テストの答案が返ってきてビックリ!(ガックリ!?)

ケアレスミスが多く、思ったよりもずいぶん低い点数で、悔しい思いをしたという経験はありませんか…?
中間・期末テストならまだ次がありますが、高校受験ではケアレスミスによる、その1点が合否を分けてしまうかもしれません。

そこで、今回は「ケアレスミスの解決法」について考えてみたいと思います。

まず、ケアレスミスを日本語にすると、「不注意による誤り。軽率なまちがい」(「デジタル大辞泉」より)とあります。不注意による間違いなので、理解不足による間違いとは全く違い、本当は得点できるはずの問題です。本当にもったいないですよね。

ケアレスミスをなくし、解ける問題を確実に得点できるようになるだけでも、必ず成績は向上します。対策としては、まず自分のケアレスミスの傾向を把握することがとても重要です。

これには、普段の勉強やテストの見直しを行う際に、ケアレスミスをした箇所に、どんなケアレスミスをしたかを書き込む方法があります。

例えば、数学なら、

「方程式の計算で移行する際にプラス・マイナスを間違えた!」

「カッコの中にマイナスをかけ忘れた!」

「問題文の意味を読み間違っていた!」など…。

自分がしやすいミスを書き出し、傾向を把握することがとっても大切です。“うっかり”で終わらせてしまうのではなく、きちんと理由を文字にすることで頭の中に整理されて記憶に残ります。

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ケアレスミスの≪原因と解決法≫

1.計算間違い

ていねいな字で、なるべく大きくはっきりと、文字をそろえて書くようにしましょう。慣れるまではグラフノートのような線が入っているノートを使って練習することをお勧めします。

2.写し間違い

問題を計算用紙に写すときに間違えたり、逆に計算用紙から問題用紙へ写すときにおこるミスですよね。

計算用紙に書いた文字が自分でも読めない、ゴチャゴチャしている、と言った可能性があります。1の計

算間違いと同じで、計算用紙にもなるべく大きくきれいに書きましょう。

3.問題の読み間違い

記号で答える問題を言葉で答えたり、求められていることを勘違いしてしまったりでおこる間違いです。

これは問題文をよく読むことが大切ですが、読みながら大事な箇所に線やまるをつけながらていねいに読むことや、2回読むことなどが重要になります。

4.思い込み

3の「問題の読み間違い」の1つですが、少し問題を読んだだけで、「ああ、これはあの問題だ!」と思い込み、間違ってしまうケースもあります。これも3と同じで問題文の重要な箇所に線を引きながら、2回読むことでなくすことが出来ます。

以上、4つのタイプに分けてケアレスミスの解決法をまとめてみました。

最後は、見直しが必要!!

分からなくて解けない問題は、時間をかけても解くことはとても困難です。

だったら『解ける問題を確実に得点する』ことを意識してテストを受けた方が自分にとっての最高点を出せるはずです。

ですので、テスト時間の最後の5分は必ず見直しに費やすなど、自分でルールを決めて必ず見直しをする時間を取ってください!

まとめ

自分のケアレスミスの傾向を把握する!

1~4の対策を実行する!

時間を必ず確保し、見直しを行う!

これを意識して行えば、ケアレスミスはかなり減らせるはずです。

定期テストや模擬試験、受験の際に自分の力を最大限発揮して、1点でも多く得点できるよう、普段の勉強から意識して実践してみてください。

最後に、

「ケアレスミスさえなければもっと良い点取れたのに~」と聞くことがあります。しかし、ケアレスミスをする子はクセになっている場合もありますし、それが実力とも言えるかも知れません…。

本当の力を発揮するために、ケアレスミスを「ちょっと失敗しちゃった~」で終わらせず、その原因を知り、今後はケアレスミスを減らせるように、解決策に取り組んでみてください。

応援しています!!

ガンバ  竹田 一成