こんにちは、家庭教師のガンバ「やる気アップ隊」隊長の竹田です。
中学生の保護者の方が「うちの子は勉強に対してやる気がなくて困っている」と言うのをよく耳にします。
我が子が自らやる気を出して取り組んでくれると嬉しいものですが、なかなかそううまくはいきません。
実際に、自分たちの中学時代を振り返った時、勉強へのやる気があったかどうかと聞かれても返答に困ってしまう方も多いのではないでしょうか?
今回は、中学生にやる気になってもらうために、どのような働きかけが効果的なのかを見ていきたいと思います。

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中学生に勉強に対してやる気を出させる方法


勉強に対してやる気をもって取り組んでいる中学生は本当にえらいと思います。
しかし、多くの中学生が勉強に対してやる気を出せないのも事実です。
親としては、やる気のない我が子を見ていると、イライラしてつい、口うるさくしてしまいます。
親としてできることは、子どもとの信頼関係を築くことです。
子どもとは言え、中学生となると子どもなりの世界や事情があります。
そこを理解せずに、親の希望を押し付けてしまうと、子どもからすると自分の親はわかってくれないと思ってしまいます。
そうなってしまうと、子どもとの信頼関係が築けているとは言えなくなってしまいます。
そこで、まずは子どもの話を聞いてください。
勉強以外にも大変なこと、実はがんばっていることがあるかもしれません。
それらをじっくりと聞いた上で、理解をしましょう。
子どもとの信頼関係を築くことで、子どもも親の話、意見に素直に耳を傾けてくれるでしょう。
その信頼関係が中学生の勉強に対するやる気へとつながっていきます。

勉強へのやる気を出させる親とは?


中学生の子どもが勉強に対してやる気を持っているという時、やはり親の影響もあるかと思います。
では、親として中学生の子どもにどうしてあげればよいのでしょうか?
先ほど、まずは信頼関係を築きましょうとお伝えしました。
信頼関係のある親子の場合、親が一方的に押し付けるのではなく、子どもの意見も尊重した上で、物事を進めていくことが多いです。
例えば、塾や家庭教師を選ぶ時。
親が勝手に話を進めてしまうよりも、親子で相談し、必要なのかどうか、必要であればどこが良いのかなどについて、子どもの意見を聞いてあげましょう。
もちろん、子どもの意見を100%尊重しましょうと言っているのではありません。
親として、子どもの意見を尊重できない時もあると思います。
その時に、じっくりと話し合いをしましょう。
もしくはいくつかの選択肢を用意して、その中から子どもに決めてもらうのでもいいですね。
最終的に自分で選んだということで、子どももやる気になります。
子どもの意見も尊重し、最終的に子どもに選択させる。
そのような親であることが、中学生の勉強へのやる気へとつながるのではないでしょうか。

中学生が勉強にやる気を出すためにできること


中学生の子どもが、自ら勉強にやる気を出してくれると、親としてはありがたいものです。
そのために、親にできることを見ていきましょう。
子どもとはいえ、中学生ともなると子どもなりのやり方があるものです。
親から見ると、勉強していないように見えても、子どもなりには一生懸命取り組んでいることもあります。
そのような子どもに対して、結果だけを見るのではなく、過程・成長に目を向けるようにしましょう。
結果が出ないというのは、テストの点数が上がらないということです。
確かに、点数は上がらなかったとしても「テスト前にはできていなかった問題がテストの時はできていた」「勉強法を工夫することができた」などの成長があるのです。
その結果への過程・成長をみて、認めてあげてください。
親が自分の成長を認めてくれたなら、子どもも次こそはやる気を出すことができます。
また失敗を責めるのではなく、失敗を認めて許すようにしましょう。
「失敗は成功のもと」という言葉があるように、子どものテスト勉強への失敗を許し、一緒にその失敗をどうしていくのかを考えます。
失敗を恐れて周りのせいにするのではなく、自らの失敗を認め次へと生かせる子どものほうが、勉強だけではなくそれ以外のことにもやる気を出してくれるでしょう。

中学生がやる気を出してくれるような言葉


中学生の子どもが勉強にやる気を出してくれるようにするためにも、親として言葉をかけてあげましょう。
例えば「子どもの成績が少しでも上がった」「いつもなら夕食後、すぐにテレビを見るのに勉強している」など、ほんのささいなことでかまいません。
そのようなささいなできごとに対してでも、「がんばっているね」と褒めてあげてください。
あまり大げさに言うと、嘘くさくなってしまうので、あくまでも自然に声をかけましょう。
親が自分のことを見て、褒めてくれると子どもはうれしいものです。
またそのような体験の積み重ねが、子どもの自己肯定感を高めることにもつながります。
自己肯定感の高い子どもは、自分のすることに自信を持て、物事に積極的に取り組むことができます。
中学生の子どもは、偉人の難しい言葉で伝えられるよりも、身近な親からの認めや褒めのほうが、やる気へとつながるものなのです。

まとめ


ここまで見てきたように、中学生の子どもが勉強に対してやる気を出すようにするためには、親の働きかけも重要です。
できるだけ我が子とコミュニケーションをとる時間を増やし、子どものことをじっくりと見てあげるようにしてくださいね。