こんにちは家庭教師のガンバのTです。先に自己紹介をしておくと僕は医学部に通う現役大学生です。

大学1年生のときからガンバで家庭教師をやっています。現在は体験のスタッフをやっていて、これから家庭教師を始めたいと思っているご家庭を訪問し、体験授業をしています。体験授業を通じてさまざまな生徒とお話をしてきた経験や僕自身の中学受験の経験に基づいて記事を書いていきます。

 

このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。

 

中学受験を成功させるための心構え:努力の積み重ねと挫折からの立ち直り方

はじめに

中学受験は親子にとって、人生の一大イベントとも言えるチャレンジです。学力向上のための勉強はもちろんですが、このプロセスを通して得られるのは、単に学力だけではありません。子どもたちは、忍耐力自己管理能力、そして精神的な強さを身につけます。しかし、受験の道は平坦ではなく、数々の困難や挫折が待ち受けています。特に受験が近づくにつれて、親も子どももプレッシャーを感じ、焦りや不安が増していくことが多いでしょう。

この記事では、中学受験を経験し、現在は医学部に通う私の体験をもとに、「努力の積み重ねが成功を導くこと」と「挫折からの立ち直り方」を中心に、親子で中学受験を乗り越えるためのヒントをお伝えします。このテーマは、受験勉強の進行における心構えとして、特に重要なポイントです。

1. 中学受験における努力の積み重ねの重要性

■ 毎日の勉強を積み重ねる意義

中学受験の勉強は、短期的な成果を求めるものではありません。特に6年生になると、夏休み以降、受験生は一日に数時間勉強する日々が続きます。しかし、ここで大切なのは「勉強時間の長さ」ではなく、日々の積み重ねです。中学受験は、まさに「コツコツ」とした努力がものを言う世界です。

僕自身も、受験勉強中に何度も「もう無理だ」と感じたことがありました。特に5年生の夏休みから6年生の秋にかけて、成績が伸び悩み、何度も心が折れそうになりました。受験のギリギリまで模試の判定もB、C判定を行き来していました。しかし、その時に支えとなったのは、親からの温かい励ましと、「今の努力が未来の成功に繋がる」という思いでした。たとえ目に見える成果がすぐに出なくても、続けることが大切だという信念が、勉強を続けるモチベーションを保ってくれました。

小さな努力の積み重ねは、後になって大きな成果を生むものです。例えば、私の場合、苦手な算数の問題を朝起きて学校に行く前に数問ずつ解いていました。それを毎日続けることで、6年生の秋には少しずつ点数が安定するようになりました。このように、目標に向かって着実に進んでいるという実感が、最終的には大きな自信に繋がりました。実際この経験はその後の大学受験でも活かされました。やれば結果は出てくるという確信・自信が持てるわけです。

■ 計画的に進める大切さ

中学受験の勉強は、単に量をこなすだけでは不十分です。効率的に勉強を進めるためには、計画性が非常に重要です。私が中学受験の際に取り組んだのは、毎月の大枠の目標を決めたのち、毎週の目標を設定し、それを達成することで自己肯定感を高めるという方法でした。特に受験前の数ヶ月は、一日一日の細かいスケジュールを立てて進行を管理し、無理のない範囲で目標をクリアしていくようにしていました。

また、親とのコミュニケーションも大切でした。私の親は、私が計画を立てる際に一緒にサポートしてくれて、進捗を確認することで、私の勉強意欲を高めてくれました。親子で共有する目標があると、受験に向けたモチベーションを維持しやすくなります。

■ 短期的な失敗を恐れない

中学受験において、模試や日々のテストで思うような結果が出ないと、不安や焦りが募ることがよくあります。私自身も、模試で満足のいく結果が出ず、自信を失いかけたことが何度もありました。特に、6年生の秋の模試で思ったように成績が伸びず、受験本番が近づく中で「このままで大丈夫なのか」と不安になりました。

しかし、この経験を通して学んだのは、短期的な失敗は長期的な成功の一部であるということです。模試の結果が悪い時は、失敗に目を向けすぎず、冷静に原因を分析することが大切です。私の場合、算数の特定の分野でミスを繰り返していたため、その部分を重点的に復習することで、成績を安定させることができました。受験勉強は長いマラソンのようなものです。途中でつまずいたとしても、その失敗をどう次に活かすかが重要です。

2. 挫折からの立ち直り方

■ 挫折は避けられない

中学受験は、そのプロセスで挫折や困難に直面することが少なくありません。僕も、得意科目だったはずの算数で成績が急落した時期があり、その時は大きな挫折感を味わいました。しかし、そこで重要なのは、「挫折は成長の機会」という視点を持つことです。

挫折を経験したことで、私は「自分が苦手な部分をどのように克服するか」という新たな課題に向き合うことができました。例えば、算数の問題で行き詰まったときは、基礎に立ち戻り、繰り返し問題を解き直すことで自信を取り戻しました。挫折は誰にでも訪れるものですが、重要なのはその後の対応です。失敗から学ぶ姿勢を持つことで、次のステップへと進む力が生まれます。

■ 小さな成功体験を積み重ねる

挫折から立ち直るためには、まずは小さな成功体験を積むことが効果的です。私も、算数で挫折を感じたときは、得意科目である理科に一時的に集中し、そこから成功体験を積むことで、少しずつ自信を回復させました。その後、再び算数に取り組み、苦手な分野を克服していくことができました。

中学受験は「全科目完璧」を目指す必要はなく、時には得意科目から自信を取り戻し、徐々に苦手科目にも挑戦していくことが大切です。このような方法で自信をつけていけば、たとえ途中でつまずいたとしても、前に進むことができるはずです。

3. 親子で乗り越えるための心構え

■ 親はサポーターに徹する

中学受験は、親子の協力が不可欠です。とはいえ、親が過度に勉強に干渉してしまうと、子どもに余計なプレッシャーを与えてしまうこともあります。私の場合、親は私に対してあまり過干渉せず、適度な距離感を保ちながら、心の支えとなってくれました。勉強の進み具合についてはあまり口を出さず、私が困ったときや挫折を感じたときに温かい励ましの言葉をかけてくれたことが、非常に大きな助けとなりました。

親のサポートの役割は、単に勉強を管理することではなく、子どもの精神的なサポーターとしての役割を果たすことです。受験勉強においては、親が子どもの努力をしっかりと認めてあげることが、子どもが自信を持って勉強を続けるための大きな力になります。私の親も、私が何かを達成した時には小さなことでも喜んでくれました。その積み重ねが、私の自己肯定感を高めてくれたのだと今になって思います。

そうは言っても親御さんが全てサポートしていくのは難しいと思います。お忙しい中時間を割くことも限界があり、さらに勉強の内容も高度なものなので大変です。そう言った時は家庭教師という選択肢もあります。様々な家庭教師の会社があるのでHPなどを見て中学受験のサポートに対応しているかなど確認してみるのが良いと思います。

私たち家庭教師のガンバでは年の近い大学生の先生が勉強を教えています。当然、先生たちはみんな中学受験の経験者です。先生たちの中学受験の経験談も交えながら地域のお兄ちゃんお姉ちゃんの感覚で教えることができます。

私は両親が共働きだったので健康面のサポートはしてくれましたが、勉強面のサポートは集団塾と家庭教師を併用していました。

■ コミュニケーションを大切にする

中学受験のプレッシャーは子どもだけでなく、親にも大きなものです。受験が近づくにつれて、家庭内の雰囲気が張り詰めてしまうこともあります。しかし、私の家では、親が私に対して日々の小さな変化にも気を配り、定期的に話をする時間を設けてくれました。勉強以外の話題も含め、自由に話せる時間があることで、私はメンタルの安定を保ちながら勉強を続けることができました。

親子でのコミュニケーションは、受験勉強を乗り越えるための重要な要素です。子どもが不安やストレスを感じたとき、親がその感情に共感し、適切にサポートしてくれることで、子どもは安心して勉強に向き合えるようになります。

 

終わりに

中学受験は、親子で力を合わせて取り組む大きなチャレンジです。努力の積み重ねが最終的な成功を導き、挫折を乗り越えることでさらに強くなることができます。親子で協力しながら、受験を乗り越えていくためには、適切なサポート忍耐力が不可欠です。受験の道のりは決して簡単ではありませんが、最終的にはその経験が、子どもの成長にとってかけがえのないものとなるでしょう。

 

家庭教師のガンバ  T

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