11月の中間テストは中学生にとって、これまでの理解度を確認し、今後の学習計画等を見直すための大事な指標となります。でも、実際に「次はがんばろう!」と思っても、

「お子さんにどんな勉強方法があうのかわからない」

「どこから取り掛かってよいのかわからない」

といった声は多く聞かれます。実は中間テストの結果が出る頃は、家庭教師を検討するご家庭からの相談が増える時期でもあります。そこで今回は、

■中間テスト結果後の各学年ごとの学習方法

■家庭教師の活用方法と取り組み内容

について、今までたくさんのお子さん達を指導させていただいた私たちの経験をもとに解説します!最後にテスト後から家庭教師を始めたお子さんの体験談もご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。

 

中学1年生11月中間テストの結果改善方法

中学1年生にとって11月の中間テストは、3学期制の中学校の場合、1学期で初めての中間・期末テストを経て、小学校のテストとの違いが定着しつつある頃の定期テストとなります。学校生活や中学の授業にも慣れ始めた中で、学力がどれほど身についているかを見られます。

 

中間テストのふり返り(現状分析)

まずは中間テストの結果をしっかり見ながら、次の3つの点を中心にふり返ります。

・苦手な部分の洗い出し

・日々の学習方法や学習習慣の確認

・テスト直前の準備が適切だったか

 

苦手な部分の洗い出し

中間テスト結果から、どの教科が苦手か、そして教科の中でもどの単元や問題で得点が取れなかったかを確認します。お子さんが苦手分野や弱点を明確にすることで、今後の学習計画等が立てやすくなります。

 

日々の学習方法や学習習慣の確認

中学生は学習の方法や習慣において、より主体性が求められます。たとえば、

・授業の内容をノートにまとめたか

・予習、復習ができていたか

・わからない問題や苦手な科目にも取り組めたか

など、中間テストまでの普段の学習習慣や勉強方法がどうであったかをふり返ります。

 

テスト直前の準備が適切だったか

11月の中間テストでは、多くの学校でテストの2週間~10日前頃にはテスト範囲が発表されます。そこからテストまでの間、きちんと学習計画が立てられていたかどうか、そして計画に沿ってスケジュール管理ができていたかどうかを見直します。

 

結果改善のための家庭教師の活用法

家庭教師が中間テスト結果の改善に取り組む場合、前項でお伝えした「中間テストのふり返り(現状分析)」からお子さんと一緒に取り組み、次回の期末テストまで無理のない学習計画を立てて一緒に取り組みます。学習計画や学習内容には、主に次のような内容をポイントに盛り込んでいきます。

・出来なかった問題の徹底的な見直し

・お子さんに合ったボリュームの学習計画

・予習復習の習慣づけに

・苦手科目や苦手分野の克服

・テストに出る箇所の攻略

中間テストで出来なかった箇所は、テスト結果がでた後にしっかり見直して克服しておきます。また、次のテストまでは日にちがありますので、効率的な予習復習の方法によって学習を習慣化し、その中で苦手箇所をつぶしていきます。

テスト週間だけでなく、普段からテストに出る箇所を視野に入れた指導を行うことで、点数アップを狙います。期末テストの範囲が発表されたら、テスト範囲に基づいてテスト対策にも取り組みます。

 

中学2年生11月中間テストの結果改善方法

一般的に、中学2年生はいわゆる「中だるみ」がおこりやすい学年とされています。また、1年生の時よりも学習の難易度が上がるため、点数が伸び悩む「中2の壁」に直面しやすく、学力の差がつきやすい時期でもあります。

特に11月の中間テストがある時期のちょうど約1年後に受験シーズンに突入するため、来年の高校受験も見据えた基礎固めが必要です。

地域によっては2年生の成績も高校受験に必要な内申点に影響するため、11月の中間テストでもしっかりと点数をとっておきたいところです。

 

中間テストのふり返り(現状分析)

中学2年生の中間テストでは、結果に対して中学1年生の時と同様に「苦手な部分の洗い出し」「日々の学習方法や学習習慣の確認」「テスト直前の準備が適切だったか」に加えて、次の3つの点も考慮しながらふり返りをします。

・基礎が定着してるか

・応用力が身についているか

・目標に対する自身のレベル感はどうか

 

基礎が定着してるか

中学2年生や1年生で学習した内容やがベースとなり、新しい単元でも基礎の定着がカギとなります。ですので、11月の中間テストの結果でも、基礎的な問題をきちんと理解しているかどうかを確認します。

 

応用力が身についているか

中学2年生からは、基礎だけでなく応用問題への対応力や考察力が問われる単元が増えます。ですので、11月の中間テストの結果から応用問題がどれくらい理解できているか、あるいはどの部分ができていないかもふり返ります。

 

目標に対する自身のレベル感はどうか

中学2年生の11月頃であれば、志望校について考えているお子さんもいるのではないでしょうか。11月の中間テストのちょうど1年後は、受験対策も佳境に入っている頃です。

中学2年生のこの段階でテスト結果から自分の学力を冷静にとらえ、目標に対してどのような課題があるかも考えながらふり返ります。

 

結果改善のための家庭教師の活用法

中学2年生も1年生の時と同様に、家庭教師が「中間テストのふり返り(現状分析)」から次回テストの学習計画までお子さんと一緒に取り組んで実践します。

中間テストの結果をしっかりと分析することに加え、中学2年生では主に次のような内容を計画に取り入れて指導していくことになると思います。

・受験を見据えた基礎固め

・苦手箇所の徹底した克服

・出る箇所に絞ったテスト対策

お伝えしたように、中学2年生ではそろそろ受験勉強も視野にいれつつテスト対策をしていかなければなりません。

特に高校受験では、入試問題の約4~5割が中学2年生の内容からと言われているほど、中学2年生で習った内容が出題されることが多いです。

そこで家庭教師では受験対策も見据え、中間テストの結果を活用して基礎力がどれくらいあるかを確認し、出来ている箇所、出来ていない箇所を見極めていきます。

出来ていない箇所、つまり苦手箇所については、11月のテスト範囲だけでなく、どこでつまずいているのかまでさかのぼって克服できるように取り組みます。

そのような苦手箇所に加え、テストによく出る傾向の問題に集中して取り組むことで、次回のテストでの成績アップを狙うほか、受験対策にもつなげていきます。

 

中学3年生11月中間テストの結果改善方法

中学3年生にとって11月は受験が23ヶ月後に迫った時期です。また、公立高校を受験する場合は「内申点」も合否に大きく関与しますが、一般的に中学3年生二学期末までの成績が内申点として用いられます。

ですので、11月の中間テストが思わしくない場合、期末テストでは少しでも挽回したいものです。かといって、受験勉強に充てる時間も確保したいというように、この時期は中学3年生にとって気ぜわしい時期となります。その中でいかに効率よく学習を進めていくかがポイントとなります。

内申点に関しては、次の記事もご覧ください。

<関連記事>

内申点ってどれくらい取れば行きたい高校にいけるの?理想の進学先を目指すために

副教科で高校受験の内申点に差をつけよう!家庭教師の活用方法も解説

 

中間テストのふり返り(現状分析)

中学3年生では中間テストの結果を活用し、次の点を中心に振り返ります。

・間違えた問題の解きなおし・理解

・ケアレスミスの有無

・時間配分の確認(テスト勉強、テスト中)

 

間違えた問題の解きなおし・理解

中学3年生でももちろん、1年生や2年生と同様に間違えた箇所の解きなおしは行います。ただ解きなおすだけでなく一つひとつをきちんと理解しておくことで、間違いやすい箇所や苦手箇所をつぶします。

 

ケアレスミスの有無

ただ間違えた箇所だけでなく、計算ミスや見間違いなどの単純なケアレスミスがなかったかも確認します。もしいくつかあれば、今後自分がしがちなケアレスミスの傾向をつかんで、防ぐための対策をすることに役立ちます。

 

時間配分(テスト勉強、テスト中)はどうか

こちらも高校受験を見据えて、11月の中間テストではテスト前の勉強時間の割り振りや、テストを回答する際の時間配分もふり返ります。

テスト前の勉強時間は効率よく行えば受験勉強と両立できるため、中間テスト前にちゃんと同時進行できたか、その結果はどうだったかをみます。

そして学校の定期テストでも時間配分を考えてやることで、入試のテストに備えた解き方を身に着けることができるため、中間テストでもこの点をふり返ります。

 

結果改善のための家庭教師の活用法

中学3年生も2年生・1年生の時と同様に、中間テストの結果を改善するための「中間テストのふり返り(現状分析)」を家庭教師と一緒に行い、次回の期末テストと受験対策を両立できるように学習計画を立てます。具体的には次のような内容を盛り込んで指導します。

・中間テスト結果から関連付けて苦手科目を克服

・期末テストと入試を見据えた解き方の指導

・テストに出る重要箇所に絞った対策

中学3年生のテストに出る問題は、2年生や1年生の内容をベースとして発展させているものが多くあります。たとえば中学1年年生の「関数と比例」、中学2年生の「一次関数」、中学3年生の「二次関数」は中1の内容を基に関連しています。

したがって、11月の中間テストでつまずいた箇所は、中2の内容、もっといえば中1の内容でつまずいている可能性があります。

このように家庭教師が関連付けて確認していくことで、受験に出る範囲の中でのお子さんのつまずきを根本から効率よく解消していくことができます。

また、時間配分や見直しの仕方など受験の本番でも活用できるコツを指導したり、受験勉強との両立が叶うように、期末テスト対策では苦手箇所とテストに出やすい箇所に絞って効率的に進めます。

 

体験談|テスト明けから家庭教師を始めたお子さんの感想

最後に、実際に中間テスト明けから家庭教師を始めたお子さんとその保護者の方の体験談や感想をご紹介するのでご参考にしてください!

■順位が70番アップした中1のAさん・お母さんへのインタビュー(一部抜粋)

Q、家庭教師を始めたキッカケは何ですか?

【Aさん】テストの成績が悪くて、お母さんが頼んでくれました。小学校と違って勉強はだいぶ変わりました。

【Aさんのお母さん】1の夏、1学期の中間テストが、スゴク悪くて、このまま続けていったら受ける高校がなくなるなって思ったのがキッカケです。

Q、家庭教師を始める前と比べて、何か勉強に対する変化はありましたか?

【Aさん】前は相当勉強が嫌いでした。でも今理科とか社会とかだいぶわかるようになったので、そこの所が ちょっと楽しくなってきました。基礎が分かるようになって楽しいです。

Q、お子さんの勉強に対する姿勢に変化はありましたか?

【Aさんのお母さん】学校から帰ってきたら、家庭教師の先生が出してくれた宿題とか、やらなきゃいけないことを、すぐやるようにはなりました。

 

■5教科で90点アップした中3Bさん・お母さんへのインタビュー(一部抜粋)

Q、家庭教師を始めたキッカケは何ですか?

【Bさん】1年生の学年末テストの成績が下がったからです。

【Bさんのお母さん】1年生の学年末の成績ががたっと落ちまして。それまで何もしていなかったので、なにか始めた方が良いかな、と思って。

また、部活をしていて、疲れて帰ってくるので塾には通えないかなというのがあって。塾には行き帰りもあるし。で、本人の希望もあって家庭教師という選択にしました。

Q、実際に家庭教師をやってよかったなあと思うところがあったら教えてください。

Bさん】学校で分からなかったところを先生に聞けるっていう安心感があったし、聞いてわからなかったら何回もわかるまで教えてくれたので、学力が伸びたのではないかと思います。

【Bさんのお母さん】全部良かったと思います。本人が一番先生を信頼してやれたこと、精神的に安心感があったので、それが一番良かったと思います。

勉強のやり方、環境から全部そういうところから教えていただいたので、そういうところがよかったと思います。

 

「もっといろんな体験談をみたい!」という方は、こちらからご覧ください。

はじめてみての生の声

 

まとめ

11月の中間テスト結果が思わしくなくても、今後のテストに向けてしっかりとテスト結果をふり返ることが大切です。

テスト結果を活用し、中学1年生から3年生それぞれの特性に合わせた対策を行うことで、結果を改善していくことができるはずです。

この時に家庭教師を活用することで、お子さんに合わせて効率的・効果的に学習を進めることができます。これから家庭教師をご検討中の方はぜひ、ご参考にしてくださいね。

 

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家庭教師のガンバ 編集チーム 有馬

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