から始めてください。

「昨日覚えた用語が、今日の小テストで出た!」「解ける!」という成功体験が、脳を「勉強モード」に変えてくれます。

 

【裏ワザ:社会は「歴史マンガ」から入ろう】 教科書の文字を読むのが辛いなら、図書館で「学習まんが 日本の歴史」を借りて読みましょう。 人間の脳は、文字の羅列よりも「ストーリー(物語)」の方が記憶しやすいようにできているらしいです。マンガで全体の流れさえ頭に入っていれば、後から用語を覚えるのが驚くほど楽になります。「勉強」と思わず、休憩時間に読んでみてください。

2. 数学は「計算問題」だけで30点取れる

多くの公立高校入試では、最初の大問1(計算問題・小問集合)だけで、全体の3割〜4割の配点があります。 勉強が苦手なら、難しい図形の証明や、関数の応用問題は一旦捨てて構いません。 その代わり、「大問1を絶対に満点にする」練習をしてください。

計算ドリルを毎日10分やるだけ。 「符号のミス」「分数の計算ミス」をゼロにする。これだけで、偏差値はグンと安定します。難しい1問を解く努力より、簡単な5問を落とさない努力の方が、合格には直結するのです。

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ステップ3:机に向かわなくていい!「スキマ時間」活用術

「よし、今日から1日3時間机に向かうぞ!」 …と決意しても、三日坊主で終わるのがオチです。勉強が嫌いな子にとって、机に向かうこと自体がハードル高いですよね。

だから、机に向かわないで勉強してください。

1. トイレ、お風呂、リビングの壁を「教科書」にする

覚えたい英単語、歴史の年号、数学の公式。これらを紙に書いて、家中の壁に貼りまくってください。 トイレに入っている時、歯を磨いている時、ドライヤーで髪を乾かしている時。無意識に目に入る回数を増やすのです。

人間の脳は「1回だけ長時間見た情報」よりも、「何度も繰り返し見る情報」を「重要な情報」と判断して記憶します。 机で必死に覚える1回より、生活の中で何気なく眺める100回の方が、圧倒的に効率が良いのです。「あ、これトイレで見たやつだ!」とテスト中に思い出せたら勝ちです。

2. 「寝る前5分」が記憶のゴールデンタイム

脳科学的に、記憶が定着するのは「寝ている間」です。 寝る直前の5分間だけ、今日覚えた単語帳やノートをパラパラと眺めてください。それだけで、寝ている間に脳が勝手に情報を整理し、記憶に焼き付けてくれます。 これなら、布団に入ってからでもできますよね? そして翌朝、起きてすぐに「昨日のあれ、何だっけ?」と思い出すテストをすると、さらに定着率はアップします。これを「睡眠記憶術」と呼ぶみたいです。


ステップ4:脱・自己流!「解き直し」こそが最強の勉強法

「勉強しているのに成績が上がらない」子の共通点は、「問題を解きっぱなしにしている」ことです。 問題を解いて、丸付けをして、間違ったところを赤で直して終わり。これは「作業」であって「勉強」ではありません。

成績が上がるのは、問題を解いている時ではなく、「できなかった問題が、できるようになった瞬間」だけです。

1. 解説を読んで「納得」したら、閉じて「再現」する

間違えた問題があったら、すぐに解説を読みます。「なるほど、こうやるのか」とわかったら、そこで終わらせてはいけません。 すぐに解説を閉じて、もう一度その問題を「何も見ずに」自力で解いてください。 ヒントなしで正解までたどり着けて初めて、「できるようになった」と言えます。「わかったつもり」を防ぐ、唯一にして最強の方法です。

2. 「間違いノート」は作らなくていい。問題集に印をつける

真面目な子ほど、間違えた問題をきれいにノートにまとめようとします。しかし、書くことに満足して時間がなくなるのは本末転倒です。効率重視なら不要です。

その代わり、問題集の、間違えた問題の番号に大きく「×」をつけてください。 そして、2回目の復習の時は、「×がついている問題だけ」を解きます。

できている問題を解く時間は無駄です。できない問題だけを狙い撃ちする。これが、短期間で成績を上げる最大のコツです。×が〇に変わっていく過程を見ることで、自分の成長も実感できます。

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ステップ5:「わからない」を放置しない勇気を持つ

勉強が苦手な子が最も陥りやすい罠。それは、「基礎が抜けているのに、プライドが邪魔をして今の学年の勉強をしようとすること」です。

中学3年生だからといって、無理して中3の内容をやる必要はありません。 英語がわからなければ中1のbe動詞まで、数学がわからなければ小学校の分数・小数まで戻ってください。

これを「さかのぼり学習」と言います。 「今さら中1の内容なんて恥ずかしい…」と思うかもしれませんが、急がば回れです。 基礎という土台がない場所に、新しい知識は積み上がりません。砂上の楼閣です。

安心してください。中1の内容なら、今の中3のあなたなら、驚くほど早く理解できるはずです。

数週間で基礎を固め直せば、そこからの伸びるスピードは段違いです。 「わからない」を放置せず、勇気を持って戻る。それができる人だけが、最後に勝つのです。


ステップ6:メンタル維持の秘訣「小さな目標」を設定する

勉強が続かない最大の理由は、「目標が遠すぎる」からです。 「志望校合格」や「偏差値10アップ」という目標は素晴らしいですが、遠すぎて途中で息切れしてしまいます。

そこで、「今日クリアできる小さな目標」を作ってください。

  • 「今日は英単語を5個覚える」
  • 「数学の計算ドリルを1ページやる」
  • 「15分だけ机に向かう」

こんなに少なくていいの?と思うくらいで構いません。

大切なのは、「今日も目標を達成できた!」という達成感を毎日味わうことです。 「できた!」という感覚がドーパミン(やる気ホルモン)を出し、明日も勉強するエネルギーになります。

カレンダーに「できた」印をつけるのもおすすめです。〇が並んでいくのを見るだけで、「自分は頑張っている」と自信を持てるようになります。

 

まとめ:昨日の自分より、1問多く解ければそれでいい

いかがでしたか? 「これなら自分にもできそう」と思えるものはありましたか?

  1. 「仕分け」で敵を知る
  1. 「コスパの良い分野」から攻める
  1. 「スキマ時間」で無意識に覚える
  1. 「解き直し」で×を〇にする
  1. 恥ずかしがらずに「基礎」に戻る
  1. 「小さな目標」で達成感を積み上げる

勉強が苦手なことは、悪いことではありません。

恥ずかしいことでもありません。ただ、「やり方」が合っていなかっただけです。 効率重視の勉強法に切り替えれば、結果は必ずついてきます。

焦る必要はありません。 他人と比べる必要もありません。

「昨日の自分には解けなかった問題が、今日の自分には解けた」 そんな小さな「できた!」の積み重ねだけが、あなたを合格へと運んでくれます。昨日の自分より1ミリでも前進していれば、それで100点満点です。

もし、「一人じゃどうしても基礎まで戻れない」「何がコスパの良い分野かわからない」「計画が立てられない」と悩んでしまったら、私たち「家庭教師のガンバ」を頼ってください。

私たちは、勉強が苦手な子の専門家です。あなたの今のレベルに合わせて、最短ルートで合格するための「専用カリキュラム」を作ります。 「中1のここから戻ろう」「君の志望校なら、ここは捨てていいよ」と、隣で具体的にナビゲートします。

無料の体験授業では、勉強を教えるだけでなく、不安を全部受け止めて、「今、何をすべきか」を具体的にアドバイスします。 まずは気軽に、お話だけでもしに来てください。

「勉強苦手さん」のあなたが、自信を持って受験当日を迎えられるよう、私たちは全力で応援しています!

さあ、今ここから、一緒にリスタートしましょう!未来はまだ、いくらでも変えられます。

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