中学生になると数学に苦手意識を持つお子さんも多いと思います。中学校での数学は小学校までの算数に比べ、とても複雑で抽象的な内容になり、苦手意識を持ったまま授業だけが進んでしまうと、わからない所が雪だるま式に増えてしまい、後々取り返すことが難しくなってしまいます。
ただ、もし今、お子さんが数学に苦手意識を持っていたとしても、適切な方法と環境を整えることで、苦手意識を無くし、数学が好きになったり、得意科目に変えることも出来るんです。
ガンバの「無料の体験授業」は、家庭教師をやる・やらないは全く別です。お気軽にお試しください。お子さんの勉強に関する悩みなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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1.勉強が好きになるには?
勉強が好きになるには、まずは勉強そのものが「楽しい」と感じられる体験を持つことが大切です。例えば、新しいことが理解できた時や今までわからなかったものがわかった時の「なるほど!」や、難しい問題が解けた時の「できた!」といった驚きや達成感など、学習することの喜びをお子さん自身が感じる瞬間です。
こういった経験は、勉強に対する前向きな感情や姿勢を育み、結果的に学ぶこと自体への興味を引き出すキッカケになります。
2.数学が苦手なお子さんへのアプローチ
数学に苦手意識を持つお子さんには、ハードルを下げ、負担を感じないことから始めることが大切です。初めは、基本的な計算から始めるなど、簡単な問題で自信をつけてもらうことで、「小さな成功体験」を積み重ねることができます。そして、少しずつ問題の難易度を上げていくことで、学習の進展を実感できるようにします。
この過程で「できた!」という感覚を何度も味わうことが、お子さんの自信につながります。また、数学の楽しさを実感できるツールの導入も効果的です。今では、数学をゲーム感覚で学べるアプリやプログラムが多くあり、そういった学習ツールを利用することで、学習に対する抵抗を減らし、前向きに取り組むキッカケをつくることもできると思います。
例えば、パズルやクイズ形式で数学の問題を解くことで、遊び心を持って学習に取り組むことができます。こうした学習ツールは、数学という科目が持っている本来の面白さや魅力を、お子さんに直感的に伝える手助けとなるのではないでしょうか。
3.周りからのサポート
「苦手」に向き合うのは、やっぱり気が進まないこと。大人も同じだと思います。そんな時、心強いのは周りからのサポートです。例えば、保護者の方がお子さんの気持ちに寄り添い、問題が解けた時には一緒に喜んだり、不安などがあれば優しく励ましたり、一緒に解決策を考えるなど、お子さんと感情を共有することで、お子さんは心強く感じ、前向きに勉強に向かうことができます。
数学が苦手なお子さんをサポートするには、根気強く寄り添い、一緒に成長を楽しむことが何よりも大切です。お子さん一人ひとりに合わせた学習方法を見つけ、楽しんで学ぶ環境を少しずつでも整えることで、数学に対する苦手意識は徐々に減り、数学に対する向き合い方も変わるはずです。
4.勉強の習慣を身につける
勉強の習慣を身につけるためには、「一気に」は難しく、いくつかの段階があります。ただ、習慣にさえなれば毎朝自然に歯磨きができるように、勉強への取り組みも抵抗がなくなります。
まずは毎日決まった時間に勉強することが大切。最初から長時間の勉強をするのではなく、例えば、毎日同じ時間に1日10分だけ数学を勉強すると、徐々に勉強する習慣が身につきます。短時間でも集中することが重要です。集中すれば小さくても達成感を積み重ねることができます。
ただ、中学生は勉強だけでなく、部活や趣味、友だちとの時間、家族との時間もとても大切。様々な活動とのバランスが必要です。忙しい毎日の中で勉強時間を見つけるには、上手に時間を管理することが必要です。慣れるまでは一緒に1週間のスケジュールを書き出してみて、部活が無い日は勉強時間を増やし、また別の日はリラックスする時間を増やすといったように、柔軟にスケジュールを調整するといいと思います。
こういった計画を立てる過程を通して、お子さんは自分で時間を管理する方法を学び、自主性が育っていきます。
5.集中力を高める
集中できないままでは達成感を得るのが難しく、習慣づけの妨げにもなりかねません。集中力を高める方法の1つとして、勉強する環境の整備は大切です。可能な限り静かな場所を勉強スペースに確保できるといいと思います。また、勉強しやすい机を選ぶことも大切です。必要な問題集や参考書、文房具などは整理整頓し、すぐに手に取れるようにすることで、勉強を始めるハードルを下げられます。
そして勉強の効率を上げるためにも、適度な休憩も大切。長時間にわたり集中力を維持することは誰にとっても難しいので、25分勉強したら5分休憩する、というように勉強と休憩のバランスを取ることも大切です。この短い休憩時間を使って、軽いストレッチをしたり、窓の外を眺めてリラックスしたりすることで、次の勉強時間に向けて心と体をリフレッシュさせることができます。
勉強の習慣を身につけ、集中力を高めるためには、規則正しい生活リズムと健康的な生活習慣も大切です。十分な睡眠とバランスの取れた食事も、勉強への取り組みにプラスの影響があると思います。
6.興味を持ってもらう
数学を日常生活に結びつけることで、お子さんが数学に興味を持つようになる方法もあります。毎日の生活の中で数学に関係することを見つけ、学習のキッカケに変えることができれば、数学の苦手意識を変える一歩となることもあります。
例えば、スーパーで買い物を一緒にする時に、割引率を計算してみることもできます。「この商品を10%オフで買うとどれくらい安くなる?」という身近な問題を通じて、割合という数学を身近で学ぶことができます。また、料理をする時に、レシピの分量を倍にしたり半分にしたりすることで、分数や比率の計算を自然に取り入れることができます。
数学が単なる教科書の中の抽象的な勉強ではなく、日常生活の中で意外と多くの場面で活用できるということを実感してもらい、身近な勉強と感じてもらえれば、数学への苦手意識や抵抗感を徐々に減らし、興味を持ってもらうキッカケになるのではないでしょうか。
さいごに
中学生は勉強や部活など様々な活動とのバランスが必要な時期です。もちろん、勉強以外にも大切なことはたくさんあると思いますが、しっかりとした計画をつくれるようにサポートし、勉強を通して「やれば出来る!」といった経験を持てれば、自信を育て、自分の可能性を広げられるのではないでしょうか。
特に数学に苦手意識を持ち、なかなか克服できずに悩んでいる、または諦めているお子さんも多いです。そんな数学だからこそ、逆に克服できれば、お子さんにとって大きな自信につながると思います。
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