こんにちは家庭教師のガンバのTです。まず自己紹介をさせて頂きますが、現在、僕は医学部に通う大学生で、大学1年生のときからガンバで家庭教師をやらせて頂いています。現在は体験のスタッフをやっていまして、これから家庭教師を考えているご家庭に訪問し、体験授業をしています。体験授業を通じてさまざまな生徒とお話をしてきた経験や、僕自身の中学受験の経験に基づいて記事を書かせて頂きます。

 

このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。

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はじめに

上記の通り、僕自身も中学受験を経験した一人で、勉強する中で苦手科目に悩んだ時期がありました。特に中学受験は、範囲が広く、科目ごとに得意・不得意が分かれやすいため、短期間で苦手を克服することが大切です。しかし、苦手な科目をどうやって勉強すればいいか、どうすれば効率的に克服できるかは悩みの種ですよね。

今回は、僕が実際に試して効果を感じた「短期間で苦手科目を得意に変えるための勉強方法と計画」をご紹介します。自分の体験談も交えながら、ステップごとに解説していくので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

1. 苦手科目の「原因」を明確にする

まず、「苦手科目」と一口に言っても、原因は人それぞれ異なります。ここでは、多くの生徒が一番苦手という、苦手科目第1位の算数以外にも国語、理科、社会で具体的な苦手になってしまう原因の例を挙げてみます。

算数の苦手原因

基礎計算でミスが多い:小さなミスが続くと、算数全体が苦手に感じることが多いです。

公式の丸暗記:公式を暗記しているだけでは応用力がつかず、難問や応用問題が解けないという原因もあります。

国語の苦手原因

読解力不足:文章の内容を把握するのに時間がかかり、長文読解が苦手という場合があります。

漢字や語彙の知識が不十分:漢字が苦手で文章が読みづらくなったり、語彙が少ないことで問題の意図がわからないといったケースもあります。

理科の苦手原因

実験の仕組みや原理がわからない:特に物理分野で、概念が理解できず暗記に頼ってしまうことがあります。

記述問題が苦手:理科の記述問題では、現象や結果を説明する力が必要ですが、言葉で表現するのが難しくてつまずくことがあります。

社会の苦手原因

暗記量が多く、記憶が曖昧:歴史の年号や地理の用語など、覚えることが多すぎて混乱しやすいです。

関連性の理解不足:地理や歴史は流れや関係性を理解しないと、単なる暗記で終わってしまい、応用が効かないことが多いです。

以上が、各科目についての多く言われる苦手になってしまう原因です。

抽象的に、嫌いや苦手だな〜で終わらせるのではなく、具体的に〇〇が苦手だと分析することが重要です。もしかしたら、ただ食わず嫌いになってしまってるだけかもしれません。

言ってしまえば、ここで原因が分析できないということはその科目に対して相応の時間をかけられていないのかもしれません。中学受験に限らず、どの受験・資格試験では何かの科目が突出してできることよりも総合的に成績がとれていることが重要視されます。

今一度、苦手になってしまっている原因を分析してみましょう。

 

2. 具体的な勉強計画を立てる

次に、短期間で成果を上げるための具体的な勉強計画を立てます。僕が取り組んだ1ヶ月間(4週間)の算数の学習計画を紹介します。

1週目:基礎力を徹底的に固める

計算力の強化:毎日15分間、計算ドリルで基礎計算の練習。ミスしたら原因をノートに記録し、同じミスを繰り返さないようにしました。

文章題の読解練習:短い文章題を毎日1〜2問解き、問題文を正確に読み取る練習をしました。「割合」や「比」に関する問題で、最初に問題の意図を理解する習慣をつけました。

2週目:苦手分野のパターン学習

パターン別問題練習:よく出るパターン(「割合」「速さ」「図形」など)ごとに集中的に練習しました。例えば、割合問題では10問ずつ解き、解法の流れを覚えました。

間違いノートの作成:ミスした問題をノートに記録し、「どこで間違えたのか」「どう解くべきか」を書き込みました。後で見返すと苦手ポイントがすぐにわかり、復習に役立ちました。

3週目:応用力の強化とタイムマネジメント

タイムトライアル練習:時間を計りながら解く練習で、プレッシャーの中でも計算ミスをしないようにしました。初めは解ききれなかった問題も、何度も練習してスムーズに解けるようになりました。

間違いノートの見直し:間違いノートを再確認し、過去に間違えた問題の原因を改めて分析しました。

4週目:過去問演習と総仕上げ

過去問での実践練習:志望校の過去問を模擬テストとして取り組みました。出題傾向に慣れるためにも、緊張感を持って解きました。

復習と仕上げ:1週目からの計算ドリルや文章題も復習し、試験本番に備えました。

続いて、他科目についてもざっくり計画を書いてみます。

国語の勉強計画

1. 短い文章を毎日読む:新聞の子ども向け記事や簡単な読解問題を用意し、少しずつ文章に慣れる。

2. 漢字や語彙の強化:1日5〜10個の漢字や語句を覚え、1週間で復習するようにして習得度を高める。

3. 読解の練習:読解問題を解く際、「誰が何をしたか」「どんな結果になったか」を把握することを意識し、答えの根拠を本文から見つける練習をする。

理科の勉強計画

1. 分野ごとの基礎知識を固める:特に苦手な分野(例えば「電気回路」など)を選び、基礎的な問題集で基本を押さえる。

2. 実験の流れをイメージする:教科書や参考書で実験の手順を追い、なぜその手順が必要かを考えながら理解を深める。

3. 記述問題の練習:説明が必要な問題を解き、答えを書く練習をする。解答例と比べて、足りない要素を追加することで表現力を向上させる。

社会の勉強計画

1. 分野別に暗記:例えば歴史なら、時代ごとに分けて、1つの時代を重点的に学習する。時代ごとの特徴や流れを掴むと覚えやすくなります。

2. 地図や年表を使う:地理や歴史の知識はビジュアルで覚えると頭に残りやすいです。地図や年表を見ながら学ぶと理解が深まります。

3. 関連する出来事を関連づける:例えば「戦国時代の戦い」と「その時代の生活の様子」など、関連する情報を一緒に覚えることで知識が結びつきます。

各科目の苦手原因に基づき、それぞれに合った具体的な勉強法を紹介しました。これらの方法に従って毎週少しずつ進捗を確認し、改善点を見つけていくことで、さらに効率的に学習を進められます。

 

3. 毎日の習慣化で苦手克服を定着させる

短期間で苦手を克服するには、毎日少しずつ勉強する習慣が大切です。僕は「最低15分は毎日やる」というルールで勉強を続けました。特に算数が苦手だった時期は、少しでも休むと不安になるので、短時間でも必ず取り組むようにしていました。

勉強を習慣化すると抵抗感が薄れ、気づけば苦手意識も和らぎます。日々の継続が最終的に自信につながると感じました。

 

4. 解説を「理解する」ことに徹底的にこだわる

解説をしっかり理解することは、苦手克服のために非常に重要です。最初は解答を見て「わかった気になる」だけで、同じタイプの問題をまた間違えることがありました。そこで「解説を読んで本当に理解できたか」を常に確認しました。

たとえば、算数の勉強の場合、「割合」の問題では、解説を読んで単に解き方を覚えるのではなく、「なぜその計算が必要なのか」を理解するようにしました。この考え方を身につけると、次に似た問題が出ても自然と対応できるようになりました。

 

5. 小さな成功体験を積み重ねて自信をつける

苦手を克服するには、小さな成功体験を積むことが大切です。計算ドリルや文章題を解く際、1問でも解けたらその達成感を噛みしめました。「今日もできた」という小さな喜びが自信につながり、勉強のモチベーションも高まりました。

余裕があれば「間違いノート」を作り、過去のミスを確認すると、自分の成長が実感でき、前向きな気持ちになります。問題が解けるようになるたび、「自分はできるかもしれない」と感じられるようになりました。

 

6. 保護者のサポートと一緒に進める

中学受験は、保護者のサポートも大きな力になります。僕の場合、親がそばで応援してくれたことで、どれだけ疲れていても「もう少し頑張ろう」という気持ちになれました。保護者の方が具体的な目標に向かって取り組む姿勢を見せてくれると、受験生も励まされます。特に、苦手科目の克服には、ポジティブな応援が欠かせません。

親子で一緒に計画を立てるのも効果的です。例えば、「1週間後にはこの分野の問題を10問解く」という具体的な目標を親と共有し、進捗を確認するのも良い方法です。親子で進めることで「自分だけでなく応援してくれる人がいる」と実感し、頑張れるようになります。

そうは言っても親御さんが全てサポートしていくのは難しいと思います。お忙しい中時間を割くことも限界があり、さらに勉強の内容も高度なものなので大変です。そう言った時は家庭教師という選択肢もあります。様々な家庭教師の会社があるのでHPなどを見て中学受験のサポートに対応しているかなど確認してみるのが良いと思います。

私たち家庭教師のガンバでは年の近い大学生の先生が勉強を教えています。当然、担当する先生たちはみんな中学受験の経験者です。先生たちの中学受験の経験談も交えながら地域のお兄ちゃんお姉ちゃんの感覚で教えることができます。

私は両親が共働きだったので健康面のサポートはしてくれましたが、勉強面のサポートは集団塾と家庭教師を併用していました。 

中学受験を成功させるための親御さんのサポート>>

 

7. 定期的な振り返りと柔軟な対応

短期間での成果を狙う場合、1週間ごとに自分の進捗を確認し、計画を見直すことも大切です。例えば、最初の2週間で思ったように成果が出なかったら、残りの2週間で重点を置く分野を変えるなどの調整が必要です。

僕の場合も、1週目で基礎が不十分だったと感じたら、次の週も基礎に時間を割くように計画を修正しました。計画に縛られすぎず、必要に応じて変更することで、無理なく続けられました。

まとめ

ここまで、僕が実践した「苦手科目を短期間で得意に変えるための勉強計画」をご紹介しました。もう一度、重要なポイントをまとめると以下の通りです。

1. 苦手の原因を具体的に分析する

2. 学年や学習レベルに応じた具体的な勉強計画を立てる

3. 毎日短時間でも続けることで習慣化する

4. 解説を理解し、曖昧さを残さない

5. 小さな成功体験を積み、自信を育てる

6. 保護者のサポートで励まし合う

7. 定期的な振り返りで柔軟に対応する

僕自身も中学受験を経験し、この勉強法がとても役立ちました。皆さんも苦手科目に真剣に向き合い、勉強を通じて自信をつけてください。中学受験はスポーツで例えるとマラソンのようでとても長い道のりです。苦しいこともあると思いますが、明るい未来に一直線に頑張ってください。応援しています!

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