こんにちは。家庭教師のガンバ、代表の今村です。

今日はこの時期によくいただくご質問をお話してみようと思います。

それは…「来年、高校受験だから塾に行った方がいいのかしら?」というご質問です。

特に初めての受験生をお持ちの方は不安いっぱいですよね。そんな方はぜひご参考にしてください。

なぜ「塾に行かないと受験は不安」と感じてしまうのか

多くのお母さんは、こんなことをお考えのようです。

●模試を受けたり受験対策をしたい

●進路の相談をしたい

●学校の勉強だけじゃ高校は受からないし、vもぎやwもぎ、北辰テストなどの模擬試験は教科書だけじゃできないと聞くから

●学校とは違う環境で競争意識を作りたい

塾を否定する気は全くありません。ただ、塾に行く・行かないを決める前に「本当に必要なことは何か?」「本当に大切なことは何か?」をハッキリさせて欲しいのです。

では、一つひとつ確認してみます。

●「模試を受けたり受験対策をしたい」

→模試は塾に入らなくても受けられます(私たちに言っていただいても受けられます)。もちろん受験対策もできます。極端に言えば塾や家庭教師をやらなくてもできます。

●「進路の相談をしたい」

→塾じゃないとできない進路相談は(私の知る限り)一切ありません。ハードル高いかも知れませんが…学校の先生にも聞けます。もちろん、私たち家庭教師にも情報はたくさんあるのでご相談いただいても大丈夫です。

●「学校の勉強だけじゃ高校は受からないし、vもぎやwもぎ、北辰テストなどの模擬試験は教科書だけじゃできないと聞くから」

→一部の有名私立進学校を除いて、高校受験の内容は学校の教科書から出ます(文部科学省のHPにも記載があります)。そして、各模擬試験もそれをモデルに作っているので、当然、教科書の範囲です。

●「学校とは違う環境で競争意識を作りたい」

→塾では学校外のお友だちもいるので始めは新鮮で緊張感もありますが、学校と同じで数週間もすればその環境に慣れてしまいます…。

つまり、塾に行かなければ得られない「特別なもの」は無く、普段の学校生活こそが一番大切なのです。

ネットも含めて様々な情報が飛び交っているので、特に初めての受験生をお持ちの方はその情報の中で「何が正解か?」を見極めることが難しく不安になってしまうのは当然だと思います。

塾や家庭教師側からは(魅力を感じて欲しいので)どうしても「塾や家庭教師は必須!」と感じていただけるような情報を発信しがちです。でも、よくよく冷静に考えれば特別なものは何一つありません。

受験勉強って具体的にどんな勉強?

最後に簡単ではありますが、今までの内容を踏まえつつ、受験勉強について触れておきます。

ご存知の方も多いかも知れませんが受験勉強とは「①中1,2年の復習」「②中3の学習(内申対策)」、そして「③受験対策(過去問や模擬試験)」。大きくこの3つです。

(言うのは簡単ですが限られた時間の中で全ての勉強をするには工夫して進めることが重要ですね…。)

①中1、2年の復習

個人差はありますが一般的には、少しずつ始めて夏休みごろからペースを上げれば間に合います。これは、さすがに教科書を1からやっていくと効率が悪いので、一番いい方法は「自分の苦手」に絞ってその基礎からやり直す方法です。

「どこが苦手かわからない」とうお子さんの場合は1、2年生の総まとめのテキストやワークを使う方法がいいと思います。一気に終わらせようとせず無理なく続けられる計画を立てることがミソです。その中で特にわからない所を基礎から復習するということをくり返すといいです。

②中3の学習(内申対策)

特に高校受験において内申点は重要で、中3の2学期までの学校の成績(≒定期テストの点数)は重視されます。ですので、学校の授業中心の勉強を進める方がダンゼン効果的です。

例えば、テストで常に高得点が取れるお子さんであれば、授業や教科書以外のことをやっていくことも有意義だと思います。ただ、そうでなければ、まずは学校の授業一本に絞った勉強が大切です。色んなものに手を出すと中途半端になってかえって逆効果です。

③受験対策(過去問や模擬試験)

学年が上がるにつれ模擬試験の範囲が広がり、中1から中3の範囲まで出題されるようになるので、模試を受けていれば必然的に1、2年生の復習になります(戻ってきた答案を復習することが前提ですが)。これも受験対策としてとても効果的ですね。ご予定が合う時には積極的に模擬試験を受けることをオススメします。

また、志望校の過去問対策も「時間配分」「問題の傾向」を知る上では大切です。特に「時間配分」は何度かやってみないとつかめないことが多いです。

まとめ

受験勉強で必要な勉強のイメージはわきましたか?特別な勉強は何もないですよね。

私が一番お伝えしたいことは、「塾より家庭教師」ということではなく、高校受験に「本当に必要なことは何か?」を整理して、『限られた時間を最大限活用するために、お子さんにピッタリの方法を見つけてください』ということです。

もし、「言ってることはわかるけど…うちの子にピッタリの受験勉強って!?」「どうすればテストの点数上がるの!?」とお悩みでしたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。

家庭教師のガンバ  今村 剛

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