体育祭、文化祭、部活の新人戦、そして中間テストなど、11月は秋の行事がひと段落する時期です。この時期は中学生のお子さんにとって、学習習慣の見直しをする良い時期でもあります。

11月に学習習慣を見直して整えておくことで、中学1年生~2年生は行事が多く不規則になりがちな冬休みを有効に過ごすための準備ができ、中学3年生は高校受験の追い込み時期に備えることができます。そこで今回は、

・学習習慣の見直し方

・家庭でできる学習計画とサポート

について、数多くのお子さんを指導させていただいた経験をもとに解説します。「11月から頑張るぞ!」とお考えのお子さんや保護者の方はぜひご参考にしてくださいね。

 

まずは11月の中間テストをふり返る

まずは11月の中間テストの結果をふり返りましょう。結果を分析することで次のようなことがわかり、お子さんの傾向や学習の課題が見えてきます。

・苦手箇所と得意箇所

・苦手科目と得意科目

・テスト勉強の成果(学習方法や時間が適正だったかなど)

詳しいふり返り方は、「中1~中3|家庭教師で11月の中間テスト結果を活かす!改善方法を学年別に解説」で詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

<関連記事>中1~中3|家庭教師で11月の中間テスト結果を活かす!改善方法を学年別に解説

 

中学3年生|受験に向けた学習習慣の見直し方

中学3年生は、1月からいよいよ受験シーズンに突入します。11月以降は受験の直前期として大事な時期であり、この時期をいかに有効に使うかが合格へのカギとなります。中学3年生では、次の内容をポイントに学習習慣の見直しを行うとよいでしょう。

・学習の優先順位はあっているか?

・集中して取り組める学習時間になっているか?(ポモドーロ・テクニックなど)

・追い込みにふさわしい学習内容を取り入れているか?

 

学習の優先順位はあっているか?

限られた時間の中で成果を上げるには、学習の優先順位をつけて効率化を図ることが欠かせません。ここで重要なのは出題傾向やテストの配点、苦手分野を考慮することです。

過去問題や模擬試験を確認し、「よく出る問題」「配点が高い問題」「苦手分野」に集中することで、限られた時間を有効に活用できます。特にこの時期は、志望校の傾向に合わせた学習が大切です。

 

集中して取り組める学習時間になっているか?

これまでの学習時間はどうだったかもふり返ります。受験勉強では勉強時間も長くなると思いますが、集中力を長時間保つのは簡単ではないですよね。

・これまでは勉強時間が足りてないように思う

・長い時間している割に成果が出ていない

このように感じる場合は、今後の学習習慣に「ポモドーロ・テクニック」を取り入れてみるのも一つです。ポモドーロ・テクニックとは「25分の学習+5分の休憩」を繰り返す時間管理術です。

もともとはビジネスシーンから生まれたものですが、仕事だけでなく勉強やその他の作業でも効果があるとされています。

タイマーのほか、最近は配信動画でもポモドーロ・テクニック用のタイマー付きBGMなどもあるので、活用してみるとよいでしょう。

 

追い込みにふさわしい学習内容を取り入れているか?

中学3年生の場合、11月以降はやはり過去問や模擬テストなど、実際の入試問題やそれを想定した形式の問題にたくさん触れておくことも大切です。

まだ過去問演習に取り組めてないのであれば、ぜひ今後の習慣として学習計画に取り入れましょう。ちなみに過去問は最低3年分、理想は5年分以上を解くことをおすすめします。

一度解いたら終わりではなく、本番を想定したり時間配分を考えたりしながら、繰り返し解くとよいでしょう。

また、これまでにいくつもの漢字や単語、年号などを覚えていると思います。覚えた漢字等の暗記物を忘れないように、毎日少しでも反復学習を取り入れる習慣をつけておくのも大切です。

過去問に関しては、次の記事もご参考にしてください。

<関連記事>高校受験|過去問は「いつから」「どのように」「何年分」やればよいかを解説

 

中学1〜2年生|基礎固めを意識した学習習慣の見直し方

中学1〜2年生にとって11月は、期末テストに向けた重要な時期です。この段階で学習習慣を見直して、自分に合った効果的に学べる方法を取り入れることで、成績アップに繋がります。

特に中学1〜2年生では基礎力アップを目指して、次のような学習習慣がついているかどうかを見直すとよいでしょう。

・自分に合った方法で予習復習ができているか

・苦手部分が放置されてないか

 

自分に合った方法で予習復習ができているか

これまでの学習で、きちんと予習復習ができているか、できているのであればやり方は合っているのかを見直します。

たとえば予習復習に時間をかけて行っていても、成績に結びついていなければやり方を変える必要があります。

また、予習復習をする学習習慣がついていないのであれば、その原因を考慮し、少しずつでも習慣づけられるような方法を今後の学習計画に取り入れましょう。

 

苦手部分が放置されてないか

苦手科目や苦手な単元などがそのままになっていないかを見直します。

特に11月は中間テストの結果が出る頃なので、その結果からも苦手科目は何かがわかりますし、間違えた問題を解きなおして確実に理解しておくことで苦手部分の取りこぼしを防げます。

 

冬休みを見据えた学習計画の立て方と進め方

学習習慣を見直してみたら、そこで明らかになった点を改善できるよう、今後の学習計画を立てます。11月時点なのでまずは期末テスト、冬休みを見据え、日々、週、月ごとなどに小目標と大目標、短期的な目標と長期的な目標を立てて学習計画をつくります。

中学3年生は受験本番(合格)を長期的な目標として、その間に短期的な小目標も作っておくとモチベーションを保ちやすいです。

この記事でもお伝えしましたが、ただ詰め込むのではなく、お子さんに合った内容や集中力が続きやすい時間の設定を心掛けるとよいでしょう。

 

家庭でできるサポート

では保護者の方は、ご家庭でどんなサポートができるのでしょうか。

可能であれば、お子さんと一緒に学習習慣を見直し、計画を立て、進み具合をみてあげるとよいでしょう。お子さんによってはタイムマネジメントのアプリなどを使ってもよいですね。

また、お子さんのやる気が続くような適切な声掛けや、自由時間や休憩時間も適度に取るような促しがあると、お子さんも気分転換しながら集中できるのではないでしょうか。

「親子だとケンカになってしまう」

「今の学習トレンドは自分の中学時代と違うから難しい」

「子どもに合った勉強法を見つけられるだろうか?」

このようにお考えの方は、ぜひ一度家庭教師をご検討してみてください。完全1対1指導なので、お子さんに合った勉強法を見つけ、学習計画を一緒に立て、うまく取り組めるように進捗を見守ります。

最新の学習情報の提供やお子さんに合わせた指導はもちろん、適切な声掛けや励ましで学習のモチベーションを保ち、学習習慣の定着をサポートします。

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まとめ

11月は各種行事がひと段落し、生活リズムを整えやすく、期末テストや冬休みに向けた準備がしやすい時期です。

この時期にしっかりと学習習慣を見直すことで、テスト勉強だけでなく、普段の学生生活にも大きな効果や成長が期待できます。

家庭でできる具体的なサポートや外部サポートをうまく活用して、お子さんの学習を支えていきましょう。

 

家庭教師のガンバでは、受験対策をはじめとしたお子さんと保護者の方に役立つ様々な情報を発信しています。ご興味のある方はぜひ、ご参考にしてください。

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家庭教師のガンバ 編集チーム 有馬

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