「前回の定期テストは75点だったのに、今回の実力テストは42点…」

「国語って、文章のテーマによって点数が乱高下して全く安定しない」

「先生は『本文に答えがある』って言うけど、それがどこにあるか分からないから苦労してるんじゃん!」

日々勉強を教えていると、そんな声がいつも聞こえてきます。

はじめまして。「家庭教師のガンバ」で体験スタッフのTです。

私たちは日々、勉強のやり方に悩むお子さんや保護者の方からご相談をいただき、実際にご家庭にお邪魔して、学習のつまずきを一緒に紐解くお手伝いをしています。

ご家庭を訪問した際、中学生から最も多く聞く「諦めの言葉」の一つが、まさに国語の読解問題に対するものです。

「国語ってセンスですよね?」 「本を読まない自分には、どうせ解けないですよね?」

お母さんも横で、「そうなんです、この子小さい頃から本を読まなくて…漫画ばっかりで…」とため息をつかれる。これ、本当によくある光景です。

でも、何人もの生徒を見てきてわかったことは、高校受験の国語の読解に、「読書量」も「生まれつきのセンス」も1ミリも関係ありません。

国語で点数が乱高下してしまう子の原因は、たった一つ。 問題文を「自分のフィーリング(なんとなくの感覚)」で解いてしまっているからです。

学校の先生が口を酸っぱくして言う「本文の中に必ず答えがある」という言葉。

あれは気休めの精神論ではなく、国語という科目の絶対的なルール(客観的な証拠探しゲーム)を指しています。

今回は、感覚で解くのを今日でキッパリ卒業し、どんな文章が出ても確実に合格点が取れるようになる「国語読解の正しい解き方」を、本音でお話しします。

 

第1章:なぜ国語の点数は「乱高下」するのか?

数学や理科なら、「公式を覚えたから点数が上がった」「計算ミスしたから落ちた」と原因がハッキリ分かりますよね。 しかし、国語だけは「なぜか前より下がった理由が自分でも分からない」という現象が起きます。

これはなぜでしょうか?

「自分の気持ち」で解いてしまう罠

国語が苦手な子のテスト用紙を見せてもらうと、選択肢を選ぶときにこんな思考回路になっています。

  • 「登場人物の太郎くん、親に反抗して家出して…なんだか可哀想だな。きっと悲しい気持ち(ウ)だろう」
  • 「筆者は自然環境について熱く語っているな。確かに環境破壊は良くない(ア)が正しい気がする!」

これ、何が起きているか分かりますか? 「筆者が書いたこと」ではなく、「自分が普段どう感じているか」を基準に選んでしまっているのです。

物語文の主人公に勝手に感情移入したり、論説文のテーマに対して自分の常識で善悪を判断したりしてしまう。だから、たまたま自分の価値観に合う文章が出たときは点数が高く、自分の日常とかけ離れた小難しい文章が出た瞬間に0点近くまで落ちるのです。

入試の国語は「公平なテスト」でなければならない

少し冷静に、問題を作る高校の先生(出題者)の立場になってみてください。

もし、国語が「読み手の自由な感性」を問うテストだとしたらどうなるでしょう? 「太郎くんの気持ちは悲しいとも取れるし、怒っているとも取れるよね。どっちも正解!」なんて採点、入試でできるはずがありません。そんなことをしたら、不合格になった生徒の親からクレームの嵐が来ます。

何百人、何千人が受ける高校入試だからこそ、採点基準は「誰がどう読んでも、絶対にこれしか正解になり得ない」という明確な証拠がなければいけません。

その証拠が転がっている場所こそが、「問題用紙の本文の中」だけなのです。 国語のテストとは、「あなたの豊かな感性を発表する場」ではなく、「本文という現場に残された証拠を見つけ出す場」なのだと割り切ってください。

 

第2章:説明文・論説文の攻略法「イコール(同値)と対比」を見抜け!

では、具体的にどうやって本文から「証拠」を探し出せばいいのでしょうか。 まずは高校入試で必ず出題される、論説文・説明文からいきましょう。筆者の主張がズラズラと並んでいる、あの眠くなる文章です。

論説文を攻略する鍵は、たった2つの関係性に印をつけることです。

1. 「つまり」「要するに」の後の文こそが主犯格

筆者が本当に言いたい核心(主張)は、文章の中にそう何個もありません。たいてい1つか2つです。 筆者は自分の言いたいことを分かってもらうために、具体例を出したり、昔話を挟んだりして、手を変え品を変え同じことを何度も言い換えています。

そして、言いたいことのまとめに入るとき、必ず決まった「合図(接続詞)」を出します。

  • つまり
  • 要するに
  • したがって
  • このように

本文を読んでいる途中でこれらの言葉が出てきたら、シャーペンでぐるぐる巻きに印をつけてください。その直後の一文に、筆者の言いたい結論が100%凝縮されています。 設問で「筆者の考えとして最も適切なものはどれか」と聞かれたら、この印をつけた一文と「ほぼ同じ意味のこと」を言っている選択肢を探すだけです。

2. 「しかし」の後にスポットライトが当たる

もう一つの重要な合図が、逆接の接続詞です。

  • しかし
  • だが
  • ところが

人間は、「一般的な意見(みんなはこう言うけれど)」を前置きにしてから、「自分の本当の意見(でも私はこう思う!)」を主張する生き物です。

「世間ではAIの発達によって人間の仕事が奪われると危惧されている(一般的な意見)。しかし、本当に大切なのはAIをどう使いこなすかという人間の主体性ではないだろうか(筆者の主張)。」

「しかし」の前の文章は、単なる引き立て役に過ぎません。「しかし」の後ろにこそ、筆者の強い本音が隠れています。ここにも必ず線を引く癖をつけましょう。

 

第3章:物語文・小説文の攻略法「気持ち」は言葉ではなく「行動」に出る

「筆者の言いたいこと」を探せばいい論説文に比べて、多くの中学生がドツボにハマるのが「物語文(小説)」です。 「登場人物の気持ちを答えなさい」という問題ですね。

ここで多くの生徒が、腕組みをして「太郎くんは今、どんな気持ちなんだろう…」と宙を見つめて妄想を始めます。これが一番やってはいけないことです。

人の感情を読み解く証拠は、必ず「状況」と「行動(仕草)」に現れます。

1. 「セリフ」に騙されるな!「ト書き」を見ろ

例えば、こんな場面があったとします。

母親から「テストの点数はどうだったの?」と聞かれ、健太は視線を床に落としながら、「別に、普通だったよ」とボソッと呟いた。

健太のセリフだけを見れば「普通」です。 でも、健太の気持ちが「普通」なわけがありませんよね。 証拠はどこにあるか? セリフではなく、その前後の行動です。

  • 視線を床に落としながら(やましいことがある、気まずい)
  • ボソッと呟いた(自信がない、これ以上突っ込まれたくない)

感情そのものが本文に「健太は気まずかった」と直接書いてあることは滅多にありません。その代わり、筆者は必ず「その感情を表す行動や体の変化」を本文に散りばめています。

  • 「拳を強く握りしめた」=悔しい、怒り、我慢
  • 「喉の奥がツンとした」=泣きそう、悲しい
  • 「足取りが軽くなった」=嬉しい、安心

物語文を読むときは、登場人物のセリフよりも、「どんな仕草をしたか」「呼吸や視線がどう動いたか」という身体の反応に線を引くようにしてください。それがそのまま設問の答えの証拠になります。

2. 「場面の変化」が感情を動かす

人の気持ちが動くときには、必ずキッカケ(事件)があります。

  • 誰かにキツい一言を言われた
  • 試合に負けた
  • 夕日が沈んで急に周りが暗くなった(情景描写)

「なぜその気持ちになったのか?」と理由を聞かれたら、その行動を起こす直前に起きた「出来事」を本文の前の方から探し出して引っ張ってくる。

これだけで、記述問題の半分以上の点数は確実にもらえます。

 

第4章:選択肢問題で絶対に間違えない「消去法」の鉄則

高校入試の国語で、最も配点が高く、かつ誰もが引っかかるのが「4択の記号問題」です。

「アとエで迷って、結局間違えた方をいつも選んじゃう…」という経験、一度や二度ではないはずです。

記号問題で確実に正解をもぎ取るための鉄則は、「正解を1つ選ぼうとするな。間違っている3つを粗探しして消せ」です。

選択肢を「パーツ」に分解してウソを見破る

選択肢の文章は、長くて紛らわしく作られています。 パッと全体を眺めて「なんとなくこれが良さそう」と選ぶと、出題者の罠に綺麗に引っかかります。

選択肢は、スラッシュ(/)を入れて2つか3つのパーツに分解してください。

(例)太郎は、/ 花子に自分の本音を笑われたことで、/ 強い恥ずかしさと憤りを感じている。

分解したら、それぞれのパーツを本文の証拠と照らし合わせます。

  1. 「花子に自分の本音を笑われた」は本文に書いてあるか? → 書いてある(〇)
  1. 「強い恥ずかしさと憤りを感じている」と読み取れる行動はあるか? → 恥ずかしがってはいるが、「憤り(怒り)」を表す行動はどこにもない!(×)

一部分でも本文の証拠と一致しない箇所があれば、その選択肢は「即・脱落(×)」です。 紛らわしい選択肢というのは、文章の8割はもっともらしいことを書いておいて、最後の語尾の2割だけに「本文には全く書いていないこと」をシレっと混ぜて作られています。

「どれが一番正しいか」を探すのではなく、「どこに本文と違うウソが混ざっているか」を重箱の隅をつつくように探して消していく(消去法)。 最後に残った1つが、どれだけ地味でパッとしない選択肢に見えても、それが絶対に揺るぎない正解です。

やるきを引き出す

 

まとめ:国語は「宝探しゲーム」だと思えば怖くない

いかがでしたでしょうか。

  1. 国語はセンスでも読書量でもない。「本文の中にある証拠探し」である。
  1. 論説文は「つまり」「しかし」の直後にある筆者の主張をマークする。
  1. 物語文はセリフではなく、登場人物の「仕草・体の反応」から気持ちを逆算する。
  1. 選択肢問題はパーツに分解し、本文にないウソを見つけて「消去法」で解く。

「国語の勉強って何をすればいいか分からない」と言っていた子も、このルールを知った瞬間から、問題用紙への向かい方がガラリと変わります。

今までは真っ白だった問題用紙が、接続詞の丸や、登場人物の仕草への下線でどんどん埋まっていく。 「あ、ここに答えの証拠がハッキリ書いてあった!」と見つけられたとき、国語は退屈な科目から、最高に楽しい「宝探しゲーム」へと変わります。

もし、 「理屈は分かったけれど、一人で過去問を解いていると、どこに線を引けばいいか迷ってしまう…」 「うちの子、どうしても選択肢を勘で選ぶ癖が抜けないんです…」 と悩んでいらっしゃるなら、ぜひ私たち「家庭教師のガンバ」にご相談ください。

家庭教師の強みは、お子さんが問題を解いている「その瞬間」の手元のペンの動きを見られることです。 「今、なんでアを選んだの? 本文のどこにそれが書いてあった?」 「ほら、ここに『しかし』があるよ。その後ろをもう一回読んでごらん!」

お子さんの隣に座り、思考のクセをその場で修正しながら、一緒に証拠を探す練習を繰り返します。 このマンツーマンの対話を通して、子どもたちは「あ、国語ってこうやって解くんだ!」という確固たる手応えを掴んでいきます。

無料の体験授業では、実際にお子さんが直近で受けたテスト用紙をお手元に用意していただき、その場で「失点した原因」と「点数をあと15点引き上げる読み方」を分かりやすくレクチャーいたします。 国語を得意科目・安定した得点源に変えて、自信を持って志望校合格への道を歩み出しましょう!私たちが全力でサポートします。

 

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