こんにちは家庭教師のガンバのTです。現在、私は医学部に通う現役大学生で、大学1年生のときからガンバで家庭教師をやっています。現在は体験のスタッフという仕事をしていて、これから家庭教師を始めたいと思っているご家庭を訪問し、体験授業を行っています。体験授業を通じてさまざまな生徒とお話をしてきた経験や僕自身の中学受験の経験に基づいて記事を書いていきます。
中学受験は、お子さんとご家族が共に挑む長い戦いです。特に大手集団塾に通うお子さんの場合、授業の進度が速く、膨大な宿題や模試の結果に追われる中で、モチベーションを保つことが大きな課題となることがあります。
「一生懸命やっているのに結果が出ない」「うちの子だけ遅れている気がする」と感じたことはありませんか？ 実は、それはどのご家庭でも起こり得ることです。
私自身、中学受験を経験し、今は医学生として勉強を続けていますが、受験期にはたびたびやる気が低下し、悩んだ経験があります。それでも、小さな工夫や家族のサポートのおかげで最後まで走り切ることができました。
この記事では、そんな私の経験を交えながら、大手集団塾に通う中学受験生がモチベーションを維持するための具体的な方法をご紹介します。さらに、親御さんができるサポートや、家庭教師を併用するメリットについてもお伝えします。お子さんが前向きに受験勉強を続けられるよう、一緒に考えてみましょう。
このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。
1. お子さんのの「やる気低下」の原因とは？
中学受験生にとって、モチベーションの維持は簡単なことではありません。お子さん自身が「やる気が出ない」と悩むこともあれば、親御さんが「最近あまり勉強に身が入っていない」と感じることもあるでしょう。やる気低下にはさまざまな原因がありますが、それらを把握し、適切に対応することで状況を改善することが可能です。ここでは、代表的な原因を詳しく解説し、親御さんができる具体的な対応策もご紹介します。
① 塾の授業や宿題についていけない
中学受験用の大手集団塾は、カリキュラムが非常にタイトで、全体のペースに合わせて授業が進むため、一度つまずくとその後の内容も理解しにくくなることがあります。特に算数や理科などの積み重ねが重要な教科では、一つの単元で遅れをとると、それが他の単元にも影響することが少なくありません。
例えば、「割合」が苦手なお子さんの場合、次に学ぶ「比」や「速さ」も理解が難しくなり、結果として「算数は嫌い」という思いが強まることがあります。授業が難しいと感じるたびに、やる気がどんどん低下してしまうのです。
親御さんの対応策:
• 進捗確認: 宿題やテスト内容を定期的に確認し、お子さんがどの部分でつまずいているかを把握する。
• 復習時間を確保: 塾の授業に合わせて復習時間を設けることで、理解を定着させる。
• 家庭教師の活用: 苦手分野に特化して指導を受けることで、効率的に遅れを取り戻すことが可能です。
② テストの結果が振るわず自信をなくす
模試や塾内テストは、中学受験生にとって自分の実力を知る重要な機会ですが、結果が思わしくない場合は「どうせ頑張っても無理なんだ」と自己否定に陥りやすくなります。特に努力して勉強していたにもかかわらず、成績が伸びない場合、そのショックは大きいものです。
私自身も、中学受験の模試で何度も結果が振るわず、自信をなくした経験があります。しかし、そのたびに親が「今回はたまたまだよ」「ここができるようになったじゃない！」と励ましてくれたおかげで、立ち直ることができました。
親御さんの対応策:
• 結果よりも努力を評価する: 点数や偏差値だけではなく、努力した過程を認めることが大切です。
• 長期的な視点を持つ: 一度の結果に一喜一憂せず、1年間の成績推移を全体で見て改善点を探る。
• 具体的なアドバイスを与える: テストの結果を一緒に分析し、次回どのように改善するかを考えることで、前向きな気持ちを引き出せます。
③ 勉強の成果が見えにくく、将来が不安になる
中学受験の勉強は長期間にわたるため、子どもたちは「こんなに頑張っているのに本当に合格できるのだろうか？」という不安に駆られることがあります。このような場合、目標が遠すぎて現実味を感じられず、モチベーションが下がることがあります。
例えば、模試で志望校の判定が思うように上がらないと、「志望校を変えたほうがいいのでは？」と親子で迷いが生じることもあるでしょう。
親御さんの対応策:
• 短期的な目標を設定する: 「次の模試で偏差値を5ポイント上げる」など、小さなゴールを設定して、達成感を得られるようにします。
• 志望校の具体的なイメージを共有する: 学校のパンフレットや文化祭の動画などを見せることで、「ここに通いたい！」というモチベーションを高めることができます。
• 進路相談の機会を作る: 塾の先生や家庭教師と定期的に話し合い、お子さんの進捗を客観的に評価することで、安心感を与えます。
④ 勉強が単調で飽きてしまう
毎日同じ教科を繰り返し学習していると、「どうせまた同じ問題を解くんだ」というマンネリ感が生じ、集中力が持続しなくなることがあります。特に理科の暗記項目や社会の年号暗記など、興味を持ちにくい分野では、やる気低下が顕著です。
親御さんの対応策:
• 学習に工夫を加える: クイズ形式で問題を出したり、タイマーを使ってゲーム感覚で解くなど、楽しく学べる方法を取り入れる。
• 環境を変える: 勉強場所をリビングや図書館に変えたり、家庭教師との個別指導を受けることで新鮮な刺激を与えます。
⑤ プレッシャーによる精神的な疲れ
中学受験生は、親や塾の期待を感じる中で勉強を続けています。「成績を上げなければ」「失敗したらどうしよう」といったプレッシャーが重くのしかかり、心が疲れてしまうこともあります。特に6年生の後半は、志望校に向けた模試や過去問演習が増えるため、負担が大きくなります。
親御さんの対応策:
• プレッシャーを軽減する声かけ: 「無理しなくても大丈夫」「最後までやり切れればいいんだよ」と伝え、安心感を与える。
• リフレッシュの時間を作る: 勉強以外の楽しみ（映画鑑賞や軽い運動など）を提案し、息抜きをさせることで、気持ちをリセットさせます。
モチベーションの低下には必ず理由があり、その原因を親子で共有することが解決への第一歩です。親御さんが「一緒に解決していこう」という姿勢を示すことで、お子さんの心が軽くなり、再び前向きに勉強へ取り組むきっかけが生まれるでしょう。
以上、さらに内容を充実させました。必要に応じてご要望に合わせた調整も可能です！
2. 親の声かけがやる気を左右する理由
子どもたちにとって、親の存在は中学受験の大きな支えです。特に親の言葉や態度は、子どもの自己肯定感ややる気に直接的な影響を与えます。受験という長期戦において、親の声かけが適切であれば子どもは前向きに努力を続けられますが、不適切であればやる気を失ったり、不安が増大することもあります。この章では、親の声かけが子どもに与える影響と、どのような言葉が効果的なのかを詳しく解説します。
① 声かけは「励まし」と「プレッシャー」の紙一重
親としては「頑張ってほしい」「諦めずに努力を続けてほしい」という気持ちから声をかけることが多いでしょう。しかし、言葉の選び方次第では、それが子どもにとってプレッシャーとなる場合があります。
たとえば、以下のような声かけは注意が必要です：
• 「この成績じゃ志望校は無理だよ」 → お子さんの自信を失わせる原因に。
• 「どうしてもっと頑張れないの？」 → お子さんが「自分は親をがっかりさせている」と感じ、心の負担が増える。
一方で、以下のような言葉は、子どもが前向きになれる可能性を高めます：
• 「前回よりも少しずつ良くなってきてるね」 → お子さんの努力を認め、自己肯定感を育む。
• 「失敗しても大丈夫。次にどうするかが大事だよ」 → お子さんに安心感を与え、失敗を学びの機会と捉えられるようにする。
② 子どもの自己肯定感を支える「ポジティブなフィードバック」
心理学の研究でも、「ポジティブなフィードバック」はモチベーションを高める効果があることが分かっています。特に中学受験では、長期間の努力が求められるため、お子さんが「自分は頑張ればできる」という感覚を持てるかどうかが重要です。
例えば、塾の模試で成績が思うように伸びなかった場合でも、次のようなフィードバックを意識することでお子さんのやる気を支えることができます：
• 具体的に努力を認める: 「算数の宿題を全部自分で解けるようになったね。そこがすごいよ！」
• 成長を強調する: 「前よりも計算ミスが減ってきたよね。次はもう少しスピードを上げてみようか。」
親が子どもの小さな進歩に気づき、それを伝えることで、お子さんは「自分は前に進んでいる」と実感しやすくなります。
③ 親の感情が子どもに伝わる「ミラーリング効果」
お子さんは親の感情や態度を敏感に感じ取ります。これを「ミラーリング効果」と呼びます。親がポジティブな言葉をかけ、前向きな態度を示していれば、お子さんも安心感を得て頑張る意欲を高められます。一方で、親が不安そうな顔をしたり、「本当に大丈夫？」と頻繁に口にすると、お子さんもその不安を無意識に受け取ってしまいます。
私自身も受験期、母が「何とかなるよ」と明るく励ましてくれたことで気持ちが軽くなった経験があります。逆に、模試の成績が振るわないときに父が難しい顔をして「このままじゃまずいかも」と言ったときは、勉強に手がつかなくなったこともありました。
親御さんの対応策:
• 勉強中や結果を見たときに、意識的に笑顔で接する。
• 子どもが不安を抱えているときは、「大丈夫だよ」と前向きな言葉をかけ、気持ちを支える。
④ 短期的な目標を共有して小さな成功体験を積む
中学受験の勉強はどうしても長期的な努力が必要になるため、お子さんは途中で「いつまでこれが続くの？」と感じてしまうことがあります。そのため、親子で「短期的な目標」を共有することで、成功体験を積み重ねることが重要です。
たとえば、次のような目標設定が効果的です：
• 「次の模試では偏差値を2ポイント上げる」
• 「1週間で計算問題のミスを3回以内に減らす」
• 「次のテストで社会の暗記問題を20点中18点以上取る」
目標を達成できたときには、親が一緒に喜び、「よく頑張ったね！」と声をかけることで、さらにやる気が高まります。
⑤ お子さんの性格に合った声かけを心がける
お子さんによって、効果的な声かけの方法は異なります。たとえば、褒められるとやる気が出るタイプもいれば、そっと見守られるほうが良いタイプもいます。親としては、お子さんの性格や反応を観察しながら、声かけの方法を調整することが大切です。
例:
• 「褒められて伸びるタイプ」の場合: 小さな成功や進歩を見つけて積極的に褒める。「昨日よりも計算が早くなったね！」
• 「静かに支えてほしいタイプ」の場合: 具体的なアドバイスよりも、見守る姿勢を示す。「いつでも手伝うから言ってね」と伝えるだけで十分なこともあります。
親の声かけは、お子さんの心に直接影響を与える大切な役割を果たします。適切な言葉と態度でサポートすることで、お子さんが前向きに受験勉強に取り組めるようになるでしょう。
ご要望に応じてさらに調整や追加も可能です。ご確認ください！
3. 親御さんができるサポートのポイント
中学受験は子どもだけの戦いではありません。以下のサポートが有効です。
• 努力を認めて褒める：「今日も頑張ったね」と一言かけるだけで、お子さんのやる気が大きく変わります。
• 塾や家庭教師との連携を大切にする：お子さんの進捗を把握し、適切なアドバイスを受けることで効果的なサポートができます。
親御さんが全てサポートしていくのは難しいと思います。お忙しい中時間を割くことも限界があり、さらに勉強の内容も高度なものなので大変です。そう言った時は家庭教師という選択肢もあります。様々な家庭教師の会社があるのでHPなどを見て中学受験のサポートに対応しているかなど確認してみるのが良いと思います。
私たち家庭教師のガンバでは年の近い大学生の先生が勉強を教えています。当然、先生たちはみんな中学受験の経験者です。先生たちの中学受験の経験談も交えながら地域のお兄ちゃんお姉ちゃんの感覚で教えることができます。
私は両親が共働きだったので健康面のサポートはしてくれましたが、勉強面のサポートは集団塾と家庭教師を併用していました。
まとめ：モチベーション維持で志望校合格を目指そう！
中学受験は長い道のりですが、適切なサポートと工夫でモチベーションを維持することができます。
• 小さな成功体験を重ねる
• 環境を変えながら学習を進める
• 家庭教師を活用して苦手分野を克服する
お子さんと一緒に、志望校合格という目標を達成するための最適な方法を見つけてください。一歩ずつ進んでいけば、必ず結果につながります！
さらに内容を補強しましたが、ほかにご希望があればお知らせください！
家庭教師のガンバ T