こんにちは家庭教師のガンバの体験スタッフのTです。僕は医療系の大学に通う大学生で、僕自身の中学受験の経験を元にブログを書いています。この記事では、中学受験を考える親御さんに向けて、中学受験のメリットとデメリットを詳しく解説し、さらに実際に中学受験を経験した僕の体験談もご紹介します。進学に有利な点や、受験に伴う学びをリアルにお伝えします。
このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。
はじめに
中学受験は、子どもにとって大きな挑戦であり、親御さんにとっても多くの準備が必要です。また、多くの家庭が中学受験を選ぶのには、さまざまな理由があると思います。ここで中学受験のメリットとデメリットを整理していきましょう。
中学受験をする5つのメリット
まずは、中学受験をすることによって得られる主なメリットについて見ていきます。
1.質の高い教育環境
中学受験を経て進学する私立・国立中学校では、公立中学校と比べて一般的に質の高い教育が提供されることが多いです。独自のカリキュラムや先進的な教育法を取り入れている学校が多く、子どもがより深く学び、個々の才能を伸ばす環境が整っています。例えば、英語や数学の授業進度が速く、先取りをし、将来の大学受験に向けた準備が早い段階で始められる学校もあります。特に中高一貫教育をしている学校では、数学に関して公立中学で使用している教科書と違う『体系数学』という教科書で学習をしています。『体系数学』は学年の垣根を超えて文字通り体系的に数学を学習します。このように学習することで中高の数学を横断的に理解を深められます。
2.人間関係の構築
中学受験で進学する多くの私立中学校では、同じように高い目標を持つ仲間と出会うことができます。志を同じくする仲間たちと切磋琢磨することで、子どもは学習意欲を維持しやすくなり、協調性やリーダーシップを養う機会も増えます。これにより、将来的に人間関係を築く能力が高まります。僕自身、大学生になった今でも中高の仲間とは定期的に会っています。みんな志が高いので、お互い高めあうことができています。
もちろん勉強だけでなく、さまざまな行事・部活動など楽しいことがいっぱいあり、それぞれの学校の特色もあるので充実した学生生活を過ごせると思います。僕は野球部に所属していましたが、毎日朝練夜練ととても大変でしたが今となっては良い思い出です。
3.将来の進学やキャリアに有利
中学受験を経て進学した学校の多くは、高校や大学への内部進学制度が整っているため、将来の進路が有利になります。特に、附属校や難関中学校では、優秀な生徒を輩出する実績があり、難関大学への進学率も高いです。早い段階から進学に向けた勉強法や姿勢を身につけることができるのも、大きなメリットです。また、歴史のある伝統校の多くは指定校推薦という、中高の成績で大学に進学できる制度があります。
4.探求心や自主性の育成
私立中学校では、探求型の学びやプロジェクト学習に力を入れている学校が多く、子ども自身が主体的に学ぶ力を育む機会がいっぱいあります。こうした教育環境は、ただ知識を詰め込むだけでなく、子どもが興味を持ったことを深掘りして学べる場を提供します。これにより、学問に対する探求心や自主性が養われ、将来の自己学習能力にもつながります。高校受験をしない分、色々なことにじっくり取り組めることも良いことだと思います。
5.部活動や課外活動の充実
中学受験で入学する学校では、学業だけでなく部活動や課外活動も充実していることが多いです。例えば、スポーツ、音楽、科学など幅広い分野での活動が提供され、勉強以外のスキルや体力をバランスよく養うことができます。特に私立中学では、部活動が盛んな学校も多く、文武両道を目指すことができるのも魅力です。
図解: 中学受験をするメリットまとめ
メリット | 具体例 |
質の高い教育環境 | 独自カリキュラムや先進的な教育法、英語や数学の進度が早い |
人間関係の構築 | 高い目標を持つ仲間と出会い、協調性やリーダーシップが養われる |
将来の進学やキャリアに有利 | 難関大学への進学率が高く、内部進学制度が充実している |
探求心や自主性の育成 | 探求型の学びやプロジェクト学習を通じて、自主的に学ぶ力を育む |
部活動や課外活動の充実 | スポーツ、音楽、科学など幅広い分野での活動があり、バランスの良い成長が期待できる |
中学受験のデメリット
中学受験には多くのメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。ここでは、そのデメリットについて簡単に紹介していきます。
1. 学習時間とストレスの増加
中学受験を目指すためには、通常の小学校の勉強に加えて塾や家庭学習の時間が必要です。これにより、お子さんは多くの時間を勉強に費やすことになり、ストレスを感じることがあります。特に、6年生になると本格的な受験対策が始まり、プレッシャーが強まる場合もあります。僕自身の小学校は中学受験する生徒はクラスで4、5人しかいなかったのでみんなが放課後遊んでいる中、塾に行かなきゃいけないのがとても苦痛でした。小学4〜5年生のうちはリフレッシュとしてたまには友達と遊ぶ時間も作っておくのが良いと思います。
2. 金銭的負担が大きい
中学受験には、塾代、模試費用、教材費、夏期・冬期講習など、かなりの金銭的負担が伴います。また、私立に進学した場合の学費も公立に比べて高額です。そのため、家計への影響を十分に考慮する必要があります。
3. 落ちた場合のリスク
中学受験は競争が激しく、万が一失敗した場合、子どもが大きなショックを受けることがあります。また、第一志望校に合格できなかった場合、他の学校を選ぶ選択肢が限られてしまう可能性もあります。不合格からのショックから中学生になって全く勉強しなくなる子を多くみてきたので、一生懸命頑張ったのちに思うような結果が出なかった場合はしっかりとケアをしてあげる必要があります。
4. 親御さんの負担
執筆者の中学受験体験談
1. 中学受験での勉強は、自己管理能力を育てられた
2. 勉強の「楽しさ」を見つけた
3. プレッシャーと向き合う力がついた
体験から得たこととまとめ
結論
中学受験には多くのメリットがあり、子どもの成長にとっても大きなプラスとなります。しかし、当然デメリットもあるので、家庭の状況や子どもの特性をしっかりと見極めた上で、中学受験を選ぶかどうかを判断することが大切であると思います。
読んでいただきありがとうございました。
家庭教師のガンバ T