こんにちは、家庭教師のガンバ「やる気アップ隊」隊長の竹田です。
今回は中1英語のポイントともいえる「過去形の不規則動詞について」の解説をしましょう。
「英語は覚えることが多くて苦手、不規則動詞って面倒」そう思っている人もいるかもしれませんが、不規則動詞の覚え方にはちょっとしたコツがあります。
知っているのとそうでないのとでは後になって大きな差が出る可能性も。
苦手意識の克服も兼ねてチャレンジしましょう!

英語の過去形について

英語の過去形は、動詞を過去の形に変える必要があります。
例えば、「~する」という言葉は、「~した」という形にすることで、時間が過去になっていますよね。
「昨日」「一昨日」「昨夜」などの時間帯を付け加えることで、意味は過去になりますが、やはり動詞も変化させなければなりません。
英語の過去形には大きく分けて2つの変化があります。
一つは「規則動詞」。
これは文字通り規則的に過去形にします。
基本的には、動詞にedをつけて過去形にします。
規則動詞は、動詞の語尾で若干形が変わるものもありますが、比較的覚えやすく使いやすいでしょう。

そしてもう一つが「不規則動詞」です。
今回のポイントとなる動詞の変形です。
不規則ということは、過去形に動詞を変化させることに規則性がないので、まったく別の単語に変化するものも多くなります。
「英単語を覚えるだけでも大変なのに、その不規則動詞をさらに覚えるなんて」と思うかもしれませんが、覚え方にはコツがありますから、それをうまく生かして覚えていきましょう。
覚えることが大変だと思ってしまうと、英語への苦手意識がさらに強くなってしまいます。
しっかりとマスターして、勉強に役立てたいですよね。

英語の不規則動詞って何?

では英語の不規則動詞についてお話ししましょう。
例えば「行く」という英単語は「go」ですよね。
これを過去形にすると「went」になります。
規則動詞はもともとの単語にedをつけるだけなのに、不規則動詞の場合には全然違う単語になっています。
実は英単語は、昔はすべてが不規則動詞だったと言われています。
ですが、あまりに覚える言葉が多くて、日常的に使われる頻度が低いものについて、語尾にedをつける形にしたそうなのです。
確かに日本語でも普段使われない言葉はありますよね。
それと同じだと考えましょう。
つまり、不規則動詞は覚えてしまうしかないのです。
動詞の形が変わることに反応するのではなく、それがその単語のもともとの形なのだと納得することが苦手意識を減らすヒントかもしれませんね。

不規則動詞の覚え方のコツ

では、形が変わる不規則動詞、どうやって覚えればいいのでしょうか。
「ただでさえ暗記が苦手なのに、こんな複雑な言葉を覚えるなんて無理」という声が聞こえてきそうですが、コツをつかんで覚えるとうまくいくかもしれません。
まず、不規則動詞にはいくつかの変化パターンがあります。
そのパターンに沿って覚えれば、難しさは半減するでしょう。
そして、不規則動詞に限ったことではありませんが、英単語は、しっかり声に出して発音とアクセントまで一緒に覚えることが大切です。
ノートに書いて覚えるという方法も悪くはないのですが、書いて覚えるときには声を出すと効果は絶大です。
最初に発音を繰り返し、その後で何度も書くことを繰り返す、最後に発音と書くことを一緒にして覚えれば一石二鳥ですね。
また、一度覚えたからといって安心するのも考えものです。
人間はコンピューターとは違い、忘れてしまうということも備わっています。
とくに英語が苦手だという人は、せっかく覚えた不規則動詞も、いつの間にか忘れてしまったということも少なくありません。
ですから、暗記カードを作り定期的に覚えているかチェックをしましょう。
間違えた単語は、カードを外し再度発音と筆記で覚え直す。
最初はいくつも忘れてしまっているかもしれませんが、こうしたチェックを繰り返すことで忘れてしまう言葉が少なくなります。
日常生活の中で不規則動詞を当てはめてみると、英語自体が自分のものになりますよ。

不規則動詞のパターン

ここでは不規則動詞のパターンについて解説しましょう。
不規則動詞のパターンは大きく分けて4つあります。
単語の数は膨大ですがパターンは4つなので、どのパターンに当てはまるのかを覚えるだけでも、わかりやすさが違います。

1.すべての動詞の形が変わらない→「cut」
現在・過去・過去分詞すべて形が変わらないパターンです。
ただし、形は同じでも発音が違う単語もあるので(readなど)、そこは注意が必要ですね。

2.過去形だけが変わる→「come」
「来る」という意味の動詞ですが、過去形は「came」に変化します。
ただし過去分詞は変わりません。

3.過去形と過去分詞が同じ→「send」
これは「送る」という動詞ですが、過去形と過去分詞は「sent」に変化します。
不規則動詞の中でこれが一番多いパターンですよ。

4.すべての形が違う→「write」
「書く」という動詞ですが、過去形は「wrote」、過去分詞は「written」になります。
形が変わるので面倒ではありますが、教科書によく出てくる単語については、しっかり覚えておきましょう。

まとめ

不規則動詞にはいくつかのパターンがあるのでそれに沿って覚えてしまうことがポイントです。
変化の一覧表を自分なりに作ってみるのもいいでしょう。
英語の不規則動詞は300個前後といわれていますが、中学で習うものは80個ほどですから、まずはそれを覚えてみましょう。
とくに教科書に出てくる不規則動詞は、必ず押さえておくようにしてくださいね。

ガンバ  竹田 一成

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