受験や定期テストの対策はもちろん、日々の勉強に取り組んでいるけれども、「なかなか効率が上がらない…」と感じている方は少なくないと思います。

「どうすれば勉強の効率を上げられるのか?」を探しているみなさんに朗報です。

今回は効率よく勉強できるようになるための2つのシンプルな方法を今回はご紹介します。

 

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勉強の効率が悪い原因とは?

まず最初に、勉強の効率を上げるために、今なぜ効率が悪いのかを理解することが重要です。効率を下げているいくつかの典型的な原因について考えてみましょう。

勉強を「作業」と勘違いしている

勉強と作業は根本的に異なりますが、いざ勉強を始めるとそれがただの「作業」になってしまっていることはありませんか?たとえば、ノートに板書を綺麗に写したり、問題集の内容を写すだけで満足してしまう場合などです。ノートを整えることは重要ですが、それが勉強のメインになってしまうと、作業に終始してしまい、実際の理解や定着が進まないという問題に陥りがちです。

作業に没頭しているだけでは、脳に新しい情報が入ってこないため、効率的な学習とは言えません。

一度で全てをやり遂げようとしている

多くの人が一度の勉強で全てを終わらせようとしてしまい、結果的に脳の負荷が大きくなりすぎてしまいます。これは、脳の性質を理解していないことが原因です。脳は、短時間に大量の情報を処理するのが苦手で、特に集中力が低下している時にはその傾向が顕著になります。

つまり、短期決戦的に一気に勉強しようとすると、かえって効率が悪くなるのです。無理なく、定期的に休憩を挟んで勉強を継続することが、脳に優しい勉強法です。

勉強時間のバランスが悪い

人にはそれぞれ一番集中できる時間帯があり、その時間帯を見つけることが効率的な勉強する上で重要です。例えば、早朝に集中できる人もいれば、夜の静かな時間に一番集中できるという人もいます。しかし、勉強するべき時間を固定してしまうと、脳が効率よく働かない時間帯に無理やり勉強することになります。これでは、せっかくの勉強時間が無駄になってしまいます。

勉強の効率をアップさせる2つの方法

では、効率的に勉強を進めるための具体的な方法にはどういうものがあるのでしょうか?ここでは、誰にでも実践できる2つの方法をご紹介したいと思います。

  1. 自分の集中できる時間帯を見つける

まず最も重要なのは、自分が最も集中できる時間帯を見つけ、その時間に勉強することです。多くの研究が示す通り、人間は24時間のうち、特定の時間帯に集中力が高まるようです。その時間を活用することが、効率を飛躍的に向上させるポイントです。

例えば、早朝の勉強が特に有効だとされています。脳がリフレッシュしており、一日の疲労が溜まっていないため、短時間でも質の高い学習が可能です。起床後すぐの時間は脳が活発に働きやすく、インプットが効率的に行われるので、特に暗記ものや新しい概念を学ぶには最適な時間帯です。

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一方で、夜型の人も一定数存在します。夜の静けさを利用して集中できるという人は、その時間を効果的に使うことが大切です。ただし、夜遅くまで勉強することは、翌日のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があるため、睡眠時間を十分に確保することが重要です。

  1. 朝の勉強を習慣化する

朝起きてすぐに勉強する習慣をつけることは、非常に効果的な勉強法です。先ほど述べたように、脳が最も新鮮な状態である朝は、集中力や理解力が最も高い状態にあります。そのため、最も重要な科目や難易度の高い課題に取り組むのに最適な時間帯です。

「早朝勉強法」を取り入れることで、1日の勉強のスタートを早く切ることができ、その他の時間を効率的に使えるようになります。学校に行く前の1時間を勉強に充てるだけでも、驚くほど多くのことを進めることができます。

さらに、朝勉強することで、1日のスタートをポジティブな気持ちで迎えられるという効果もあります。達成感を持って学校や仕事に向かうことができるため、その後の活動にも良い影響を与えます。

勉強の質を高めるための具体的なテクニック

ここまでで、集中できる時間帯を見つけて朝勉強を習慣化するという2つの方法を紹介しましたが、それに加えて勉強の質を高めるための具体的なテクニックをいくつか紹介します。

  1. 勉強環境の整備

集中力を高めるためには、勉強環境を整えることが大切です。周囲に気が散るものがあると、それだけで集中力が削がれてしまいます。机の上には勉強に必要なものだけを置き、余計なものはすべて片付けることが基本です。また、適度な明るさと快適な温度、そして騒音のない静かな環境を作りましょう。

勉強場所を図書館やカフェに変えることも効果的です。場所を変えることで気分転換にもなり、集中力が持続しやすくなります。

  1. ポモドーロ・テクニックを使う

ポモドーロ・テクニックは、25分間集中して勉強し、5分間の休憩を取るという方法です。この方法は脳が疲れる前に休憩を挟むことで、集中力を維持しやすくなるとされています。短時間であれば集中力を持続させることができるため、ダラダラと長時間勉強するよりも効果的です。

このサイクルを繰り返すことで、短時間でも高い集中力を発揮し、効率的に勉強を進めることができます。

  1. 食事と勉強の関係

脳の働きを最大限に活かすためには、適切な栄養補給が不可欠です。特に勉強に取り組む際には、ブドウ糖が脳のエネルギー源として重要な役割を果たします。勉強前には糖分を適量摂取することが、集中力の維持につながります。例えば、チョコレートや果物を勉強の合間に食べることで、脳に必要なエネルギーを補給できます。

また、カフェインを適量摂取することで、集中力をさらに高めることもできます。コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインは、覚醒効果があり、眠気を抑えて頭をスッキリさせる効果があります。ただし、カフェインの摂り過ぎは逆効果になることもあるため、適度に取り入れることが大切です。

勉強の効率を劇的に高める習慣の作り方

勉強の効率を上げるためには、ただ方法を知っているだけでは不十分です。大切なのは、日常的にそれらの方法を習慣化することです。習慣化することで、長期的に安定した成果を上げることができ、勉強の質も向上します。以下、習慣化するための具体的なステップを紹介します。

  1. 小さな目標から始める

習慣を作るためには、最初は小さな目標から始めることが重要です。例えば、毎朝10分だけ勉強することからスタートし、徐々に時間を増やしていくと、無理なく続けられます。最初から1時間、2時間の勉強を毎日続けるのは難しいですが、小さな目標なら達成しやすく、挫折しにくいと思います。

  1. 固定された時間に取り組む

毎日同じ時間に勉強することで、習慣が定着しやすくなります。例えば、毎朝6時に起きて勉強を始めるなど、時間を決めることで、自然とその時間になると勉強に取りかかることができるようになります。決まった時間に勉強する習慣が身につくと、体と脳がその時間に「勉強モード」に入りやすくなります。

  1. 継続を意識する

習慣化の鍵は「継続」です。一度勉強する習慣が身につけば、勉強自体が当たり前の行動になり、効率も自ずと上がります。最初は難しくても、続けることで自然と慣れていきます。特に、最初の1週間を乗り越えることが重要です。1週間続けられれば、習慣として定着しやすくなります。

  1. 成果を記録する

自分の進捗や成果を記録することで、モチベーションが維持されやすくなります。例えば、日記やアプリで勉強時間や達成した内容を記録することで、自分がどれだけ努力してきたかを振り返ることができます。記録をつけることで、少しずつ進歩している実感が得られ、さらに頑張ろうという気持ちになります。

 

まとめ

今回紹介した「勉強の効率をアップさせる2つの方法」は、誰にでもできるシンプルな手法です。自分の集中できる時間帯を見つけ、その時間に勉強すること、そして朝の勉強を習慣化すること。これらを実践すれば、勉強の質を大幅に向上させることができると思います。

それにプラスして、勉強環境の整備やポモドーロ・テクニックの活用、適切な栄養補給といった工夫も取り入れることで、さらに効率的な学習が可能になります。重要なのは、これらの方法を単に試してみるのではなく、日常生活に取り入れて習慣化することです。

最初は少しずつでも、継続していくことでやがて大きな成果につながっていくものです。自分自身の勉強スタイルや生活リズムを見直し、最適な方法を取り入れて、効率的に勉強を進めていきましょう。しっかりとした習慣を作り上げることで、あなたの学力は確実に向上していくはずですよ。

最後に、勉強は時間の長さではなく、質がとても重要です。効率的に勉強を進めるためのテクニックを身につけて、目標に向かって自信を持って取り組んでください。努力は必ず結果として現れます。

 

家庭教師のガンバ 今村 剛

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