中学生の勉強は、小学生までとは内容も量も大きく変わってきます。「小学生の頃は授業についていけたのに、中学生になると苦手な科目ができてしまった」ということもよく聞きます。また、中学生は思春期の真っ只中だったり、部活動などが忙しくもなる時期です。

家庭教師ではこのような事情を考慮しながら、中学生のお子さんに合った教え方で、お子さん一人ひとりの課題や目標に合わせて指導していきます。

そこでこの記事では『家庭教師のガンバ』が、中学生で初めて家庭教師をご検討されている保護者の方へ向けて、家庭教師の中学生への教え方について解説します。

ご家庭でご活用していただける内容も多いと思いますので、中学生のお子さんの勉強面で課題を感じている方もぜひ、ご参考にしてください。

 

中学生と小学生の勉強はどう違うの?

まずは中学生と小学生の勉強の違いを確認しておきたいと思います。通っている小学校や中学校によって詳細な内容は異なりますが、一般的な違いを表に簡潔にまとめたので、ご覧ください。

表1小学生と中学生の勉強内容の違い

通常、小学校では基礎的な内容を学習し、中学校になると授業内容やテスト共に難易度が上がります。また、高校受験の際には評価が内申点として用いられるため、合否にも影響があります。

内申点に関しては、次の記事もご参照ください。

 

<関連記事>

内申点ってどれくらい取れば行きたい高校にいけるの?理想の進学先を目指すために

副教科で高校受験の内申点に差をつけよう!家庭教師の活用方法も解説

 

続いて、小学生と中学生の生活面での変化も見ておきたいと思います。

表2小学生と中学生の生活の違い

このように、お子さんを取り巻く人間関係や学校にいる時間も大きく変わってきます。小学生でも高学年になれば、より中学生に近い親子関係が望ましいと言えると思います。

 

中学生への教え方(目標別)

このように中学生の勉強内容や生活面の特徴を考慮しつつ、家庭教師ではお子さんの状況や成績、目標に合わせた教え方で勉強を進めていきます。

 

中学生への教え方①:勉強の習慣づけが目標の場合

中学生へ「勉強の習慣づけ」をしたい場合の教え方ではズバリ、『予習・復習』がカギとなります。上の「中学生と小学生の勉強はどう違うの?」でもお伝えしたように、小学生と中学生とでは授業内容に大きな違いがあり、予習復習が不可欠になるためです。

予習・復習を軸に習慣づけて継続するには、お子さんに合った方法を見つけることが近道。そして、そのやり方を少しずつでも継続することで、勉強の習慣が身についてくるというわけです。

家庭教師の場合、まずは『お子さんに合った効率的な予習・復習の方法』を見つけることから始めます。そしてそれらが定着できるよう、家庭教師がお子さんに合った方法を教えながらやる気が継続するようにサポートしていく、という教え方をします。

さらに「予習授業復習」という流れに加えて、家庭教師による苦手箇所の解決を随時おこない、テスト対策へもつなげていきます。

 

中学生への教え方:定期テストの点数アップが目標の場合

定期テストの点数をアップさせたい場合の教え方では、主に次の4つがポイントとなります。

  • 普段の学習をテスト対策へ役立てる
  • テストまでの学習計画
  • テストに出る箇所の対策
  • 苦手箇所の解決

定期テストで点数をアップするには、テストに出やすい箇所を押さえつつ苦手箇所を克服するといった内容を、テストまで計画的に勉強を進めなくてはなりません。

また、テスト前にまとめてテスト範囲を網羅するのではなく、普段の学習からテスト対策を意識して取り組むことも大切です。

家庭教師がおこなうテスト対策の教え方としては、まず、テスト直前だけでなく『中学生への教え方』でお伝えしたような普段の学習(予習・復習の習慣づけと方法)からおこないます。

そしてお子さんの性格や学習の理解度をよく理解した家庭教師が、(場合によってはお子さんと一緒に)計画を立てることで、無理や無駄のない現実的な計画を立てることができます。

また、広いテスト範囲をやみくもに勉強するのではなく、家庭教師が大事なポイントを絞ります。こうした学習の中でお子さんの苦手な箇所を見つけ、理解できるように取り組んでいきます。

お子さんに合わせた学習計画や苦手箇所を見逃さないという点は、家庭教師ならではと言えると思います。

 

中学生への教え方:苦手科目の克服が目標の場合

苦手科目を克服するには、わかるところまでさかのぼることがポイントです。中学生で苦手な科目や苦手な箇所に関しては、「わからないところがわからない」「昔習ったところもわからない」といったケースが多いです。

ですので、どこでつまづいているのかを正しく知って、対策をしていかなければなりません。ただ、お子さんが自分でわからなくなったキッカケの単元を探すのはとても大変です。場合によっては小学生で習ったところまで戻る必要もあるからです。

そこまでの学習内容を全部ふり返ってつまづいた箇所を見つけるには膨大な時間がかかってしまいます。ここで、家庭教師のサポートが役に立ちます。

単元ごとのつながりを考慮して効率よくお子さんのつまづいたポイントを探り、『どこまでわかっているのか』を見つけます。そして、わかっている箇所から学習をやり直し理解していくという教え方をすることで、苦手を克服します。

学習のやり直し方もお子さんに合った方法で取り組むことで、より効率的に克服へつなげることができるのです。

 

中学生への教え方:高校受験対策が目標の場合

高校受験を目標とした場合、次の3つを意識した教え方が大切です。

  • 内申点のアップ(定期テスト)
  • 苦手科目の点数アップ
  • 志望校に合わせた対策

高校受験では内申点が合否に大きく影響するため、定期テストでコンスタントに点をとっておくことがとても大切です。また、5教科全体で見た時には得意科目よりも苦手科目の方が『のびしろ』があります。

テストの際に、得意科目で満点を目指すのももちろん良いですが、苦手科目を克服することでプラス数十点を目指す方が簡単だったりすることも多いです。

そしてやはり、志望校に合わせた受験対策が必須です。

家庭教師では、ここまでお伝えした『中学生への教え方』によって定期テストの得点アップをはかり、内申点を伸ばします。また、『中学生への教え方』によって苦手科目を克服するだけでなく、トータルの得点アップも目指します。

最後に、模擬テスト・過去問・予想問題・小論文対策といった受験対策と合わせて、志望校の情報など家庭教師が持っている受験へのノウハウを使い、受験に向けて万全の対策を行います。

受験までの学習計画やスケジュール管理をしたり、志望校を決めるときの相談に乗ることも出来ます。

 

家庭教師の詳しい「授業の流れ」については、次の記事もご参照ください。

<関連記事>

【初めての家庭教師】授業の流れはどんな感じ?体験談も交えて解説!

 

中学生への教え方(学習内容以外)

ここまで目標別に中学生への教え方をお伝えしました。最後に、学習内容以外で中学生へ教える際に大切なポイントをご紹介します。

 

声の掛け方とタイミング

中学生は思春期・反抗期の真っ只中です。私たちも経験がありますが、素直になれなかったり、やらなきゃいけないとわかっていてもイライラしてしまうこともあると思います。

でも、心の底では焦っていたり、本当はがんばりたいと思っているのではないでしょうか。その気持ちをうまくほぐし、やる気になるような声掛けは大きな効果を発揮することがあります。

特に家庭教師はお子さんのメンタル面でのサポートという役目も担うため、勉強の教え方だけでなく、適切なタイミングで適切な声掛けをすることも大切です。

  • 小さな成功体験を見つけ、積極的にねぎらう
  • がんばったプロセスを認めてねぎらう
  • ポジティブな言葉を遣う
  • 共感の気持ちを示す
  • チャレンジ精神を適度に刺激する
  • 自主性を大切にする

などのようなポイントを押さえた声掛けが大切だと感じます。こうしたコミュニケーションの中で信頼関係も育まれ、ちょっとした質問などをより気軽にしやすい空気をつくることもできます。

家庭教師のガンバでは、児童心理カウンセラーの先生のアドバイスのもと、『やる気を引き出す言葉がけ』を指導に取り入れています。

詳しくはこちらのページをご参考ください。

<関連リンク>

やる気を引き出す言葉がけ

 

学習環境の整備

中学生に限ったことではありませんが、勉強を始める前や勉強の最中に、集中しやすい学習環境を整備するのも大切です。

机周りが雑然としてれば勉強を始める前に軽く整理整頓してから取り掛かったり、冷暖房の温度を快適にしておくことも大切だと思います。また、勉強の途中で適度に休憩を入れたり、水分補給を行うのも効果的です。

 

まとめ

今回は『家庭教師による中学生への教え方』について解説しました。お伝えした内容の中で一つでも、お子さんの学習でお役に立てることができたらうれしく思います。

お子さんに合わせた勉強方法や学習計画、苦手な科目や箇所への対策など、オーダーメイドのきめ細かいサポートが家庭教師の魅力です。

これから「家庭教師をつけてみようかな」とお考えの方はぜひ、体験授業から試してみてはいかがでしょうか。

 

**********************

家庭教師のガンバでは無料の体験授業をやっています。家庭教師をやる・やらないは全く別ですので、お気軽にお試しください。

家庭教師のガンバ無料の体験授業について詳しくはコチラ