はじめに
こんにちは家庭教師のガンバのTです。私は医学部に通う現役大学生で、大学1年生のときからガンバで家庭教師をやっています。現在は体験のスタッフという仕事で、これから家庭教師を始めたいと思っているご家庭を訪問し、体験授業をしています。体験授業を通じてさまざまな生徒とお話をしてきた経験や私自身の中学受験の経験に基づいて記事を書いていきます。
「算数が苦手…」「問題を解いても全然正解しない…」そんな悩みを抱えていませんか?
中学受験において算数は合否を左右する重要な科目ですが、苦手意識を持つ子も少なくありません。計算ミスが多い、文章題の意味がわからない、図や式を書かずに解こうとしてしまう…こうしたつまずきがあると、なかなか成績が伸びずに焦ってしまうこともあるでしょう。
しかし、適切な勉強法を実践すれば、算数は必ず得意科目に変えられます!本記事では、算数が苦手な子でもスムーズに理解できる勉強法や考え方を詳しく解説します。お子さんの算数力を伸ばすためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
このブログでは、30年以上【勉強が苦手な子】に向けて家庭教師を紹介している「家庭教師のガンバ」が、その経験を基に情報を発信しています。ご興味のある方は公式サイトをご覧下さい。
中学受験において算数は最も差がつきやすい科目です。算数が得意な子は高得点を狙いやすい一方で、苦手な子にとっては「どこから手をつければいいのかわからない」と悩みの種になりがちです。しかし、適切な勉強法と考え方を身につけることで、算数を得意科目に変えることは十分に可能です。この記事では、算数が苦手な子でも成績を上げられる具体的な勉強法を紹介します。
1. 算数が苦手な子の共通点とは?
算数が苦手な子には、いくつか共通する特徴があります。苦手の原因を正しく把握し、適切な対策を講じることで、成績向上につなげることができます。以下のような傾向がある場合には、学習方法を見直すことをおすすめします。
① 計算ミスが多い
いわゆる四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)で頻繁にミスをしてしまうと、正しい答えにたどり着けません。特に、分数や小数の計算でつまずく子が多いです。例えば、通分を間違えたり、小数点の位置を見落としたりすることがよくあります。
計算ミスが多い子の特徴
• 指を使って数えることが多く、計算スピードが遅い
• 途中計算を書かずに、頭の中だけで計算しようとする
• 焦って問題を解こうとし、符号や位取りを間違える
対策
• 計算練習を毎日少しずつ行い、正確性を高める
• 途中計算を必ず書く習慣をつける
• 見直しの方法を身につける(逆算して答えを確かめる など)
② 文章題の意味を正しく理解できない
文章題では、問題の条件を正しく読み取り、適切な式を立てることが求められます。しかし、国語の読解力が不足していると、問題の意図を誤解してしまうことがあります。例えば、「○○の3倍」と書かれているのに、逆に割り算をしてしまうケースなどが典型です。
文章題が苦手な子の特徴
• 文章を読むのに時間がかかる
• 問題の内容を読み飛ばし、大事な条件を見落とす
• 「求めるもの」が何なのかを理解しないまま解こうとする
対策
• 文章題の条件を図や表に整理してみる
• キーワード(「合わせて」「~より○多い」など)に線を引く習慣をつける
• 国語の読解力も並行して鍛える(簡単な説明文を読んで要点をまとめる など)
③ 図や式を使わずに解こうとする
算数が苦手な子の中には、頭の中だけで問題を処理しようとする傾向があります。しかし、特に図形問題や速さ・割合の問題では、図を書かずに解こうとすると途中で混乱してしまいがちです。
図や式を書かない子の特徴
• 面倒くさがって、いきなり答えを出そうとする
• 図を書いたとしても、簡単なものだけで不正確
• 解答の途中経過を省略し、途中で分からなくなる
対策
• 図や表を活用する練習をする(線分図・面積図・比の表 など)
• 途中式をしっかり書く習慣をつける
• 先生や親が「どうしてそう考えたの?」と聞いて、思考を言語化させる
④ 解き方を丸暗記しようとする
算数を「暗記科目」のように考えてしまい、「この問題はこの解き方」とパターンで覚えてしまう子もいます。しかし、応用問題やひねった問題に対応できず、少し条件が変わると解けなくなってしまうことが多いです。
解き方を暗記する子の特徴
• 公式や解法を覚えることに重点を置き、「なぜそうなるのか」を考えない
• 似たような問題なら解けるが、応用問題になると手が止まる
• 問題を見た瞬間に「この解き方でいいや」と判断し、じっくり考えない
対策
• 公式や解法の意味を理解する(なぜその式が成り立つのかを考える)
• 自分で解法を説明する練習をする(親や先生に説明することで理解が深まる)
• さまざまなパターンの問題に挑戦し、応用力をつける
以上のことをまとめると、算数が苦手な子には、計算ミスが多い、文章題が読めない、図や式を使わない、解き方を暗記するといった共通の特徴があります。
しかし、これらの課題は学習方法を工夫することで克服できます。正しい学習習慣を身につけることで、算数の成績は必ず伸びていきます。まずは苦手の原因をしっかり分析し、一つずつ改善していきましょう。
2. 算数を得意にするための勉強法
① 計算ミスを減らす「基礎力トレーニング」
計算ミスをなくすためには、基礎計算の精度を上げることが重要です。
おすすめの勉強法:
• 計算ドリルを毎日5~10分間取り組む
• 同じ問題を繰り返し解いて、正確さを重視する
• 計算の途中式を書くクセをつける
特に「途中式を書かずに暗算で解く」クセがある子は、必ず筆算を使うようにしましょう。
② 文章題が得意になる「読み解き練習」
文章題が苦手な場合、算数の力だけでなく読解力を鍛えることが必要です。
おすすめの勉強法:
• 問題文を音読する(読むだけで理解が深まる)
• 重要な部分に線を引く(「何を求めるのか」を明確にする)
• 図や表にまとめる(視覚的に情報を整理する)
例えば、「Aくんが3個、Bくんが5個持っていて…」といった問題なら、丸を描いて視覚的に整理すると、解きやすくなります。
③ 思考力を鍛える「なぜ?」を考える習慣
算数を本当に得意にするためには、解き方を「なぜそうなるのか?」と考える習慣をつけることが大切です。
おすすめの勉強法:
• 解説を読んだ後に、自分の言葉で説明してみる
• 別の解き方がないか考えてみる
• 応用問題にチャレンジする
ただ解くだけでなく、間違えた問題は「なぜ間違えたのか」を振り返ることが大切です。
④ 応用力をつける「過去問演習」
中学受験の算数では、基本問題だけでなく応用問題も出題されます。そのため、過去問演習を通じて実戦力を高めましょう。
おすすめの勉強法:
• 志望校の過去問を早めに解いて出題傾向を知る
• 間違えた問題は解説を読み、もう一度解き直す
• 類題を解いて、解法を自分のものにする
過去問はただ解くだけでなく、「どのような考え方が求められているのか」を意識すると効果的です。
3. 算数の苦手克服には親のサポートも重要
算数を得意にするには、親のサポートも欠かせません。以下のポイントを意識してみましょう。
① 計算ミスを減らすための声かけ
「急がなくていいから、丁寧に書こうね」と声をかけるだけでも、子どもの意識が変わっていきます。
② 文章題を一緒に読む
親が問題文を一緒に読んで「何を求める問題?」と問いかけることで、読解力が養われます。
③ できた問題を褒める
「前はできなかったのに、今日はできたね!」と成長を認めることで、子どものモチベーションが上がります。

まとめ
算数が苦手な子でも、適切な勉強法を実践すれば確実に成績を伸ばすことができます。
✅ 計算ミスを減らすために毎日基礎トレーニングをする
✅ 文章題は「読む・線を引く・図を書く」で理解を深める
✅ 「なぜ?」を考える習慣をつけて、思考力を鍛える
✅ 過去問演習で実戦力を高める
また、親のサポートがあれば、子どもの学習意欲も高まります。「一緒に考える」「成功体験を増やす」ことを意識しながら、算数を得意科目に変えていきましょう!
中学受験の算数で悩んでいるなら、家庭教師や個別指導も一つの選択肢です。苦手克服のためのサポートを受けながら、効率よく成績を伸ばしましょう!
私たち家庭教師のガンバでは年の近い大学生の先生が勉強を教えています。当然、先生たちはみんな中学受験の経験者です。先生たちの中学受験の経験談も交えながら地域のお兄ちゃんお姉ちゃんの感覚で教えることができます。家庭教師が必要と感じる方はぜひ体験授業だけでも受けてみてください。
算数が苦手だと、中学受験においてはかなり不利になってしまいますので、小学校低学年からの対策が絶対必要と言えます。この記事が皆さんの助けになったら幸いです。
読んでいただいてありがとうございました。
家庭教師のガンバ T