「高校受験は夏休みが勝負!」
「夏を制する者が受験を制す」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?中学3年生にとって、夏休みはまさに受験勉強を進めるチャンスタイムです。でも、長いようで短い自由な約40日。
「何から取りかかればよいのだろう」
「ダラダラしてしまいそう」
という不安を抱えているお子さんは多いかもしれません。お子さんだけでなく保護者の方も、どんなアドバイスやサポートをしてよいか分からないという声もよく聞きます。
そこでこの記事では、これまで数多くの受験生の指導に携わらせて頂いた私たちが、高校受験を控えたお子さんや保護者に向けて、夏の勉強計画を立てるための題して「夏攻略の3ステップ」を解説したいと思います。ぜひ最後までお読みください!
夏の勉強計画|ステップ1:自己分析と目標設定
高校受験へ向けて夏の勉強計画を立てる初めのステップは、自身の現状を把握して目標を決めることです。つまり、自己分析と目標設定です。
「ゴールが明確だと、やるべきことがはっきりする」。
これが、自己分析と目標設定のメリットです。特に自己分析は意外と後回しにしてしまいがちですが、ここでしっかりと自己分析をしておくことで、目標や夏の勉強計画が段違いに立てやすくなります。
自己分析で現在の学力を知る方法
自己分析はどのようにすればよいのでしょうか。まずは夏休みが始まる時点での自分の学力を知り、得意・苦手を把握しておきましょう。
【方法】
①模試や定期テストの振り返りをする
これまでの模擬試験の結果や定期テストの答案を、次の点に着目して見返します。
・どの科目が点数が取れていないか
・どの単元や問題で間違えているのか(傾向)
・基本/応用はできているのか
・ケアレスミスの有無と多い少ない
まず苦手科目と得意科目を確認し、苦手科目の中でもどの単元や問題でよく間違えているのかを見ます。そのなかで基本は理解できているのか、基本からわかっていないのかを確認し、あわせてケアレスミスの有無も見ておきます。
②志望校の合格ラインと自分の成績を比較する
夏休みが始まる時点での成績を把握できたら、志望校の合格圏内と比較してみましょう。目標と現在のギャップを把握することで次の点が見えてきます。
・受験に必要な教科
・点数や偏差値がどれくらい足りないのか(または足りているか)
・どの科目や単元を重点的に強化すべきか
また、合格ラインに足りていない場合は、明確に数値で見ることで危機感がうまれ、頑張ろうという気持ちにつながりやすくなります。
③「得意」「苦手」「今すぐすべきこと」をリストアップする
得意科目、得意な単元、苦手科目、苦手な単元などが分かったら、リストアップしておきましょう。いったん整理することで、得意科目はさらに伸ばし、苦手科目は克服するという方向で、次に行う目標の設定時に役立ちます。
目標設定のポイント
目標を設定するときは、次のポイントをおさえておきましょう。
①短期目標・中期目標・長期目標を組み合わせる
夏休みの勉強計画として、短期・中期・長期の視点で目標を立てます。
・短期目標(週ごとなど小さく達成しやすい目標)
・中期目標(夏休み終了後に達成したい目標)
・長期目標(最終目標=志望校合格)
長期目標(最終的な目標)は志望校に合格することですから、そのためにはこの夏休みは何を達成したいか(中期目標)、そのために何をしていけばよいか(短期目標)のように組み立てると立てやすいと思います。
②具体的な目標を決める
目標はなるべく具体的に決めましょう。たとえば短期目標が、「1週間で英語をやる」というのと、「1週間で英単語を200個」というのでは、取りかかりやすく達成したかどうかが見えやすいのは後者ではないでしょうか。
また、勉強時間を決める場合は、「1日5時間勉強する」でもよいのですが、「1日2時間は苦手克服、3時間は過去問」というようにもう少し具体的に内容を決めておくと計画が立てやすくなります。
いずれにしても、あまりに高すぎる目標を掲げると挫折しやすいので、バランスの良い目標にするとよいでしょう。
夏の勉強計画|ステップ2:勉強計画を立てる
目標が決まったら、次はいよいよ夏の勉強計画を作成します。
夏の勉強計画の作り方
ここまでの自己分析や目標を活用して、次の手順で夏の勉強計画を作成しましょう。
①やることリストを作る
自己分析で整理した「得意」「苦手」「今すぐすべきこと」を基に、やることリストを作成します。科目ごとに細かく作りましょう。
例:「英語→単語100個、数学→関数の問題30問、社会→歴史の流れをまとめる」
②中期計画(1ヶ月)、短期計画(1週間)を立てる
ここでも先ほど立てた目標に基づいて立てると簡単です。
・短期計画=中期目標を基に作成
・中期計画=長期目標を基に作成
先ほどお伝えしたように、たとえば「8月末までに数学の関数と確率を克服する」のように具体的に立てておきましょう。
③1日のスケジュールを決める
毎日なるべく同じ生活リズムになるように、1日のスケジュールを決めておきましょう。「午前は暗記系、午後は演習問題、夜は復習」と、時間帯ごとに勉強内容を分けるといいと思います。
④予備日・予備時間を設定する
計画通りに進まないこともあるので、週に1日は復習ややり残しを片付ける時間を確保するのが理想だと思います。
計画を立てるときのコツ
次に、夏の勉強計画を立てる時のコツをまとめました。
・無理のないスケジュールを作る
→詰め込みすぎると挫折しやすい。
・こまめに進捗チェックをする(次の項目で詳しく説明します)
→毎週進み具合を確認し、見直しながら必要に応じて修正。
・楽しい要素を入れる
→ごほうびタイムや気分転換も計画に組み込んでいると、やる気アップ。
くり返しになりますが、目標や計画をしっかり立てていれば「何をすればいいのか」が明確になり、無駄なく効率的に学習できます。
夏の勉強計画|ステップ3:計画の実行と進捗確認・修正
勉強計画が立てられたら、いよいよ実行します。計画に沿って始めたら、計画通りに進められているか進捗を確認します。
実際にやってみるとボリュームが多すぎたり少なすぎたりなど、微調整が必要になるので、ふり返りの都度、必要であれば修正しながら進めていきましょう。
以下に、勉強計画に沿ってスムーズに進めるコツをいくつかご紹介します。
進捗確認の方法
計画通りに進んでいるかの進捗確認は、ただチェックするだけでなくふり返りや原因まで考えて修正につなげましょう。
◆毎日のやることチェック
毎日今日やることをチェックし、終わったものにチェックをいれる。
◆1週間ごとのふり返り
1週間ごとに振り返り、「計画通り進んでいるか」「遅れている科目はないか」を確認。
◆進んでいない場合は原因を考える
思ったよりも進んでいない場合は、まずは原因を考えて次の修正につなげます。
計画の修正ポイント
計画を修正する時のポイントを、ケースごとにまとめました。
◆予定の勉強時間分をこなせていない場合
①学習時間帯を変える
例:夜眠くなってしまい予定勉強時間をこなせていない→時間帯を朝に変更、など。
②スキマ時間を活用する
例:足りない時間分をスキマ時間に配分→朝食前の15分、お風呂時間、など。
③勉強時間を変える
例:1日4時間は厳しい→3時間半にして集中力を上げてみる、など。
※イレギュラーな予定があった場合は翌日以降で調整しましょう。
◆予定より進みが遅れている場合
①勉強時間を増やす
例:勉強時間を30分増やす、スキマ時間を活用する、など。
②学習内容を変える
例:遅れている科目や苦手科目の問題を減らして基礎を優先する、など。
◆予定より早く進んでいる場合
①余った時間を活用
例:余った時間で同じ単元の応用問題に取り組む、理解が浅い単元を復習する、など。
②過去問演習に進む
例:全体の進み具合によって、余った時間で志望校の過去問演習に進む。
③次の予定に取り組む
例:次の週の予習をして余裕を作る、など。
夏の勉強計画を立てるのは難しくありませんか?
家庭教師なら勉強のアドバイスだけでなく、お子さん一人ひとりにあった夏の勉強計画を一緒に立て、進捗管理や修正の指導も行います。
勉強を継続するための工夫
計画通りに勉強を継続して進めるためには、次のような工夫を取り入れてみましょう。
●勉強の記録をつける
目に見えることで達成感をより感じられ、自信につながります。
例:計画表の出来たところへチェックマークや蛍光ペンのラインを入れる、など。
●ごほうびタイム(休憩)を設定する
適度にごほうびタイム(休憩)を取り入れることで、集中力を保つことができます。
例:英単語100個覚えたらお茶タイム、25分やったら5分休憩、など。
●仲間と進捗を共有す
一緒に頑張る友達がいると、モチベーションが上がりやすいです。
例:今日どれだけ勉強したかを報告し合う、など。
●場所を変える
集中力が途切れる場合や気分転換をしたい場合、勉強する場所を変えてみるのもひとつです。
例:図書館の自習スペース、公園、カフェ、塾の自習室、など。
まとめ
夏休みの初めに自己分析や目標設定、勉強計画を立てるのは、意外と時間や労力を要します。
ですが、はじめにしっかり計画を立てておくことで、後は進み具合によって少しずつ修正しながら取り組めばよいので、迷うことなく自信を持って勉強できます。
夏休みは長いようで短いとはいえ、やはり約40日間モチベーションを保つのも大変です。上手く息抜きを取り入れつつ、モチベーションを維持して頑張ってください!
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家庭教師のガンバ 編集チーム ありま
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