「塾に行っているけど、お子さまが家で全然勉強しない」、「教えてあげたいけど、どういう風に声をかけてよいか分からない」、「そもそも中学受験に向けて何をして良いか分からない」

このようなお悩みをお持ちではないですか?

ご紹介が遅くなりましたが、家庭教師のガンバで体験授業スタッフを務めております、楠(くすのき)と申します。これからこちらのブログにて、上記の様なご保護者様のお悩みを解決できるような情報を多数発信させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

自己紹介

改めて家庭教師のガンバで体験授業スタッフを務めております、楠(くすのき)と申します。珍しい名前なのでぜひ覚えていただけると嬉しいです!現在は大学で経済学を勉強しながら、体験授業にお伺いし、様々なお家に対して勉強のアドバイスをしております。

さて、遡ること13年前、私は中学受験をするために小学4年生で塾に入り、中学受験に向けた勉強をスタートさせました。約3年間塾に通い、様々な難局を乗り越え、受験を迎え、無事志望校に合格することができました。ただ、道は平らではなく、両親とも沢山喧嘩をし、辛い時期もありました。このブログではこうした私の経験を赤裸々に綴ります。ネットを見ればたくさんの情報があると思いますのが、ありのままの受験を語るために、多少辛口で書かせていただきます。このブログが少しでも、中学受験に向かわれるお子さま、ご保護者様の一助になれば幸いです。

 

このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。

 

【中学受験】失敗する志望校選びTOP5:避けるべきポイントと対策>>

中学受験をスタートするための第0歩

中学受験に向けてまず何からして良いか分からないという方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。小学4年生以降のお子様をお持ちの方は、第0歩としてまず志望校を決めましょう。志望校は一般的に小学6年生の夏に決めれば問題ないと言われることもありますが、実際にはそれだとかなり遅いです。私自身は小学4年生のうちになんとなく行きたい学校を決めていました。今回と次回以降のブログでは、偏差値表だけに頼らない、正しい志望校の選び方を特別に伝授いたします。

なぜ志望校は早めに決めた方がよいのか

小学4年生以上のお子さまは、志望校を1日でも早く決めましょう。厳密には志望校(仮)を決めましょう。志望校(仮)ですので実際に受験する中学と別の学校でも全く構いませんこれはお子さまにとっての「目標」を作るためです。

 

中学受験は「親の受験」とよく言われます。中学受験をしたいと本心から思っているお子さまはほとんどいません。私自身もそうでしたが、受験したいと言うお子さまのほとんどの理由が「友達も受験するから」「親に言われたから」「塾にいる友達と仲が良いから」など極めて軽薄かつ周りからの外発的な要因です。中学受験をされるご予定のご家庭も、ほぼご保護者様の方針が大きいのではないでしょうか。

 

つまり、お子様の中には受験勉強を「やらされている」状態のお子様がかなりの割合でいらっしゃいます。こうしたお子様が自発的に勉強を進めるためにはお子様が、中学受験をしたくなる理由、厳密には私立中学に入りたいと思う理由を無理矢理にでも作ることが重要です。では実際に何をしたら良いのでしょうか。

文化祭、学校見学に行ってみよう

お子様が私立中学に入りたいと思う理由を作るために、まず初めにすべきことは学校の文化祭や学校見学に行くことです。ここで大切なことは2つあります。1つ目は、必ずお子様も一緒に連れて行ってください。ご保護者様だけで見学に行っても何の意味もありませんので、お気を付けください。お子様自身が自分の目と耳と肌で、その学校に入りたい理由を見つけることが重要だからです。ご保護者様からの伝聞では、「やらされている受験」から脱却できません。

2つ目は、実際にお子様自身が、その学校に通っている中学生や高校生と交流する機会を設けることです。実際にその学校に通っているお兄ちゃん、お姉ちゃんと交流をすることで、お子様の中で、「僕/私もああいうお兄ちゃん、お姉ちゃんみたいになりたい」という内発的な動機を作れる可能性があります。そしてやがてこの動機は「憧れのお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる中学に入りたい」という動機に変わる可能性があります。

そしてこの動機は「人」ではなく、「施設」や「部活」であっても構いません。「綺麗な学校に通いたい」や「この部活に入りたい」という理由がモチベーションに繋がる可能性もあります。また特に女の子で多いですが、「制服」がモチベーションになることもあります。実際に制服が可愛くなった後に偏差値が格段に上がった中学もあります。このようにして、早い段階でお子様の「目標」を作ってあげることが大切です。

稀にその学校に行かず、志望校を決めてしまう方がいらっしゃいますがこれは論外なので絶対に止めてください。偏差値表だけを眺めていても、その学校の雰囲気や、学校とお子様の相性は見えてきません。6年間お子様が通う学校ですので、必ず実際に学校に行って志望校を決めましょう。

文化祭に行った後にすべきこと

文化祭や学校見学に行った後に、ご保護者様がすべきことはお子様の気持ちを確認することです。確認することは「あの学校行きたいと思った?」「どういうところが良いと思った?」「どういうところが嫌だった?」などのお子様が答えやすい質問から始めてみてください。

その後、必ず確認していただきたいことがあります。ぶっちゃけ今中学受験したい?と聞いてみてください。ここで「したくない」と言われた場合は、まだ目標作りが上手くいっていませんので、引き続き学校見学や文化祭などに連れていってあげてください。また「したい!」と言われた場合も気は抜けません。この場合は必ず理由を聞いてあげてください。この時に、「友達も受験するから」「親に言われたから」「塾にいる友達と仲が良いから」と言われた場合も目標作りは失敗しています。これら理由はお子様自身が受験したい理由ではなく、あくまで外発的な要因だからです。唯一目標作りに成功している場合は、「A学校に行きたいから」「A学校にいたお兄ちゃん、お姉ちゃんみたいになりたいから」などの理由や「何かを自分で頑張ってみたいから」などお子様自身の内発的な動機です。このような状態になって初めて中学受験はスタートすると言っても過言ではありません。

 

最後に

中学受験をするお子様に対して、ご保護者様が一番すべきことは、勉強を教えることではなく、お子様のモチベーション管理をすることです。勉強を教えるのは、家庭教師でも塾でもできますし、ご保護者様とお子様で勉強を見ると、どうしても怒ってしまいますよね。こうした部分は塾や家庭教師などの、その道のプロに任せた方が無難です。

しかしモチベーション管理は、最もお子様と時間を一緒に過ごしているご保護者様だからこそできることも多くあります。ご家庭でのお子様とご保護者様の雰囲気は、受験の合否に直結すると言っても過言ではありません。ぜひ一歩引いた視点で、お子様のモチベーションを上げてあげることに注力してみてください。

 

今回のブログでは、その一歩として学校見学や文化祭に行くことの重要性についてお伝えさせていただきました。まだ一度も行ったことがない方は、ぜひ実際に学校に足を運んでみてください。秋は文化祭シーズンでもありますので、今がチャンスです!ただ、いきなり文化祭に行けと言われてもどこの学校に行けばよいか分からないですよね。次回以降のブログでは、中学校の種類やどういう学校がお子様に合っているかをお伝えしますので、ぜひご覧ください!

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家庭教師のガンバ  楠