クリスマスにお正月など、行事の多い冬休みはお子さんにとって楽しい長期休暇です。そんな冬休みですが、学習面においては学力を上げるための大切な時期でもあります。特に受験生ではない中学1年生・2年生のお子さんで、
「学習の習慣が定着していない」
「学習の遅れを感じている」
といった場合、冬休みはそれらを改善したり取り戻したりできる良いチャンスです。こうしたケースでは、完全個別指導である家庭教師を活用することで、より効率的に成果を上げることが可能です。
そこで今回は、今までたくさんのお子さん達を指導させていただいた私たちの経験をもとに、冬休みに家庭教師を有効活用し学習習慣を改善する方法について、塾との違いも交えて解説します。ぜひ、ご参考になさってください。
中1・中2が冬休みに陥りやすい学習面での懸念
まずは中学校1年生、2年生のお子さんが冬休みに陥りやすい、学習面での不安と失敗などを確認しておきます。大きく分けて次の6つのことが懸念されます。
- 冬休みの学習計画を立てられない
- 学習習慣が崩れる
- 宿題の後回し
- 復習不足
- 先取り学習の機会を逃す
- ゲームやスマホに夢中になる
冬休みに限りませんが、長期休暇中は初めに計画を立てておかなければ生活リズムが乱れ、学習習慣はおろか勉強時間自体が大幅に減少してしまいがちです。
計画していないので冬休みの課題を先延ばしにし、最終日近くにあわてて適当に終わらせてしまうといったことも考えられます。
そうなると、これまでに習った内容をきちんと復習できず、苦手科目や単元を放置したまま新学期を迎え、さらには先取り学習の機会も逃してしまいます。新学期の準備をせず、授業で出遅れるきっかけを作ってしまうことも…。
そこへゲームやスマホに夢中になってしまうと、ますます勉強へのモチベーションが下がってしまいます。
中1特有の学習面での懸念
中学1年生で冬休みをダラダラと過ごしてしまった場合、次の内容が心配されます。
・基礎固めができないままになる
・中学2年生の学習への備え不足
・期末テストの結果を活かしきれない
小学生と中学生では学習の難易度が異なります。小学生の頃のように復習をしないままで冬休みの行事を楽しんでいると、残念ですが、1学期・2学期でつまずいた範囲がそのままになり、基礎力が固まらないままになってしまう可能性が高いです。
また、中学2年生になると数学では一次関数が出てきたり、英語の文法も複雑になるため、なるべく早めに備えておきたいものです。
中学1年生では中間・期末といった定期テスト自体の経験が浅いため、テスト結果を活かしきれないといった心配もあります。
<関連記事>中1~中3|家庭教師で11月の中間テスト結果を活かす!改善方法を学年別に解説
中2特有の学習面での懸念
また、中学2年生での冬休みでは、次のことも気になります。
・中だるみから抜けられない
・英語や数学の応用力をつけられない
・受験への意識がなかなか持てない
・部活動との両立
中学2年生はいわゆる「中だるみ」の状態に陥りやすく、学習意欲そのものが低下しがちです。部活動でもだんだん中心学年となり、冬休みも部活中心で勉強が後回しなんていうことも。
学習意欲もわかず学習習慣が乱れたまま過ごしていると、応用力を身に着けたり受験への意識も高められません。
冬休みは今後も難しくなる数学(二次関数や図形の問題など)や英語(現在完了や関係代名詞など)の応用問題へ対応できる力を培ったり、そろそろ高校受験へ向けての意識を高め始めていきたい時期なので、ぜひ冬休みを有効活用したいところです。
中1・中2の冬休み|家庭教師の活用方法
では、家庭教師が冬休みに学習習慣の改善や定着、勉強の遅れを取り戻すために行う具体的な内容をご紹介します。
冬休みの学習計画を立てる
冒頭でもお伝えしましたが、家庭教師は「完全個別指導」です。ですので、お子さんに合わせた冬休み中の学習計画を、家庭教師と相談して作成することができます。
「お子さんに合わせた」というのがポイントで、学校の宿題なども考慮しながら、以下の項目で挙げる復習やお子さんの苦手分野などを盛り込みつつ、家庭教師と一緒に無理のない学習計画を立てます。
以下は、あくまでも一例ではありますが、ご参考になさってください。
冬休みまでの総復習
問題集やこれまでのテスト問題の解き直し等によって、1学期から冬休み前までの学習内容を振り返り復習します。総復習していく中で、お子さんの学習の定着度や得意部分、苦手部分をあぶりだします。
苦手部分・科目の重点指導
総復習で見えてきた苦手部分や苦手科目に絞って、家庭教師と集中的に取り組みます。苦手なところは伸びしろが大きい所でもあるので、苦手意識を少なくして、得点アップを目指します。
次学期の予習
復習だけでなく、新学期から学ぶ内容の予習も取り入れます。内容を先取りしておくことで新学期の立ち上がりでのつまずきを避け、スムーズなスタートをきる準備が可能です。
学習習慣へのアドバイスとリズム作り
復習、予習、お子さんの苦手分野、冬休みの宿題などを盛り込んで立てた学習計画をベースに、家庭教師からお子さんに合った効率的な勉強方法や時間の使い方についてアドバイスをします。
また、ご要望があれば家庭教師の指導回数を通常より多めに設定して規則的な学習リズムを形成しつつ、進捗を家庭教師が見守ることで、冬休み後も続けられる学習習慣づけのサポートも可能です。
自己学習を促す仕組みづくり
家庭教師の指導がない日でも自主学習に取り組めるための工夫や仕組み、アドバイスもします。学習計画に基づいて家庭教師が宿題や課題を出して確認することで、お子さんの自己管理力も身に着けることができます。
進学や受験を見据えた指導
家庭教師の指導では、中学1年生の場合は主に基礎固めに重点を置き、中学2年生の場合は受験に向けた準備を少しずつ進めていきます。
保護者と家庭教師の連携
学習習慣の定着は、家庭教師だけでなく家族の見守りやサポートも必要だと思います。そのため家庭教師と保護者がコミュニケーションを密にして連携し、進捗状況や課題等を共有します。それらをふまえつつ、お子さんへ効果的なサポートができるよう調整します。
なぜ冬休みに家庭教師がおすすめなのか
ではなぜ冬休みに家庭教師の活用がおすすめなのでしょうか。その理由について、塾との比較も交えながら解説します。
一人ひとりに合わせた学習プランと学習ペース
既にお伝えしたように、家庭教師はお子さんの学力だけでなく、性格やタイプに合わせて指導を行うため、お子さんに合った計画とペースで勉強を進められます。
集団授業の塾の場合、クラス全体の進度にお子さんが合わせなくてはなりません。また、学習計画もクラス全体で決められているケースがほとんどです。
個々の質問や対応がきめ細かく出来ないケースも多く、弱点が見過ごされがちですが、家庭教師の場合は取りこぼしがありません。
時期的なメリットとの相乗効果
長期休暇は、
・学習習慣の定着
・学習の遅れ
・これまでの基礎固め
などを整えたり取り戻すのに絶好のチャンスです。特に冬休みは、その学年の内容が半分以上終了しているので学年の総復習に取り掛かりやすく、また、次年度までは少し時間があるので、学年分を復習しつつ、次年度の予習も見据えることができる時期に当たります。
こうした時期は、家庭教師の「完全個別指導」との相性がとてもよく、相乗効果でより効率的に成果を上げることが期待できます。お子さんに合った学習習慣の定着、学習の遅れ、基礎固めなどを家庭教師がサポートします。
短期間で集中指導が可能
とはいえ、冬休みはほかの長期休みよりも期間が短く限られています。年末年始もはさむため、ともすると学習時間は短くなりがちなため、限られた時間をいかに有効に使うかがポイントです。
短期集中講座は塾などでも冬期講習としてありますが、家庭教師の場合、お子さんやご家庭の希望に合わせた期間や時間などのボリュームを設定することが可能です。同じ期間中でも、家庭教師による集中指導で、効率よく学力向上を目指すことができます。
モチベーションアップ
繰り返しになりますが、家庭教師は完全個別指導ですので、お子さんと教師とが一対一で取り組みます。こうした家庭教師とのマンツーマン指導は成果がお子さんにもわかりやすく、「できたこと」が目に見えやすいため、小さな成功体験を重ねられ、勉強のモチベーションを高めるきっかけになります。
お子さんのやる気が落ちそうなときも、家庭教師による適切な声掛けによってモチベーションを保てやすく、お子さんに合わせた親身な指導は学習への苦手意識の軽減にもつながります。
保護者も安心できる
集団授業の塾では、どんなことしているのかは意外と保護者へ伝わってきにくいものです。塾によっては保護者面談がありますが、それほど頻回ではない場合がほとんどです。
そうした面では家庭教師は基本的に「家」に教師がお伺いするため、どんな先生かも保護者の方にわかりやすく、まず安心感があると思います。
また、家庭教師と保護者が進捗状況や気づき等を共有するため、保護者の方もお子さんの学習状況を把握しやすいという点も安心ではないでしょうか。
オンライン指導と併用できる場合も
家庭教師の会社によっては、オンライン指導を取り入れているところもあります。学習習慣の定着を図るには、家庭教師の対面指導に加えてオンライン指導をうまく組み合わせることで、状況に応じて柔軟な学習をすることができます。
オンライン指導でも個別指導に変わりはないため、通常の家庭教師と同様の効果が期待できます。
まとめ
今回は中学1・2年生の冬休みの学習面に注目し、家庭教師の活用方法やおすすめな理由についてお伝えしました。
・学習習慣の定着
・これまでの学習の遅れ
をベースとして、冬休みという「限られた長期休暇」をぜひ有効活用し、準備万端で新学期のスタートをきってみてはいかがでしょうか?
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家庭教師のガンバ 編集チーム ありま
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