学校の冬休みは年末年始をはさむこともあり、お正月をはじめ様々なイベントが目白押しですが、2学期の学習を振り返り3学期に備えるためにも、自宅での学習が重要になる期間です。
中学生は部活動が入ることもあり、ただでさえ慌ただしい年末年始がより忙しくなりますが、今後の進路を占う上でも重要な3年間です。
この期間を無駄にしないためにも、特に勉強嫌いの中学生に向けて、どのような点に気を付けて年末年始を過ごせばいいのかを改めて考えてみましょう。
年末年始の生活で気を付けたい点
冒頭でも述べたとおり年末年始はあっという間に過ぎてしまうため、毎日だらだら過ごしていたのでは、いくら時間があっても足りないくらいです。
ただ寝ているだけで休みが終わってしまわないように、冬休み中も生活リズムは崩さないようにしたいですね。
また、この時期はお正月の食べ過ぎや生活リズムの狂いなど、体調を崩しやすいタイミングでもあります。
受験を控える3年生は特に注意しましょう。
毎日の学習のためにはもちろんですが、3年生の年末年始は受験も間近に迫っているため、試験対策としての生活習慣づくりという点からも寝坊しないのはとても大切になります。
「起床してから脳が目覚めるまでは3~4時間かかる」という話もあります。
起床時間を一定に保つためには、早寝の習慣を身につけることも意識しましょう。
だからといって、休みであることを忘れるくらい勉強に集中しろということではありません。
年末年始ということで、久しぶりに家族でゆっくり過ごす時間も必要ですし、クリスマスやお正月など、楽しいイベントも満載です。
気持ちにメリハリをつけて過ごすよう心がけたいところです。
もちろん毎日の生活リズムの中に、しっかりと学習時間も確保しておくことは忘れないでください。
中でも普段から勉強嫌いの中学生は、この点を意識して年末を迎えることが重要です。
年末年始期間の学習計画の立て方
約2週間という短期間の冬休みでは、夏休み以上に計画的な学習が求められます。
そのためにも、休み前に学習計画を立てておくことで、より効率的に勉強を進めることができます。
その際は先に述べたように家族との時間も考え、無理のない学習計画を立て、年明けのスタートダッシュを決めたいところです。
計画を立てる際、具体的に注意したい点については、学年により多少違いがあります。
中学生でも1年生・2年生の場合は、1日あたりの学習時間を「学年+1時間」程度確保しておけば十分でしょう。
まとまった時間である必要はなく、細切れの時間を合計して確保できれば問題ありません。
休み前に覚えきれなかったところや遅れをとってしまった欠点をしっかり克服して、休み明けに備えましょう。
一方受験を間近に控える3年生の場合、学校にいる時間を目安に1日8時間を目標としたいところです。
受験前のまとまった学習時間を確保できるのは、年末年始が最後になります。
また休み期間に充実した学習をすることで、受験に対する自信や心構えも変わってきます。
もちろん勉強漬けではかえって効率が落ちるため、メリハリは必要です。
休むときはしっかり休むことで、学習時間はより集中できるようにしましょう。
自分だけでは勉強できない場合は家庭教師の活用も
「生活リズムを調えて、計画に沿った勉強をする」年末年始の学習で重要なことはこれに尽きるのですが、きちんとした休みを過ごせる人ばかりではありません。
夏休みの終わりにまとめて宿題に取りかかるタイプの人は、計画通りの勉強がなかなか難しいのではないでしょうか。
「計画を立てるのがおっくうに感じる人」「計画に沿った勉強をひとりで進めるのが苦手な人」などは、家庭教師と一緒に勉強するというのもひとつの手です。
家庭教師最大の特徴は、ひとりひとりに最適な学習をサポートできる点です。
その中にはもちろん学習時間も含まれるため、家庭教師がいる時間は自ずと勉強せざるを得なくなります。
学習内容もオーダーメイド感覚なので、休み前の弱点克服や休み明けの学習の先取りなど、それぞれの課題や目標に応じた勉強も可能になります。
何より、勉強に対してやる気が出ないときや、くじけてしまいそうなときに近くでサポートしてくれるのは、家庭教師のポイントでもあります。
年末年始に自分ひとりで勉強を進めるのが苦手な場合は、家庭教師の活用も検討してみる価値があるでしょう。
まとめ
年末年始をはさむ冬休みは、夏休みと違いあっという間に終わってしまうため、夏休みとはまた違った生活や学習へのアプローチが必要です。
また中学3年生は受験間近の大事な時期ですし、1・2年生も学年末へ向けたまとめの時期です。
弱点克服や長所を伸ばすためにも、また冬休みを有意義に過ごしながら十分な勉強時間も確保するためにも、勉強が苦手・嫌いという人には家庭教師の活用をおすすめします。