はじめに

中学受験を目指す皆さん、今日から新学年のスタートです!

中学受験の世界では、受験が終わった瞬間から、新しい学年としての学習が始まることになります

新小学6年生は「受験生」としての1年間がスタートし、新小学5年生・4年生も本格的な受験勉強のステップに入ります。

「新しい学年になったけれど、何をすればいいの?」

「周りに遅れを取らないためには、どう勉強すればいい?」

そんな疑問や不安を感じている方も多いかもしれません。

 

こんにちは家庭教師のガンバのTです。私は医学部に通う現役大学生で、大学1年生のときからガンバで家庭教師をやっています。現在は体験のスタッフという仕事で、これから家庭教師を始めたいと思っているご家庭を訪問し、体験授業をしています。体験授業を通じてさまざまな生徒とお話をしてきた経験や僕自身の中学受験の経験に基づいて記事を書いていきます。

中学受験の基礎固め:4年生から始める効果的な勉強計画>>

 

1. 新小学6年生:受験学年の春にやるべきこと

受験学年に突入した新小学6年生の皆さん、受験が終わった直後からいよいよ本格的な受験勉強のスタートです。新学年としてのこの春は、これからの1年間で志望校合格への土台をしっかり作る非常に重要な時期となります。以下のポイントを意識して、充実した受験準備を進めましょう。

 苦手分野の洗い出しと徹底克服

自己分析を実施!

これまでの模試やテストで、間違いやすかった単元や分野をしっかりチェックしましょう。

重点分野の徹底復習

たとえば、算数の「割合」や「速さ」、国語の「記述問題」など、受験で頻出するテーマを中心に、問題集や塾のプリントを活用して繰り返し復習しましょう。

塾講師や家庭教師のアドバイスを活用

個別に指摘されたポイントを、早めに改善することで、苦手を克服していきましょう。

 過去問や模試で受験傾向を把握

出題傾向の確認

いきなり本格的な過去問演習に取り組むのではなく、まずは志望校の出題傾向や問題の形式をじっくり分析しましょう。

模試の解説を活用

模試や過去問の解説を丁寧に読み、どのような考え方で解答するのかを学ぶことで、これからの勉強の方向性が明確になります。

 受験モードへの切り替えと学習リズムの確立

計画的な学習スケジュールの作成

新6年生として、塾や学校の授業が増える一方で、家庭学習の時間をしっかり確保する必要があります。

• 例:平日は約3時間、休日は6時間を目標に、自分に合った無理のない計画を立てましょう。

規則正しい生活習慣の維持

十分な睡眠や適度な休憩、栄養バランスの取れた食事は、勉強の効率を上げるために欠かせません。

 モチベーションの維持とメンタルケア

小さな成功体験の積み重ね

毎日の学習でできたこと、理解が深まったことを実感し、自信に変えていくことが大切です。

ストレス発散の工夫

友達や家族、先生と気軽に話をする時間を持ち、リラックスできる時間(好きなゲームとか好きなスポーツなど)も取り入れましょう。

定期的な振り返り

週間や月間で自分の学習状況を振り返り、必要に応じて学習計画を調整することで、目標に向かって効率よく進むことができます。

このように、受験学年の春からしっかりと基礎固めと学習リズムの確立を意識することで、志望校合格への道がぐっと近づきます。新小学6年生の皆さん、計画的かつ前向きに勉強に取り組み、最高の受験結果を目指しましょう!

 

2. 新小学5年生:中学受験の本格スタート!

新小学5年生は、これまでの学習の基礎をしっかり固めつつ、これから受験に向けた本格的な学習へとシフトする大事な時期です。今までの内容を復習しながら、新しい挑戦にも積極的に取り組むことで、受験勉強の土台がしっかり形成されます。以下のポイントを参考に、学習計画を充実させましょう。

 ① 4年生までの復習&基礎固め

これまでの知識の確認と定着

4年生までに学んだ基礎は、今後の応用問題を解く上での大切な土台です。

算数:基本的な計算、割合・比、図形問題の基本ルールを改めて確認し、ドリルや問題集を使って繰り返し解いておきましょう。

国語:語彙力や基本的な読解力を強化するため、短い文章でもしっかり内容を読み解く練習を行い、四字熟語やことわざの意味も復習しましょう。

理科・社会:暗記だけに頼らず、なぜその知識が必要なのか、背景や仕組みを考える癖をつける。図やイラスト、マンガなどを活用して理解を深めていきましょう。

 ② 応用問題へのチャレンジ

基礎を固めた後のステップアップ

基礎が定着したら、次は少しずつ応用問題に取り組むことが大切です。

段階的なレベルアップ:最初は、基礎問題に似た応用問題から始め、徐々に難易度の高い問題へチャレンジしてみましょう。

解答プロセスの振り返り:問題を解いたら、なぜその解法が有効だったのか、解説をしっかり読み込んで理解を深めていきましょう。

復習の習慣化:1回解いただけで終わらず、定期的に解き直しをすることで、間違えたポイントを克服し、確実に身につけることが大事です。

 ③ 効果的な学習計画の作成と時間管理

学習時間の確保と計画性

5年生は受験に向けた学習量が一気に増える時期です。効率的に学習を進めるために、計画を立てることが成功のカギとなります。

具体的なスケジュール作成:平日は約2時間、休日は4~5時間を目安に、科目ごとに学習時間を割り当てていきましょう。

タイムテーブルの活用:朝、放課後、夕方、夜の時間帯ごとに、何を学習するかを明確にし、無理なく継続できるリズムを作っていきます。

休憩とメリハリ:長時間勉強する際は、適度に休憩を取り入れ、集中力を維持する工夫していきましょう。

 ④ 自己管理とモチベーションの維持

日々の学習記録で成長を実感

自分の進歩を実感することが、さらなる学習の励みになります。

学習ノートやダイアリーの活用:その日の学習内容、解けた問題、できなかった問題を記録し、後で見返す習慣をつけていきましょう。

目標設定とご褒美:短期的な目標を設定し、達成できたら自分に小さなご褒美を与えるなど、モチベーションアップの工夫しましょう。

友達や家族との情報交換:同じ目標を持つ仲間や家族と進捗を共有し、互いに励まし合う環境を作っていきたいところです。

 ⑤ 効率的な学習環境の整備

集中できる空間作りが成果を左右する

勉強の効率を上げるためには、静かで整った学習環境が必要です。

専用の学習スペースを確保:テレビやスマートフォンなどの誘惑から離れた、集中できる場所で学習する。

道具の整備:文房具、ノート、参考書などを整理し、すぐに取り出せる状態にしておく。

環境の見直し:季節や時間帯に合わせて、部屋の明るさや温度を調整し、最適な学習環境を維持する。

新小学5年生のこの春は、これまでの基礎を確実に固めながら、応用力を身につける大事なスタートラインです。しっかりと計画を立て、自分に合った学習法を見つけることで、より一層の成績向上と志望校合格へと繋がっていくでしょう。

 

3. 新小学4年生:受験勉強の基礎を作る時期

4年生は、本格的な受験勉強のスタートラインです。この時期に「学習習慣」をしっかり身につけることで、今後の成績が大きく変わります。

 4年生の春にやるべきこと

① 学習リズムを整える

受験勉強に慣れていないうちは、無理のないペースで進めることが大切です。

✔ まずは「毎日30分の家庭学習」を目標にする

✔ 学校の宿題+塾の復習を習慣化

② 算数・国語の基礎を徹底強化

4年生では、算数と国語の基礎をしっかり固めることが最優先です。

✔ 算数の計算ミスを減らす(繰り返し計算ドリルを活用)

✔ 国語の文章を「正確に読む」力をつける(音読や読書を習慣化)

③ 勉強を楽しむ工夫をする

まだ勉強に対する抵抗がある時期なので、「学ぶ楽しさ」を知ることが大事です。

✔ 理科・社会は図鑑や動画を活用して興味を広げる

✔ クイズ形式の問題やパズルを取り入れ、楽しく学ぶ

 

4. 保護者の方へ:新学年のサポートとサポーターとしての役割

受験学年が始まるこの春は、お子さんの成績だけでなく、モチベーションや自信、生活習慣の形成においても大切な時期です。保護者の皆さんは、単に「勉強をさせる」だけでなく、お子さんが自分で学ぶ楽しさや達成感を感じられる環境作りが求められます。ここでは、保護者が心掛けたいサポートのポイントを詳しく紹介します。

 1. 穏やかに見守り、コミュニケーションを大切に

日々の声かけ

「今日の勉強はどうだった?」や「どんなことができたのか教えてくれる?」など、結果よりも過程に目を向けた声かけを行い、子どもが話しやすい雰囲気を作りましょう。

成功体験の共有

お子さんが小さな目標を達成した際は、一緒に喜び、達成感を実感させることが、さらなる自信につながります。

 2. 学習環境の整備とスケジュール管理のサポート

専用の学習スペースの確保

集中できる静かな環境を用意することは、勉強の効率を上げる大きな要因です。家の中でも、学習専用の机や照明、整理された教材があると、子ども自身も「ここなら頑張れる」と感じやすくなります。

計画作りの手助け

子どもと一緒に、週間・月間の学習計画を立てることで、目標達成に向けた具体的な道筋を描くことができます。また、計画通りに進まなかった場合も、柔軟に見直しや調整を行う姿勢をサポートしましょう。

 3. 感情面のケアとストレス対策

失敗やつまずきへの理解

成績の上下に一喜一憂せず、努力する過程を認める姿勢が重要です。困難に直面したときは、どうすれば改善できるかを一緒に考え、前向きなフィードバックを与えることが大切です。

リラックスする時間の確保

勉強だけでなく、趣味やスポーツ、家族との団らんなど、ストレスを発散できる時間も確保しましょう。心身ともに健康であることが、学習効果の向上につながります。

 4. 効率的な学習支援ツールの活用

家庭教師や個別指導の検討

お子さんの学習状況に応じて、塾だけではカバーしきれない部分を補うために、家庭教師や個別指導の導入も一つの方法です。専門家の視点からアドバイスをもらうことで、学習の質が向上する場合もあります。私たち家庭教師のガンバでは年の近い大学生の先生が勉強を教えています。当然、先生たちはみんな中学受験の経験者です。先生たちの中学受験の経験談も交えながら地域のお兄ちゃんお姉ちゃんの感覚で教えることができます。

私自身も、勉強面のサポートは集団塾と家庭教師を併用していました。

最新の学習ツールの活用

タブレットやパソコンを利用した学習アプリ、オンライン教材など、今の子どもたちが興味を持ちやすいツールを取り入れることで、楽しみながら学習を進める環境を整えることができます。

 

 

全体のまとめ

今回のブログでは、受験が終わった瞬間から始まる「新学年」を迎える新小学6年生、5年生、4年生それぞれに向けた勉強法や心構え、そして保護者のサポートポイントについて詳しく解説しました。

新小学6年生

受験学年として本格的な受験準備が始まる時期です。苦手分野の徹底克服、過去問や模試での出題傾向の把握、そして計画的な学習スケジュールの確立が鍵となります。

新小学5年生

これまでの基礎を固めつつ、応用問題への挑戦や効果的な時間管理を通して、受験に向けた実力アップを目指す重要なスタートラインです。

新小学4年生

受験勉強の基礎作りの時期として、学習習慣の定着や基礎知識の強化、そして楽しく学ぶ工夫が今後の成績向上に直結します。

保護者の方

お子さんの学習環境整備や感情面のケア、そして効率的な学習支援ツールの活用により、子どもたちが安心して勉強に取り組めるようサポートすることが、合格への近道となります。

この春から始まる新学年は、受験成功への大事な一歩です。それぞれの学年に合わせた学習法を実践し、保護者の皆さんも温かくサポートすることで、お子さんの成績向上と志望校合格に繋がるでしょう。

一人ひとりのペースで、無理なく、しかし着実に目標に向かって進んでいくことが大切です。新しい学年のスタートを、全員で力強く踏み出しましょう!

 

家庭教師のガンバ T

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