こんにちは、家庭教師のガンバ「やる気アップ隊」隊長の竹田です。
突然ですが、みなさん、英語は得意ですか?
「英語で苦労した」「英語なんて大嫌い」という人の多くが、中学生の最初に出てくるbe動詞と一般動詞の区別でつまずいていることが多いものです。
今回は、be動詞と一般動詞の違いについて見ていきましょう。

そもそもbe動詞とは?


英語に出てくる動詞は「be動詞」と「一般動詞」の2つのグループがあります。
全ての動詞が、どちらかのグループに入ると思ってください。
まずはbe動詞から見ていきます。
実はbe動詞は、原形のbe、現在時制のis, am, are、過去時制のwas, were、現在分詞のbeing、過去分詞のbeen、この8つしかありません。
be動詞が表す意味は、「~です」「~のある、いる」となります。
be動詞の大きな特徴は、主語によって使うものが変わってくるということです。
例えば、主語がIならばam、Youならばare、Heならばis というように異なります。
まずは主語の数を意識します。
主語が複数のときに、are(現在)、were(過去)、単数のときにはis(現在)、was(過去) を使うと覚えましょう。
主語が私を表すIのときの現在形のときだけ、amを使うと覚えましょう。

一般動詞とはどういうもの?


では次に、一般動詞を見ていきましょう。
さきほど、英語には動詞に2つのグループがあるとお伝えしました。
be動詞は前にお話しした8つしかありませんが、一般動詞は残り全ての動詞ですので、かなりの数があるということです。
例えば、「~を勉強する」をいう意味のstudy、「~に住む」のliveなどたくさんの一般動詞があります。
中にはgetのように「~を手に入れる」「~になる」「~へ着く」など、同じ単語でも複数の意味を持ったものも存在します。
一般動詞に関してはたくさんの種類がありますので、教科書などで出てきたらその都度、覚えていくようにしましょう。
まずは、英語にはbe動詞と一般動詞という2つのグループがあるということを理解してくださいね。

be動詞と一般動詞の使い分け


中学1年生の最初に出てくるのはbe動詞です。
そのあと一般動詞が出てきます。
そして、この一般動詞が出てきたあたりから、be動詞と一般動詞の使い分けができなくなり、英語に苦手意識を持つ人が増えてきます。
では、どのように使い分けるのかを見ていきます。
そもそも、be動詞には限られた意味しか表すことができないため、一般動詞を使うことが多いのです。
「私は学生です」という文なら、述語が「~です」となっているためbe動詞を使いI am a student. となります。
「私は学校へ行きます」という文なら、述語が「行きます」なので一般動詞のgoを使い、I go to school. となります。

注意が必要になってくるのは、否定文や疑問文です。
さきほどと同じ例文で見ていきます。
今回は3人称単数現在や過去形を除いて説明します。
「私は学生です」を否定文にすると「私は学生ではありません。」となりますので、I am not a student. となります。
この文はbe動詞の文ですので、否定文のときには、be動詞のすぐ後ろにnotを入れるだけで否定文が完成します。
「私は学校へ行きます」を否定文にすると「私は学校へ行きません」となるので、I don’t go to school. となります。
一般動詞の入った文を否定文にするときには、一般動詞のすぐ前にdon’tを入れて否定文を作るのです。
このように、be動詞と一般動詞はグループが異なりますので、否定文を作るときに使う単語も異なってきます。
同様に疑問文となると、「あなたは学生ですか。」の文なら、Are you a student? となります。
be動詞の入った文のときには、be動詞は主語の前にもってくれば疑問文が完成します。
答えるときにも、be動詞を使い、Yes, I am. / No, I am not. というようにbe動詞を使って答えます。
「あなたは学校へ行きますか?」を英語にすると、Do you go to school? となります。
一般動詞の入った文のときには、Doを前に出すと疑問文が完成します。
答えるときには、Yes, I do. / No, I don’t. というように、doもしくはdon’t を使って答えます。
ポイントは、その文に使われている動詞がbe動詞なのか、一般動詞なのかを見分けることです。
そこをきちんと見分けることができれば、あとはbe動詞のルールか一般動詞のルールかのどちらかを使えば英文ができます。

be動詞と一般動詞を一緒に使うことはないの?


be動詞と一般動詞のグループが違うのであれば、一緒に使うことはないのか、というとそんなことはありません。
例えば、中学1年生で学習する進行形です。
「私は今、英語を勉強しています」という日本語では、今現在、英語を勉強するという動作が進行していると考え、進行形という表現を使って英文を作ります。
進行形の作り方は「be動詞+一般動詞に~ingをつけた形」で作ります。
つまり、I am studying English now. となるのです。
このように、be動詞のamと一般動詞のstudyにingをつけた形で英文を作ります。
否定文や疑問文にするときには、be動詞の入った文なので、be動詞の否定文や疑問文にするルールが適用されることに注意しましょう。
I am not studying English now.
Are you studying English now?
Yes, I am. / No, I am not.
このようにbe動詞が入った文では、be動詞のルールに合わせて否定文や疑問文を作ってください。
他にも、受動態「~される」という文を作るときにも、be動詞と一般動詞を一緒に使うことになります。
受動態については、別の機会に説明したいと思います。

 

まとめ


今回は英語でつまずきやすいbe動詞と一般動詞の違いについてお伝えしました。
“グループが異なるから、使い方が違ってくる”という大前提を理解した上で、それぞれの動詞の細かい使い方を覚えていくといいですね。
まずはここを乗り切ると、中学英語の第一関門を突破したと言えるでしょう。
しっかりとルールを理解し、英語力をつけていってくださいね。

ガンバ  竹田 一成