こんにちは家庭教師のガンバのTです。私は医学部に通う現役大学生で、大学1年生のときからガンバで家庭教師をやっていました。現在は体験のスタッフという仕事で、これから家庭教師を始めたいと思っているご家庭を訪問し、体験授業をしています。体験授業を通じてさまざまな生徒とお話をしてきた経験や僕自身の中学受験の経験に基づいて記事を書いていきます。
このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。
新年のスタートダッシュ!中学受験生が1月にやるべき勉強法と心構え>>
中学受験が間近に迫り、1月は合格へのラストスパートをかける重要な時期です。この時期、焦りや不安を感じているご家庭も多いと思いますが、ここからでも十分挽回することは可能です。本記事では、1月に実践したい効果的な勉強法やスケジュール、さらに親ができるサポートについて解説します。
1. 1月の勉強が合否を左右する理由
1月は中学受験において最も重要な時期と言っても過言ではありません。ここからの数週間の使い方で合格が左右されることもあります。特に、以下の理由から1月の勉強がカギを握ります。
① 時間が限られているからこそ効率が重要
残された時間はわずか数週間。闇雲に勉強するのではなく、「得点力を伸ばせる分野」や「苦手な分野」に集中する必要があります。特に、過去問演習を通じて自分の課題を正確に把握し、その課題に対して効率的な対策を取ることが合格への近道です。
② 本番を想定した学習が求められる
試験本番では、ただ問題を解くだけではなく、時間配分や問題の取捨選択が合否を分けます。1月の勉強では、単なるインプットだけでなく、過去問を使った実践形式の勉強が欠かせません。また、ミスを減らす訓練もこの時期に必要です。
③ 精神的な準備を整える時期
1月はお子さんがプレッシャーを感じやすい時期です。この不安を取り除き、自信を持って本番に臨むためのサポートも大切です。適切な勉強計画を立てて成功体験を積むことで、お子さんの精神状態を安定させることができます。
2. 1月に実践したい勉強法
この時期は「短期間で最大の成果を出す」ことが求められます。そのための具体的な勉強法を以下にまとめました。
① 過去問を最大限に活用する
過去問演習は志望校合格に欠かせない重要な学習法です。単に解くだけではなく、以下のステップを踏むことで効果が大きく向上します。
• 過去問の解き方:
1. 志望校の過去問を時間を計って解き、実際の試験をシミュレーションします。
2. 解き終わった後、答え合わせだけでなく、間違えた理由を深掘りします。例えば、「計算ミス」「問題文の読み落とし」「知識不足」など原因を分析します。
3. 同じ傾向の問題を複数回解くことで、弱点を確実に克服します。
• 頻出分野を優先的に復習する:
過去問を解く中で、志望校の頻出分野を特定し、そこにリソースを集中させます。特に、理科や社会の暗記科目では、出題されやすいテーマに絞った対策が有効です。
② 短期間で効果を上げる科目別勉強法
算数:
• よく出る問題(速さ、割合、図形など)を徹底的に練習します。
• 自分で解けなかった問題は解説をしっかり読み、再度解いて理解を深めます。家庭教師などを活用すると、効率よく弱点を克服できます。
国語:
• 記述問題は自分で添削するのが難しいため、親や先生に見てもらうと効果的です。
• 長文読解では、問題の出題意図を考えながら読む訓練をします。
理科・社会:
• 知識の定着には短期集中が有効です。過去問で出題傾向を把握し、重要な知識を絞って暗記します。
• 音声教材や動画を活用することで、移動時間などの隙間時間も有効活用できます。
③ 学習時間を最大化するスケジュール管理
1月は時間が限られているため、1日のスケジュールを細かく管理することが必要です。
• 午前: 頭が冴えている時間に算数や国語などの主要科目を重点的に勉強します。
• 午後: 理科や社会の暗記系科目に取り組み、効率的に知識を定着させます。
• 夜: 過去問演習やその復習を行い、1日の学習成果を振り返ります。
このように内容を充実させましたが、さらに追加したい点や修正したい箇所があればお知らせください!
3. 集団塾だけではカバーしきれない部分
中学受験を目指す多くのお子さんたちは集団塾に通っているかと思います。塾では志望校対策や過去問演習など、受験に必要な基本的なカリキュラムを学ぶことができます。しかし、以下のような限界も存在します。
① 個別の弱点を徹底的に補うのは難しい
集団塾では多くの生徒が一斉に授業を受けるため、どうしても個別の理解度や弱点を深く掘り下げる時間が限られます。「算数の応用問題が苦手」「国語の記述で点が取れない」といった子ども特有の悩みを解消するには、1対1で寄り添った指導が効果的です。
② 質問しづらい環境がある
集団塾では時間の制約があり、授業後に質問ができても十分に対応してもらえないことがあります。また、子どもによっては「他の生徒の前で質問するのが恥ずかしい」と感じてしまい、結果として疑問点を放置してしまうケースも少なくありません。
③ 自宅学習のフォローが不十分
塾の授業だけでは、宿題や家庭学習の進捗管理まではフォローしきれないことが多いです。特に受験直前の時期は、自宅での学習効率を高めることが合否を分けるポイントになります。こうした部分を補うためには、家庭教師や個別指導が有効な手段となります。
④ 家庭教師が補えるポイント
• 苦手科目や特定の分野を短期間で徹底的に強化できる。
• 1対1の指導により、生徒の性格や学習ペースに合わせたサポートが可能。
• 集団塾で解決できなかった疑問や不安をしっかり解消できる。
家庭教師は、単なる勉強のサポートだけでなく、子どものメンタル面やモチベーションを支える存在にもなります。受験直前の時期だからこそ、個別対応の価値がより高まります。
4. 実体験から学ぶ成功例【筆者の経験談】
受験直前の1月、私自身が家庭教師のサポートを受けたことで成績が飛躍的に伸びた経験があります。この成功体験を具体的にご紹介します。
① 苦手な算数の克服
私は当時、算数の図形問題が苦手で、特に立体図形の展開図を正確に理解することができずに悩んでいました。塾で質問しても、限られた時間内では十分に理解することができず、問題を解くたびに間違えていました。
そこで、家庭教師にサポートをお願いしました。先生は、私が間違える原因を一緒に探りながら、展開図の基礎を一から教えてくれました。さらに、私の理解度に合わせた練習問題を用意し、繰り返し取り組むことで、最終的に自信を持って解けるようになりました。
本番では、まさに家庭教師と一緒に練習した類似問題が出題され、満点を取ることができました。この成功体験が、自分にとって大きな自信につながりました。
② 精神的な支えの重要性
家庭教師の先生は単なる学習指導だけでなく、受験の不安を和らげる存在でもありました。「ここまで頑張ってきた努力は無駄じゃない」「苦手分野が克服できれば必ず点数につながる」といった励ましの言葉が、受験直前のプレッシャーを和らげてくれました。
さらに、家庭教師が作成してくれた学習スケジュールをもとに勉強を進めたことで、「何をすればいいか分からない」という混乱もなくなり、効率よく学習できたことを今でも覚えています。
③ 他教科でも活用できた指導法
算数だけでなく、国語や理科でも家庭教師の指導法が役立ちました。特に国語では、記述問題の添削をお願いし、何が足りないかを具体的に指摘してもらうことで、大きく点数を伸ばすことができました。
5. 親ができるサポート
受験直前の1月は、子どもにとって非常にプレッシャーのかかる時期です。この時期に親が適切にサポートすることで、お子さんの集中力を引き出し、受験の成功確率を高めることができます。以下の具体的な方法をご紹介します。
① 学習環境を整える
自宅での学習環境を整えることは、集中力を高める上で重要です。
• 静かな場所の確保: 勉強に適した静かな環境を用意しましょう。可能であれば、携帯電話やテレビなどの気が散る要素を排除します。
• 整理整頓: デスク周りを整理し、必要な教材だけを手元に置くことで、集中しやすい環境を作ります。
② メンタルサポートを行う
この時期、お子さんは「できるのか」「合格できるのか」といった不安に苛まれることが多いです。親として、前向きな声かけやサポートを心がけましょう。
• 努力を認める: 「ここまで頑張ったことが大きな成果だよ」と努力を肯定する言葉を伝えます。
• 焦らせない: 「もっと頑張らなきゃ」とプレッシャーを与えるのではなく、「できる範囲でやれば大丈夫」という安心感を与えましょう。
• ポジティブなイメージを共有: 「受験後は好きなことをたくさんしようね」といった楽しい未来を話し、お子さんの気持ちを軽くすることも大切です。
③ 学習スケジュールを管理する
親が勉強計画を一緒に立てることで、子どもの負担を軽減し、効率的に勉強が進められます。
• 計画の見える化: カレンダーやホワイトボードに毎日の学習計画を書き出し、進捗状況を確認します。
• 休息を確保: 無理に詰め込むのではなく、適度に休憩時間を設けることも重要です。短い休憩を挟むことで集中力が持続します。
④ 必要なサポートの活用
繰り返しになりますが、家庭教師や個別指導を検討することも効果的です。家庭教師は短期間での成果を目指し、個別のニーズに応じた指導を行います。親が直接教えるのが難しい場合には、プロに任せることで子どもの学習を効率化できます。

6. まとめ
受験直前の1月は、合格への最後の仕上げを行う非常に重要な時期です。この時期を最大限に活用するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
① 効率的な勉強法を実践する
短期間で成果を上げるには、過去問を活用した実践的な勉強がカギとなります。時間を計り、本番を意識して取り組むことで、得点力を効率よく伸ばすことが可能です。また、苦手分野の克服には個別の対策が必要です。特に算数や国語の応用問題には、専門的な指導が効果的です。
② 親のサポートが大きな影響を与える
この時期、お子さんは精神的にも不安定になりがちです。親が適切に声をかけ、安心感を与えることで、お子さんの集中力とモチベーションを保つことができます。また、学習計画の立案や家庭教師の導入といったサポートも、子どもが最後まで頑張るための大きな力になります。
③ 家庭教師を選ぶという選択肢
特に受験直前の時期は、集団塾だけではカバーしきれない部分を補うために家庭教師を活用することを検討してください。短期間で弱点を克服し、志望校の合格可能性を最大化するための効率的な方法となります。
④ 合格だけがゴールではない
受験はゴールではなく、次のステージへのステップです。お子さんが最後まで努力を続けられるよう、受験後の楽しい未来をイメージさせながら前向きに取り組ませましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。みなさんが合格することを願っています。
家庭教師のガンバ T