小・中学生が机に向かう習慣をつける方法

お子さんが「勉強嫌い」「苦手」といった悩みをお持ちの方も多いと思います。正直、「勉強好き」と思える子は、かなり少数派ですので、ある意味、勉強が嫌いだったとしても不思議はありません。私たちにも経験があります。

ただ、いきなり「勉強好き」までいかなくても、何かのキッカケで興味を持ち、好奇心がわいてきて「もっと知りたい」といった自然の流れで勉強に興味・関心を抱き、結果的に「好き」になる場合も少なくありません。

今回は、どんなキッカケで勉強に対する気持ちが前向きに変わるのか、について今まで私たちが経験したことや、実際にご家庭の方からのお話なども踏まえ、以下に挙げてみます。少しでもご参考にしていただければ嬉しく思います。

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1.日常生活の中の「発見」から始まる勉強への興味

お子さんが机に向かうキッカケとして、日常生活の中で勉強に興味を持つ「発見」があります。例えば、本を読んだり、テレビを見たりすることで、何か新しい知識に触れ関心を持ったり、興味を持つことがあります。これにより、お子さんの好奇心や想像力が育ち、自然と学ぶことへの関心が高まります。

他にも、科学実験や歴史の謎解きなど、日常の「なぜ？」から始まる疑問を追求することも、お子さんの知的好奇心を刺激し、勉強の面白さに気づく良い方法だと思います。

また、勉強だけではなく、スポーツや音楽、アートといった活動に触れることで、お子さんの興味の幅を広げ、新たな学びへの動機づけにもなります。こういった活動は、学習への新しい興味などを提供し、お子さんが学ぶ楽しさに気づく手助けにもなります。

お子さんにとって快適で集中しやすい学習環境の整備も、机に向かう習慣をつけるキッカケとなり得ます。自宅の学習スペースをお子さんの意見も聞きながら、一緒につくり上げることで、お子さんにとって魅力的な勉強の場所を提供することができるのではないでしょうか。

勉強時間を決める時も、お子さんの意見を聞き、尊重しながら、無理なく始められる毎日のスケジュールを立てるのがおススメです。最初から完璧を目指すより、徐々にペースを上げる方が抵抗なく続けられると感じます。

また、お子さんの意見を取り入れながら進めることは、「自分で決めた」という自立心や責任感を育むことにもつながり、お子さんが目標に向かって主体的に取り組む力をつけるキッカケにもなり得ます。

お子さんが勉強の習慣を身につけるには、短時間で効率的なやり方を身につけることも大切です。特に勉強が嫌いな子はなおさらです。長時間の勉強では、集中力も続かず、ダラダラしてしまい、なかなか身につかず、結果として「面倒くさい」や「勉強嫌い」といった気持ちを強くしてしまうリスクもあります。

逆に、短時間で集中して勉強できるようになれば、効率良く知識を身につけることができます。達成感も得られ、勉強に対して肯定的な気持ちを持つことができると思います。勉強する前に小さい目標を設定して、達成したら適度な休憩を入れる方法も効果的だと思います。

部活と勉強の両立は多くのお子さんにとって大きな壁の一つではないでしょうか。この両立方法がわからないままでは机に向かう習慣をつけることは難しくなってしまいます。

特に部活で忙しいお子さんは「短時間で効率的なやり方を身につける」ことがベースになりますが、それだけでなく、柔軟なスケジュールの立て方も大切です。

大会前などで部活が忙しい時期、テスト前などで勉強が忙しい時期、など、時期により何に重点を置くのかを把握することや、週末で部活がない時があれば、その時間の使い方を工夫するなど、ある程度、中長期的な視点を持ってスケジュールを調整することも重要になると思います。

逆に言えば、こういった柔軟なスケジュールを立てることに慣れてくれば、部活と勉強の両立の壁はドンドン低くなり、机に向かう習慣もつきやすくなります。

私たちの経験などから、お子さんが机に向かうためのキッカケとなり得るものを挙げてみました。少しでもご参考にしていただければ嬉しく思います。

「お子さんの知的好奇心を刺激する」「勉強の環境を整える」「短時間で効率的なやり方を身につける」「部活動と勉強の両立方法を知る」、どれか一つでも、お子さんが机に向かうキッカケとして可能性があるなら、ぜひ試してみてください。

最初から完璧を目指すより、「出来ることから」始める方が、結果的に上手くいくと思います。最初は小さな一歩でも、積み重ねれば大きな前進につながります。

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