中学のときと同様に、高校への入学も緊張感が高まる時期です。

たくさんの期待をもって入学式を迎える人もいるでしょう。

高校生活に馴染めるだろうかと、不安が大きい人もいるかもしれません。

勉強が大変そうだなと、今から焦ってしまうこともありますよね。

高校に入学したら何をすれば良いのか、大学受験を見据えながら考えていきます。

希望に合った進路にするためにも、高校1年生を有意義に過ごせる工夫をしましょう。

 

 

高校と中学とでは何が変わるのか

中学から高校に進学すると生活も学習も大きく変わります。

勉強も難しくなるので、部活や行事との両立が時間的に厳しいと感じやすいでしょう。

たとえば数学は高校1年で数学Ⅰと数学Aとに分けて学びます。

中学までは数学ができる方だった人でも、高校で得意分野のままとは限りません。

特に数学Aは図形や確率がメインであり、難易度が上がったと感じやすいでしょう。

数学Ⅰは得意でも数学Aが不得手だと、文理選択の自由度が下がってしまいがちです。

同じように国語教科も現代文と古典とに分かれます。

理科も化学、物理、生物に分けられ、それぞれを中学よりも深堀して学ぶのです。

また、近年日本教育が特に力を入れているのは英語です。

英語表現とコミュニケーション英語があり、より高度な学習環境となります。

このような変化に対応するためには、効率的な勉強方法が必要です。

 

学習スタイルを確立させる

高校での変化にきちんとついていくためには勉強面のサイクルも重要です。

時間を有効活用するための習慣を身につけなければなりません。

そのためには高校でも予習復習を欠かさず実施しましょう。

中学で学んだ基礎部分に不安があれば、そこも見直さなければなりません。

中学時点での勉強に穴があると、高校での授業にもついていけなくなってしまうためです。

これまでの基礎を固めながら翌日の授業を予習し、帰ってきたら学び直します。

このスタイルを確立させると、普段の授業だけではなく将来的にも有利になります。

 

なぜ高校1年が重要なのか

高校1年ならまだ遊んでいても大丈夫と思うかもしれません。

しかし高校で最も重要なのは、1年生の時期であるとも言えます。

 

高校入学後の時期は将来を左右する

高校卒業後の進路はそれぞれであり、進学する人もいれば就職する人もいます。

進学する場合は大学に行くのか専門学校に行くのか選択肢がさらに分かれるでしょう。

進学にしても就職にしても、高校時代の過ごし方は大きくかかわってきます。

たとえば数学が苦手だからこの大学は受けられないと、諦めにつながるケースが1つです。

文系科目がダメだったからという理由で、将来の仕事の選択肢を狭めることもあります。

そのため高校入学後のスタート時点から努力することは重要です。

将来の目標が広がりやすく、夢を諦めるリスクを減らせるでしょう。

 

受験勉強に打ち込める習慣をつくる

高校入学と同時にスタートダッシュを切れると、受験前の焦りや不安を抑えやすいです。

高校3年の時点で積み上げてきた2年分の努力があるのとないのとでは大きく異なります。

1年から毎日コツコツと勉強に励んでいると、蓄積した分が自信につながりやすいのです。

また、3年になって急に勉強に打ち込もうとしても集中力には限りがあります。

受験生になったから1日何時間勉強しようと決意する人もいるでしょう。

しかしいざ机に向かってみると、思ったように集中し続けられません。

集中力は地道な努力できたえられます。

反対に積み上げた努力がなければ、受験勉強に欠かせないスキルは得られないのです。

勉強しようと思ったときに頭を切り替えるためには、訓練を日々行わなければなりません。

そのため高校入学後から自主学習のサイクルを定着させておくことは強みとなります。

 

入学直後から始める大学受験の準備方法

高校に入学したらすぐに、大学受験を視野に入れた行動をとりましょう。

ライバルと差をつけるためには高校1年生が勝負の時期になります。

 

定期テストに前向きに取り組む

高校生にとって定期テストを含む試験はとても憂鬱で嬉しくないイベントです。

しかし定期的にテストを受けることで、そこまでの授業内容の復習になります。

力試しと弱点の見極めが1回の試験で両方できるのです。

せっかく受けるなら時間を無駄にするのではなく、学校のテストを有効活用しましょう。

言うまでもなくテスト前の教科別対策は必須事項です。

苦手な強化や科目だからといって捨てることなく、粘り強く授業の復習をします。

テストが終わったらそこで安心せずに、見直しの習慣をつけましょう。

受験が近づくと何度も模擬試験を受ける機会があります。

模試も見直しや自己採点は重要なので、その練習にもなるはずです。

テストが返却されて正しい解答がわかったら、ここでも欠かさずに復習します。

間違えたところはもちろんのこと、おしかったところも重点的に見直しましょう。

あと1歩届かなかったところは補強しやすく、得点力を上げやすくなります。

 

将来の目標と文理選択に備える

自分が将来何をしたいのか、はっきり決めている高校生は少数派です。

しかし明確にではなくても、興味のある分野を見つけておくのもポイントとなります。

出版や食品、宇宙関連など、ざっくりとした好奇心だけでも大丈夫です。

ほとんどの高校では2年に上がるときに文系と理系に分かれます。

そのため文理選択は1年生のうちに決める学校が多いです。

将来自分が何をしたいかがある程度見えていると、進む道を選びやすくなります。

数学は少し苦手だけれど、この仕事に就きたいから理系で頑張ろうと思うかもしれません。

得点できるのは理科分野でも、英語の仕事をしたい人なら文系に行くこともあるでしょう。

将来何がしたいかという目標は文理選択の強いベースになります。

苦手科目を避けるために文理選択して後悔しないよう、自分とじっくり向き合いましょう。

 

オープンキャンパスの積極的な利用

オープンキャンパスは1年生のときから活用してみると良いでしょう。

気になる大学はもちろん、選択の幅を広げるためにもできるだけ足を運んでおくべきです。

実際にキャンパスを見てみることで好奇心が刺激されるかもしれません。

興味がないと思っていた分野でも、楽しそうだと感じることもあるでしょう。

志望したい大学の候補がいくつか見えてくると、1年での文理選択もしやすくなります。

興味のある大学や分野を見比べていれば、将来の目標もはっきりしてくるかもしれません。

 

高校入学後の勉強には家庭教師がおすすめ

中学に上がったときには勉強量が一気に多くなり困惑した人もいるはずです。

高校ではさらに勉強の量が増え、内容の難易度も一段と高まります。

毎日の予習復習をしていてもなかなか定期テストで得点できないこともあるでしょう。

苦手な分野を克服したくても、範囲も広いためどこから手を付ければいいかわかりません。

高校生になったら家庭内での自主学習が欠かせませんが、ただやるだけでは不足気味です。

いくら勉強しても理解が追い付かないと、そのうちモチベーションも下がってしまいます。

一方で学校の授業はどんどん進むので、ペースを乱される感覚に陥るかもしれません。

努力を無駄にしないためには、適切な指導者も必要な場合があります。

家庭教師は1対1の指導方式で自分のペースを維持しながら学習を進められます。

文理選択に悩んだときなど、マンツーマンだからこそのアドバイスももらえるでしょう。

高校に入学して勉強に不安が出てきたら、家庭教師に指導を依頼するのも良い方法です。

まとめ

高校入学後から始める大学受験の準備について解説しました。

中学よりも学ぶ科目が増えて難易度も格段に上がります。

何もかもがはやいペースで進みますが、参考になるポイントはあったでしょうか。

勉強の面で不安が大きければ家庭教師の指導も検討材料の1つになります。

進路のことや受験のことで相談もできるためメリットが大きいです。

自分に合った勉強方法を探しながら、大学受験に向けてスタートダッシュを決めましょう。

 

家庭教師のガンバ  今村 剛

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