『春休み』は年度が替わる前の節目となる、年度最後の長期休暇です。
「部活動」「旅行」「勉強」
など、この時期ならではの『春休みにやりたいこと』を考え中のご家庭も多いのではないでしょうか。勉強面に関しては、この春休みに本年度の苦手科目を克服しておくかどうかで『新学期のスタート』が大きく変わります。春休みの勉強方法としてよく検討されるのが、
・塾（春休み向け講座）
・家庭教師
・通信講座
・オンライン講座
の4つではないでしょうか。そこで今回の記事では、この4つの勉強方法のメリットデメリットをわかりやすくまとめました。
あわせて、今までたくさんのお子さん達を指導させていただいた私たちの経験から、春休みに家庭教師が向いているお子さんや上手な活用方法についてもお伝えします。春休みの勉強について検討中の方はぜひ、ご参考にしてください。
塾・家庭教師・通信講座・オンライン講座のメリットデメリット
春休みは塾を中心に、春休み向け講座や春期特別号などのコースを設けていることが多いです。まずは塾、家庭教師、通信講座、オンライン講座のメリットデメリットを表にまとめたのでご覧ください。
塾では春休み向け講座を設けているところがほとんどで、多くは集団の一斉授業のため競争心を刺激しやすいです。個別指導の塾もありますが、多くは講師1人に対して生徒が2～4人といったケースが多いので、マンツーマンを希望している場合は確認が必要です。
家庭教師は完全個別指導が大きなメリットで、お子さんの学力やペースに合わせて取り組めます。基本的に授業数（授業時間）×授業単価になるため、授業数をたくさん詰め込むとその分費用がかかるため注意が必要です。
通信講座は、費用面で最も安価に取り組めるのが特徴です。自分で進めなくてはならないため自己管理が必須となりますが、どんどんやれるお子さんは自分のペースで進めることも可能です。フォローという面では少し劣ってしまいます。
オンライン講座は、自宅で遠方の集団授業や家庭教師の授業を受けられる点がメリットです。意外と費用がかかる点や、通信状況に左右される点、対面授業と比べてきめ細かいフォローが難しい場合がある点に注意が必要です。
塾・家庭教師・通信講座・オンライン講座が向いている人は？
ではそれぞれの勉強法は、どんなお子さんに向いているのでしょうか。こちらも表にまとめたのでご覧ください。
塾では順位やクラス分けなどが明確なことが多く、他の塾生が勉強している姿も目に入りやすいため、他者と競うことでやる気が出るお子さんに向いています。また、わからないところを自分から積極的に質問できるお子さん、授業形式の体系的な学習が好きなお子さんにも向いています。
反対に家庭教師は、他者の目を気にすることなく自分のペースで勉強したいお子さんに向いています。大勢の中での発言が苦手のお子さんでも、マンツーマンなら質問も気軽にできます。また、塾の決められたカリキュラムではなく、お子さんの苦手な教科に特化して学習したい場合にも向いています。
通信講座は物理的な強制がないので、ある程度自主的に勉強する学習スタイルや習慣が身についているお子さんに向いていると言えます。
オンライン講座は遠方に習いたい先生の授業などがある場合や、デジタルツールが得意なお子さんに向いています。
苦手科目の克服には家庭教師がおすすめ
春休みに『苦手科目の克服』を第一の目標に挙げている場合は、『家庭教師一択』と言ってよいほどおすすめです。理由は、次の3つです。
①完全個別指導でお子さんに合わせたカリキュラムを組める
②わからないところをその場で質問でき、わかるまで取り組める
③お子さんやご家庭の希望に合わせて、短期間で集中的に学習できる
完全個別指導でお子さんに合わせたカリキュラムを組める
塾や通信講座の場合、あらかじめ用意されたカリキュラムに沿って授業や学習が進められます。「受験対策」「三教科」などコースが選べる場合も多いですが、だいたいは定められた内容で行われます。
一方で家庭教師の場合、お子さんの学力や性格、ペースに合わせた内容で学習計画を立てます。つまり苦手科目や苦手な単元に時間を割くことができるというわけです。
わからないところをその場で質問でき、わかるまで取り組める
わからない問題があった場合、塾では授業形式で解説を聞いて理解しなければなりません。もしくは授業後に質問をしに行くなどして解決する場合が多いです。
個別指導の塾であれば質問が比較的しやすいですが、講師とマンツーマンではないことが多いため、ある程度他のお子さんと順番で質問という形になりがちです。
苦手科目では質問したい箇所が増えると思いますが、塾で解決して帰れるかは時間やお子さんの性格にも左右され、意外と難しいかも知れません。
通信講座も質問受付などの対応はありますが、オンタイムの回答は得られにくいです。オンライン講座でも、集団授業の場合は塾と同様になります。
家庭教師の場合は完全にマンツーマンなので、他のお子さんに遠慮することなく、わからないところをその場で質問できます。わからなければわかるまで家庭教師と一緒に取り組みます。
お子さんやご家庭の希望に合わせて、短期間で集中的に学習できる
塾の春休み向け講座は、日にちや曜日、時間が定められている場合がほとんどです。通信講座の場合は、準備されている教材に集中的に取り組むことはできますが、済んでしまうとそれ以上の教材がありません。
オンライン講座でも授業タイプのものであれば塾と同様の仕組みで、動画視聴タイプの場合は通信講座とほぼ同様になります。
家庭教師は通常、教師と相談の上お子さん・ご家庭の都合に合わせて日にちや曜日を調整することが可能です。多く授業を入れたい場合は回数を増やすなど、ニーズに柔軟に合わせやすいため、短期間に集中して学習することもできます。
家庭教師の上手な活用方法
続いて、苦手科目を克服するために家庭教師を上手に活用するポイントをお伝えします。せっかく家庭教師を導入するのであれば、効果を最大限に近づけたいものです。次の5つのポイントをおさえておくとよいと思います。
①信頼できる家庭教師／家庭教師会社を見つける
②塾と併用してみる
③保護者も学習状況を把握しておく
④子どもとコミュニケーションを取り気持ちを聞いておく
⑤成果を基に家庭教師の継続を検討してみる
信頼できる家庭教師／家庭教師会社を見つける
家庭教師は多くの場合、家庭教師会社に依頼して教師を紹介してもらいます。家庭教師会社の口コミや実績をWebで良く調べ、教師の登録者数が多い会社を選ぶのもポイントです。
教師を選ぶ際は希望条件をある程度明確に伝え、お子さんと合いそうな教師を選ぶとよいでしょう。
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塾と併用してみる
家庭教師と塾を併用しているお子さんも意外と多いです。たとえば塾に通いながら、塾でわからなかった箇所や塾の授業のサポートとして家庭教師を活用する、といった具合です。
また、塾では受験対策、家庭教師では苦手科目や学校の課題のサポート、というように役割を分けて利用される方もおられます。
短期プランがある家庭教師サービスを選ぶ
特に初めて家庭教師を利用する場合、「続けられる？」「うちの子に合う？」など、さまざまな心配があるのではないでしょうか。
そういう場合は、春休み向けの短期プランが用意されている家庭教師会社を選ぶのもひとつです。短期プランがない場合、「春休みだけ集中的に勉強したい」と思っていても辞めづらかったり、そもそも短期間の利用ができないといったケースもあります。
あらかじめそうしたプランがあるかどうか、短期利用がOKかどうかも確認しておくとよいでしょう。
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保護者も学習状況を把握しておく
家庭教師は通常、その日またはその週の進捗状況を保護者の方と共有します。こうした家庭教師からの報告書やフィードバックをうまく活用し、お子さんの学習状況や授業中で感じられた変化などを保護者の方も把握できます。お子さんの様子がわかっていると、普段の生活でも適切な声掛けがしやすくなるのではないでしょうか。
子どもとコミュニケーションを取り気持ちを聞いておく
お子さんと話をする機会を持ち、家庭教師との相性や、学習の進み具合についてお子さんからも聞いておくようにしましょう。両方の話を聞くことで保護者の方の安心感も増すほか、家庭教師があっていない場合などに速やかに対応することができます。
成果に基づいて家庭教師の継続を検討してみる
春休み終盤には、苦手科目の克服などどれくらい勉強の成果があったのかを点数やテキストの回答率などで確認したり、どれくらい学習習慣が定着したかなどを確認するといいと思います。
成果はもちろん、頑張った過程もしっかり認めてほめることで、成功体験が積み重ねられ、自信を持って新学期を迎えられます。
まとめ
苦手科目が克服できていれば、新学期をより晴れやかな気持ちでスタートできます。春休みは苦手科目を克服するのにちょうどよい、貴重な長期休暇です。
「効率的に苦手克服したい」
「新学期を万全の体制で迎えたい」
このようにお考えの場合は、家庭教師のサポートの活用を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。新学期スタートダッシュのお役に立てると思います。
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また、受験対策をはじめとした、お子さんと保護者の方に役立つ様々な情報を発信しています。ご興味のある方はぜひ、ご参考にしてください。
家庭教師のガンバ 編集チーム ありま
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