こんにちは。「家庭教師のガンバ」やる気アップ隊隊長の竹田です。
定期テストが終わると、ついホッとしてしまいがちですよね。
がんばって勉強したことからの解放感もあってつい、勉強の手を抜いてしまいがちです。
しかしこのテスト後の過ごし方が成績アップの鍵になっているんですよ。
それでは、学力アップのためのテスト後の過ごし方を考えてみることしましょう。

成績アップにつながるテスト後の過ごし方


定期テストが終わって採点された答案用紙が返されたときに、一番先に目がいくのは点数ですよね。
これは当然のことです。
しかし点数を見て90点で満足と感じたり、60点でがっかりしたりして終わってはいないでしょうか。
答案を返されて、点数だけを見て終わっているなら要注意といえるでしょう。
テスト後の過ごし方はこれから先に大きく関わってくるからです。

返された答案はバランスシート


テストを受けている間は真剣に問題に取り組んでいたはずです。
それでいて間違った問題があるということは、「その問題を解けなかった」つまり、理解していなかったということになります。
どの教科のどの問題を解けなかったのか、つまりあなたの学力を表している最高のバランスシートとして活用することができるのです。
返された答案をそのまましまいこんでいたら、もったいないですよね。

テスト後の復習のポイント


テスト後は、次のステップへ進んでいこうとする気持ちが強くなっているものですが、復習を先におこなうようにしましょう。
テストで間違ったところは正しく理解できていないのですから、ここを分からないままにしておいて先に進んでしまうと、次のステップを理解していくことはできません。
例えば、足し算・引き算も分からないのに掛け算・割り算を理解することが難しいのと同じことです。
分からないまま先に進めばもっと分からなくなるので、テスト範囲ごとにしっかりと理解していかなければなりません。

間違えた問題をきちんとフォローする


間違えた問題は2つのパターンに分けて間違った理由を考えましょう。
一つ目は、ケアレスミスです。
問題をよく読んでいなかったとか、思い込みで答えを書いてしまったなど様々なパターンがありますが、どんな場合でも問題に集中していなかったことに原因があります。
しっかりと問題を読んでから回答に取りかかるようにクセをつけていくことが必要になります。
二つ目は、本当に分からなかった場合です。
原因は「しっかりと覚えていなかったから」または「理解できていなかった」以外にはありません。
しかし、覚えていないことや理解できていないことがはっきりと分かったのですから、そこをしっかりと学習し直せば良いのです。
このように間違えた問題はきちんとフォローすることで、しっかりと覚えることができるのです。

テスト後の勉強方法で大切なことは?

  1. テスト後の勉強は「テストで間違ったところを集中して復習する」ということは分かっていただけたかと思います。
    では、ここから先に進めていくためにはどのような勉強のしかたをすれば良いのでしょうか。

科目別に対策を考える


テストで間違えるということは、きちんと理解していないということは前にもお話しました。
これを科目別に見ていくと、苦手とする分野が分かってきます。
間違った回答をしている部分をチェックしていると「歴史の年号が苦手」「数学の証明問題が苦手」「英語のヒアリングが苦手」というように、自分の弱点が分かってきます。
弱点が分かれば、そこをしっかりと勉強すればよいのです。
毎日少しずつでも弱点になっているところの勉強を続けていれば、理解が深まっていくのとともに得意分野へと変わっていくでしょう。
得意分野が増えると、テストでも高得点が続いて取れるようになっていきます。

テスト後の勉強を続けていくことが大切


テストで採点されて返ってきた答案用紙をどのようにしているでしょうか。
何度も繰り返してやってみることで、テストの出題範囲のことがきちんと覚えられるようになるものです。
せっかくのテストですから、きちんと整理して保管しておくと良いでしょう。

何度でも見直せるように


科目別にしておくことはもちろんですが、テストを受けた順に整理しておくと見直すときにとても便利です。
今勉強していることで分かりにくいことがあったときなどに、過去のテストを見直していくと急に分かることがあります。
これは一つのことを覚えている前提でステップアップした内容へと勉強が進んだときによくおこることです。
同じ学年のものは、特に何度も見直すことで、しっかりとした理解へとつながっていきます。
返ってきた答案用紙は捨てないで、きちんとファイルするなどして保管しておきましょう。
テストの答案は返ってきたら点数を見て、それで終わりという使い方では学力は伸びてきません。
もう一度やってみる、何度も見直すことで、きちんとした理解ができているといえるようになっていくのです。