頭が良くなりたいというのはみんな思うことですよね。そして、頭が良くなれば学校生活も楽しくなりますし、成績もアップして部活での効率まで良くなってしまうかもしれません。

果たして頭が良くなる方法、などというものは本当にあるのでしょうか?そして、どうしたら頭が良くなれるのでしょうか。勉強をたくさんすれば良いのでしょうか。疑問は尽きません。

そこで今回は、頭が良くなるための生活の方法と、さらに効率の良い、簡単な勉強法を紹介します。
小中学生の皆さん必見です!

頭が良くなる3つの方法とは?

頭がよくなるために、勉強がもちろん大切なことはみなさんわかっていますよね?では、生活面はどうでしょうか?
頭がいい人が実践している生活を研究してみると、最近3つの方法がどうやら有効だということがわかってきました。

1番最初の方法「早寝早起き」

「エーツ!」という声が聞こえてきそうですが、これが人間にとってとても大事だという研究結果が出ています。特に小中学生のみなさんには実践してほしいことです。
なぜかと言うと、早寝早起きをすることによって、成長期の脳に十分な休息を与えることができるというポイントがあります。

人間誰しも1日中歩き回ったり遊びまわったり、あるいは部活をしていると体がものすごく疲れてしまい、早く寝たいということになりますよね。これは何も体の筋肉だけの話というわけではなく、脳みそも同じことなのです。

脳みそも、1日中様々な情報を処理したり記憶をしたり、あるいは思い出したりすることを繰り返していてとても疲れています。そのため出来る限り早寝早起きをして脳を休ませてあげるというのが必要です。

ちなみに、小中学生については、毎日夜遅くまで勉強をしなければならないというのは間違いです。成長期については、脳みそも一緒に成長しているわけですから、きちんとした休息を与えることの方が重要なのです。

2番目の方法「人とたくさん会話をする」

人と会話をするということは、話すだけでなく、聞くことも重要になります。話すことを考えたり、聞いた情報を理解し、それを分析したり、記憶したりという作業が脳で行われます。そのため、脳に大きな刺激を与えることになり活性化するため頭の回転がよくなる=頭がよくなるということです。

なかなか、自分の考えていることや、話したい事を伝えるのは難しいですよね。でも、会話を重ねて練習することで、慣れて話しが上手になります。話しが上手な人は頭が良くみられるという点でも会話はとても重要です。

また、会話が上手になるとコミュニケーションの力も上達するので、家族はもちろん友達や、先生、近所の人とも積極的に話をしましょう!

3つ目の方法「読書」

読書は、人と話すということと同じくらいに様々な情報や刺激が脳に加わるということになりますので、そのぶん、脳は活性化していきますし、さらに、本からの情報は直接知識に直結していきます。

読書は苦手という人が多いですが、これは「頭が良くなる方法」のかなり上位にランクインしています。図書館に行けば、お金もかけずに知識を増やすことができます。

もし学校では、人勉強や、遊びで忙しく読むひまがないという場合には、自宅に帰ってから夕飯までの間や、寝る前の少しの時間だけ本を読むということでも問題はありません。全く読まないよりはいいでしょう。

ゲームやテレビの時間をちょっとけずって、1日30分ぐらいであれば、読書の時間を作ることができますよね。

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小中学校での過ごし方が肝心

頭が良くなる方法というのはいくつかあるのですが、その一番ベースとなる3つの方法を紹介しました。「早寝早起き」「人とたくさん会話する」「読書」というのは、すべて小中学校での過ごし方次第で習慣づけすることができるかどうかが決まってきます。

もちろん、高校や大学に入ってからこれらの習慣を身につけることもできなくはありませんが、やはり小中学校の時から習慣になっていれば、それだけ頭が良くなるスピードも上がる、というわけです。

小中学校の時期というのは、脳が発達する成長期の段階に該当しますので、出来る限りこの時期に脳に様々な刺激を与えておきたい、というのもあります。

つまり実際のところ頭が良くなるには、何も1日10時間も勉強しなければならないということでもありませんし、何か特殊なことをしなければならないということでもありません。
学校でも読書の時間が設定されていたり人と話をするためのディベートなどの授業があることもありますよね。さらに、早寝早起きをしましょう。という指導を受けていることもあるのではないでしょうか。

こう考えてみると、小中学校の決まりというのはうまくできているもので、これらを守って生活することで自然に頭がよくなるようになっているのです。

しっかりこれらを守って生活していると、知らない間に頭がよくなっているかもしれません。

学ぶことを習慣化、継続することが大事

これまで説明してきた行動は、一見すると勉強とは関係ないように見えますが、すべて学習つまり学ぶことの一部なのです。

何も勉強や学ぶことというのは、学校で机に向かって教科書を開きノートを取ることが全てではありません。総合学習という言葉がある通り、様々な部分で勉強をしていくというのが本来の姿です。

そして、頭が良くなるためには、この学ぶことというのを習慣にしてさらに、続けていくことが何よりも大事です。部活でも同じことが言えるのではないでしょうか。部活でも筋トレをサボってしまったり練習をサボってしまうと、それだけすぐに結果として跳ね返ってきますよね。

例えば、筋トレをサボれば筋肉がつかず、練習中や試合で実力を発揮できなかったり。練習をサボれば技術が落ちてしまって思うような成果が出ず、周りにも迷惑をかけてしまいます。

これと全く同じことで勉強や学ぶことというのも、習慣にしてきちんと継続しなければその効果はどんどん落ちていきます。それどころか、人間というのは忘れっぽい生き物なので、今まで頑張って覚えてきたことが全てさらさらと水のように流れ去ってしまうこともあります。

最近の研究で、人間の脳は必要ないと思った情報については、どんどん削除していくことが判明しました。きちんと覚えたことを反復することを継続し、生活することが頭が良くなる何よりもの方法です。

脳のしくみを知って簡単に頭が良くなる勉強法を実践しよう

それでは、ここからは脳の仕組みを知ることによって簡単に頭が良くなる勉強法をご紹介していきます。

まずは、インプットということで、本や教科書から情報を集めて脳に送り込みます。これは普通に教科書を読んだりすることです。ここまでは普通の勉強法と同じなのです。

ただ、このインプットされた情報はどのくらい覚えているでしょうか?せっかく覚えたのに、試験になると出てこない、使わないから忘れた、という人が多いのではないでしょうか?

人間の脳というのは、入ってきた情報をきちんと記憶してくれるものの、まず、最初に「短期記憶」というフォルダにその情報が入ります。

このフォルダは定期的に全削除されるようになっていて、その期間は人によって異なりますが、ほとんどの場合は、数時間から数日で消えてしまいます。

そのため本当に重要な情報や知識については、もう1段階上のフォルダである、「中期記憶」というフォルダもしくは、「長期記憶」というフォルダに入れていかなければなりません。

ちなみに、中期記憶についても、短期記憶のフォルダよりは情報を保持してくれる期間は長いのですが、それでも期間限定の記憶と思ってよいでしょう。

そして、長期記憶のフォルダにその情報がうまく入れば、ほとんど一生忘れることはないことがわかっています。

長期記憶のフォルダというのは、かなり長期の年数の保存期限で、お年寄りの人が昔のことをよく覚えているのも、この長期記憶のフォルダに情報が入っているからです。

そして、この短期記憶のフォルダに入った情報をどうやって中期記憶や長期記憶のフォルダに入れていくかと言うと、とにかく、繰り返しその情報を使うということです。

入ってきた情報は使わなければ重要度の低い情報だと判断されてその時点で短期記憶のフォルダから削除されます。

なので、とにかく、何回も反復して思い出すという行動を行ったり、あるいは本から得た情報を人に教えるなどして他の方向に使うことで脳みそに「この情報は重要な情報だから中期記憶フォルダに移しておこう!」と思ってもらうというのが重要です。

脳が一旦この情報は重要である、と認識した時には、その情報は長期記憶フォルダに昇格します。
後は同じ様に、定期的に思い出したり反復することで長期記憶フォルダに入りますので、そこで初めて記憶が定着する、というわけです。

ちなみに、長期記憶のフォルダはとても頑丈にできていて、例えば認知症などで記憶を徐々に取り出すことができなくなっていったり、短期記憶のフォルダが上手く働かないような状況になってしまうこともあるのですが、長期記憶だけはほとんどの場合、認知症がかなり進んでも無事にその記憶が残っていたりします。

これはかなり最新の研究でわかってきたことなのですが、意外と知られていません。一番簡単な勉強法とは、「覚えたことを忘れないように記憶する」というシンプルな方法だということがわかりましたね。

まとめ

このように、頭が良くなる方法というのは、昔は「魔法か何か」だと言われていましたが、最近では脳科学の研究も進み、生活の中でできる簡単な方法が頭を良くすることができるということがわかりました。

そして、これらの方法を習慣にすることを、小中学生の時に出来る限り身につけておくようにすると、大人になっても困らないというわけです。

繰り返して言いますが、頭が良くなる簡単な方法は、「早寝早起き」「人とたくさん会話する」「読書」の3つを習慣化し、継続すること。

簡単な勉強法とは、今日覚えたことを忘れないよう反復し、「記憶する」ことがベストな方法ですよ!

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