そろそろ学年末が近づいてきました。この時期はお子さんたちも、

「もうすぐ〇年生も終わってしまう」

「今のクラスとお別れするのが寂しい」

「次のクラスはどうなるかな?」

など寂しさや不安、期待など様々な気持ちが混在し、ふわふわしがちな時期ではないでしょうか。このような気持ちは学習面にも表れ、学校でもなんとなく学習に集中できなくなるお子さんもよく見られます。

保護者としては、本年度の学習はきちんと済ませて、万全の状態で新学期を迎えたいのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、新学期までに苦手科目をきっちり克服しておくことです。

学習面が安定することで、お子さんの気持ちの安定にもつながります。また、このような時期におすすめなのが『家庭教師の活用』です。

そこでこの記事では、新学期までに苦手科目を克服するための『4ステップ』と、各ステップで家庭教師を活用する方法やメリットについて解説します。

 

ステップ1:苦手科目の原因を把握する(現状分析)

ステップ1では苦手科目について、『なぜ苦手なのか』という現状分析をします。一言で苦手科目と言っても、その原因はさまざまです。

「数学は嫌い」「英語は苦手」という漠然としたものではなく、どこでつまずいているのかを理解することで苦手科目の克服につながります。

 

苦手な単元とその原因を見つける

まずは苦手科目の中でも、特に苦手な単元を見つけます。苦手な単元や原因を見つけるには、次のポイントを確認してみましょう。

・どの単元が苦手なのか?

(例:数学文章問題、英語文法、など)

・なぜその単元が苦手なのか?

(例:数学計算ミスが多い、英語単語の意味が分からない、など)

・学校の授業についていけなかった原因は?

(例:授業スピードが速すぎる、基礎から理解できていない、など)

苦手科目のどこでつまずいているのかまで、可能な限りさかのぼって見返してみるとよいと思います。

 

どこで間違えたか確認する

今年度の定期テストの答案や授業ノート、問題集を見直して、どこで間違えることが多かったかを確認します。こうすることで似たような単元、似たような問題で間違えているという、自分の間違えやすい傾向が見えてきます。

 

現状分析で家庭教師を活用するメリット

ステップ1の作業は「分からないところが分からない」といったケースも多く、お子さん一人でするのは意外と大変なことだと思います。保護者の方と一緒に確認するのもよいのですが、ここで家庭教師を活用することで、次のようなメリットがあります。

・どこでつまずいているかを見つけやすい

・つまずきの原因を見つけやすい

たとえば中学校の数学でのつまずきの原因が、小学校の算数までさかのぼることもあります。こうしたつまずきの大元を見つけるにはお子さん自身では難しく、家庭教師のサポートが大いに役立ちます。

 

ステップ2:新学期までの学習プラン

苦手科目の苦手な単元とその原因を分析できたら、春休み中に克服するための計画を立てます。短期間で成果を出すためには、次のポイントが大切です。

・目標を決める

・優先順位を決める

目標は大きな目標と小さな目標を組み合わせます。たとえば、苦手科目が数学で、その克服が新学期までの大きな目標とすると、次のように計画と小さな目標を立てます。あくまでも一例ですが、ご参考になさってください。

1週目

計画:〇〇単元の基礎固め(公式、計算ミスの軽減)

目標:基礎問題で9割正解

 

2週目

計画:文章題・応用問題の演習

目標:応用問題で7割正解

 

3週目

計画:実際のテスト問題による演習と予習

目標:テストで8割正解、新学期の予習単元で基礎問題の8割正解

 

このように、取り組む内容と目標を組み合わせて学習計画を立てると、小さなステップを着実に重ねていくことができます。

 

学習プランで家庭教師を活用するメリット

学習計画をお子さん自身で立てると、どこまで盛り込んでよいかわからず、詰め込み過ぎてしまいがちです。また、どこを優先してすべきかを間違えてしまう可能性もあります。

目標も適切なレベルで組み込むことで、より学習の意欲を高めることができます。現状分析に続いて学習計画を家庭教師と一緒に立てることで、次のようなメリットがあります。

・お子さんの苦手分野やつまずきを細かく把握しているため必要な復習を提案しやすい

・おさえておくべきポイントを逃さない

・お子さんの意見も取り入れながらより効果的な目標設定ができる

 

ステップ3:効率的な勉強法による学習計画の実行

計画が立てられたら、次は計画を実行していきます。新学期に間に合うよう短期間で成果をだすために、効率的な勉強法を取り入れて実行するとよいでしょう。

効率的な勉強法はお子さん一人ひとりによっても違いますが、多くのお子さんにとって、『インプットとアウトプットのバランス』を取ることでより効果が期待できます。

・インプット(知識の整理):授業を受ける、暗記する、など知識を吸収すること

・アウトプット(実践演習):覚えたことを話す、問題集を解くなど、取り込んだ知識を活用すること

特に、一度インプットしたことを翌日~3日後位に復習する『反復学習』を意識すると、知識の定着率が大幅にアップします。

学習計画に基づいて、苦手単元のインプットとアウトプットのバランスを意識しながら学習していきましょう。

 

学習計画の実行で家庭教師を活用するメリット

効率的な勉強法で学習計画を実行する場合、次のように家庭教師がサポートします。

・家庭教師が進捗の管理・修正を行う

・お子さんに合った勉強法を提案する

・インプットの際に重要ポイントを押さえた授業で無駄を最小限にする

・アウトプットの際に解けない問題を分かるまで解説する

週に1回以上家庭教師が来ることで学習のリズムを作りながら、ちゃんと計画通りできているかを確認します。毎回の授業で「できるようになったこと」「まだ不安なこと」を確認し、計画通りに進まない場合はその都度適切に計画を修正します。

インプットの時もお子さんがテキストを自分で読むだけよりも、家庭教師による授業を受けることで理解度を深めることができます。

アウトプットでは問題を実際に解くことで知識を定着させますが、間違った問題がそのままにならないよう、家庭教師が解きなおしと解説を行います。

 

ステップ4:学習習慣を定着させ新学期に備える

こうした一連の学習を習慣として定着させることで、苦手科目の克服だけでなく、『自分で学習する力』も身につけることができます。

115分~だけでも勉強する習慣をつける

・勉強のルーティーンをつける

たとえば「毎朝〇時に15分だけ単語を暗記する」と決めたり、「午前中に数学、夜は英語」などのように決まった時間帯に勉強をするルーティーンをつくるのもひとつです。

 

学習習慣の定着で家庭教師を活用するメリット

ステップ3でお伝えしたような学習計画の進捗管理を家庭教師がすることで、学習習慣の定着につながりやすくなります。また、家庭教師が宿題を出すことで、家庭教師の授業がない日の学習を促すことになり、ひいては学習習慣の定着へつながります。

学習習慣が定着してくると、苦手科目の克服という目標も達成しやすくなり、春休みの終盤には新学期の予習に取り組む時間を作りやすくなります。家庭教師と一緒に学習内容を先取りで予習できれば余裕を持って新学期に臨めます。

家庭教師、塾、通信教育の比較をしたい方はこちらの記事もご参考にしてください。

春休みは家庭教師で苦手克服!塾・通信講座等とのメリットデメリットも完全比較解説!

 

まとめ

春休みは今年度の苦手科目をクリアしておくことのできる、貴重な時間です。

1.苦手の原因を明確にする

2.学習計画

3.効率よく学ぶ

4.学習習慣の定着

という流れで進めていけば、苦手科目克服への近道になるはずです。この4ステップに家庭教師のサポートを加えることで、春休み明けには自信をもって新学期を迎えられるのではないでしょうか。

新学期までに苦手科目を克服したいとお考えの方は、ぜひご参考にしてください。

 

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