「国語のテストの最後のページ、原稿用紙のマス目を見た瞬間に頭が真っ白になる」

「何を書けばいいか思いつかず、気づいたら残り時間があと5分しかない!」

「とりあえず書き始めてみたけど、途中で話がそれて、最後は何が言いたいのか自分でもわからなくなった…」

はじめまして。家庭教師のガンバの体験スタッフのTです。

私たちは日々、勉強が苦手なお子さんや、受験に向けて不安を抱えるご家庭に伺い、勉強の「やり方」から一緒に見直すお手伝いをしています。

 

高校入試の国語において、多くの受験生が苦手意識を持ち、半ば「捨て問」にしてしまっている問題。それが「作文・小論文」です。

配点は10点〜15点前後と非常に高いにもかかわらず、白紙で提出してしまう子や、適当に数行だけ書いて終わらせてしまう子が後を絶ちません。

「自分には文章の才能がないから」

「読書感想文もまともに書けたことがないから、入試の作文なんて無理」

そう思っていませんか?

はっきり言ってしまうと、高校入試の作文に「文才」や「センス」は1ミリも必要ありません。

入試の作文は、感動的な小説や、面白いエッセイを書くためのものではないからです。

採点官が見ているのは、「自分の意見を、論理的に、わかりやすく伝えられているか」という一点のみです。

つまり、作文は「決められた型(テンプレート)」に言葉をパズルのように当てはめるだけで、誰でも確実に高得点が取れるボーナス問題なのです。

この記事では、文章を書くのが大嫌いなあなたのために、原稿用紙を前に絶対にフリーズしなくなる「魔法の4段落テンプレート」を徹底解説します。

この型さえ丸暗記しておけば、どんなテーマが出されても、スラスラと鉛筆が動くようになりますよ!

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第1章:なぜ作文が書けないのか? 「起承転結」の呪い

学校の国語の授業で、「文章を書く時は『起承転結』を意識しなさい」と教わったことはありませんか?

実は、作文が苦手な子をフリーズさせている一番の原因が、この「起承転結」という言葉です。

  • :物語の始まり
  • :話の展開
  • :驚きの展開・ハプニング
  • :物語の結末

これは、小説やマンガなどの「物語(ストーリー)」を作るための構成です。

これを自分の意見を述べる作文(小論文)に当てはめようとすると、「『転』って何を書けばいいの? 意見をひっくり返すの?」とパニックになってしまいます。

高校入試の作文において、ドラマチックな展開やオチは一切不要です。

あなたが目指すべきなのは、「最初から最後まで、真っ直ぐでブレない文章」です。

今日から「起承転結」のことは、きっぱりと忘れてください。

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第2章:パズル感覚で埋めるだけ!「魔法の4段落テンプレート」

起承転結の代わりに、今日あなたに覚えてほしいのが「結論→理由→体験→まとめ」という4つのブロック(段落)で構成する魔法の型です。

これは、社会人のビジネス文書でも使われる「PREP法」という論理的な文章の基本構造を、中学生向けにわかりやすくアレンジしたものです。

どんなテーマが出されても、以下の4つの箱に順番に言葉を入れていくだけで、立派な作文が完成します。

第1段落:【結論】(全体の1割)

「私は、〇〇について〜だと考える。」

  • 最初の一文で、自分の意見(賛成か反対か、何を大切だと思うか)をズバッと言い切ります。
  • 迷う必要はありません。ここでは理由を書かず、ただ「結論」だけを短く宣言します。

第2段落:【理由】(全体の2割)

「なぜなら、〜だからだ。」

  • 第1段落で述べた結論の「理由」を説明します。
  • 「〜というメリットがあるからだ」「〜という現状があるからだ」など、一般的な事実や考えを述べます。

第3段落:【体験】(全体の5割)★ここが一番重要!

「実際に私も、〜という経験をした。」

  • 作文の中で最も文字数を稼ぎ、説得力を持たせるのがこの「自分の体験談」です。
  • その体験を通して、「どう感じたか」「何を学んだか」を具体的に書きます。

第4段落:【まとめ】(全体の2割)

「したがって、私は〇〇だと考える。」「この経験を活かして、高校生になったら〜していきたい。」

  • 最後に、もう一度第1段落の「結論」を繰り返し、今後の抱負などを添えて綺麗に締めくくります。

いかがですか? この4つの段落構成さえ頭に入っていれば、「次は何を書こう…」と途中で筆が止まることは絶対にありません。

作文は「書く」ものではなく、「型に当てはめる(組み立てる)」ものなのです。

 

第3章:実践! 魔法の型を使ったシミュレーション

では、実際に過去の入試でよく出るテーマを使って、魔法の型にパズルのピースをはめ込んでみましょう。

【テーマ】「あなたが中学校生活で最も大切だと学んだことは何か。自分の体験を交えて書きなさい。」(200字〜300字程度)

作文が苦手な子は、「えっ、一番大切って何だろう。部活かな、勉強かな…どうしよう」とここで悩み始めてフリーズします。

正解はありません。「書きやすいこと」を選べばいいのです。実はこれが一番重要です。実際の自分の意見を書くというよりは書きやすいことのほうが重要です。ここでは「挨拶」を選んでみましょう。

ブロック①:結論(何を大切だと学んだか)

「私は中学校生活を通して、自分から挨拶をすることが最も大切だと学んだ。」

(たったこれだけでOK。これで第1段落は完成です。)

ブロック②:理由(なぜ挨拶が大切なのか)

なぜなら、挨拶は人と人とのコミュニケーションの始まりであり、お互いの心を開くきっかけになるからだ。」

(一般的な「挨拶の良さ」を理由として書きました。)

ブロック③:体験(挨拶にまつわる自分のエピソード)

実際に私も、中学一年生で部活動に入ったばかりの頃は、先輩に自分から話しかけることができず悩んでいた。しかし、勇気を出して毎朝自分から『おはようございます』と大きな声で挨拶をするように心がけた。すると、先輩の方からも笑顔で話しかけてくれるようになり、部活動に早く馴染むことができた。」

(具体的なエピソードを書きます。ここで文字数をしっかり稼ぎます。)

ブロック④:まとめ(結論の繰り返しと抱負)

このように、自分からの挨拶は人間関係を良好にする力を持っている。したがって私は、高校生になっても自分から進んで挨拶をし、多くの人と積極的に関わっていきたいと思う。」

繋げてみると…立派な小論文の完成!

(段落あけ)私は中学校生活を通して、自分から挨拶をすることが最も大切だと学んだ。

(段落あけ)なぜなら、挨拶は人と人とのコミュニケーションの始まりであり、お互いの心を開くきっかけになるからだ。

(段落あけ)実際に私も、中学一年生で部活動に入ったばかりの頃は、先輩に自分から話しかけることができず悩んでいた。しかし、勇気を出して毎朝自分から「おはようございます」と大きな声で挨拶をするように心がけた。すると、先輩の方からも笑顔で話しかけてくれるようになり、部活動に早く馴染むことができた。

(段落あけ)このように、自分からの挨拶は人間関係を良好にする力を持っている。したがって私は、高校生になっても自分から進んで挨拶をし、多くの人と積極的に関わっていきたいと思う。

いかがでしょうか? (これで約280字です)

特別な才能や、美しい表現は一つも使っていません。しかし、この文章を読んで「論理的におかしい」と思う採点官は一人もいません。これでほぼ満点がもらえます。

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第4章:【体験談の作り方】「すごいエピソード」は必要ない!

魔法の型の中で、一番の肝となるのが第3段落の「体験談」です。

しかし、ここで生徒さんからよく言われるのが、

「私には、全国大会に出たとか、ボランティアで表彰されたとか、そういう『すごい体験』が何もありません…」

という悩みです。

安心してください。採点官は、あなたの自慢話を聞きたいわけではありません。

求められているのは、「日常の些細な出来事から、あなたが何を考えたか」です。

【体験談は、日常の「小さな気づき」で十分】

  • ×「サッカー部で県大会で優勝し、チームワークを学んだ」

    (素晴らしいですが、必須ではありません)

  • 〇「合唱コンクールの練習で、最初はクラスがまとまらなかったが、話し合いを重ねることで一つの目標に向かう難しさと大切さを学んだ」
  • 〇「家のお手伝いで毎日お風呂掃除を続けたことで、小さなことを継続する忍耐力が身についた」

もし、テーマにぴったりの体験がすぐに思い浮かばなければ、「少し話を盛る(脚色する)」ことも、作文のテクニックとしてはアリです。

嘘八百を書くのはダメですが、「事実をベースに、自分の感情や学びを少しドラマチックに強調する」程度であれば、誰にも迷惑をかけない立派な文章術です。

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第5章:これだけは守れ!減点されないための「3つの鉄則」

どんなに素晴らしい内容(型)で書けても、基本的なルールを守らなければ、容赦なく減点されてしまいます。

テスト本番で必ず確認すべき「3つの鉄則」を叩き込んでおきましょう。

鉄則①:原稿用紙のルールを守る

  • 段落の最初は必ず「1マス空ける」

    (今回の魔法の型を使うなら、4段落構成なので、4箇所は1マス空けることになります)

  • 句読点(。や、)は1マス使う。ただし、行の最初(一番上)に句読点が来てはいけないので、その場合は前の行の最後の文字と同じマスに入れる。
  • 促音・拗音(っ、ゃ、ゅ、ょ)も1マス使う。

これらは「知っているか、知らないか」だけの問題です。ルール違反は即減点になるので、絶対にミスしないようにしてください。

 

鉄則②:文末表現を統一する(「だ・である」調を推奨)

作文には、「〜です。〜ます。」(敬体)と、「〜だ。〜である。」(常体)の2つの書き方があります。

  • 絶対NG:「私は賛成です。なぜなら〜だからだ。」(混ざっている)
  • 入試の作文・小論文では、説得力を持たせるために「だ・である」調(常体)に統一することを強くおすすめします。

書き終わった後、見直しの時間で「です・ます」が混ざっていないか、必ず文末だけをサーッとチェックする癖をつけてください。

 

鉄則③:指定された文字数の「8割以上」を書く

「200字〜300字以内で書きなさい」という条件があった場合、何文字書けばいいのでしょうか。

暗黙のルールとして、「指定された最大文字数の8割以上」は必ず埋めるようにしてください。

300字以内なら、最低でも240字以上(できれば270字程度)は書かないと、「内容が薄い」「構成力が足りない」と判断されて大幅に減点されます。

文字数が足りない時は、第3段落の「体験談」に、「その時どう思ったか」「周りの人はどういう反応だったか」という情景描写や感情を付け足して、文字数を膨らませてください。

 

まとめ:作文は「才能」ではなく「作業」だ

いかがでしたか?

  1. 「起承転結」は忘れて、「論理性」で勝負する。
  1. 【結論→理由→体験→まとめ】の「魔法の4段落テンプレート」に当てはめる。
  1. 体験談は日常の些細なエピソードで十分。
  1. 段落あけ、文末の統一、文字数(8割以上)のルールを死守する。

高校受験の作文は、芸術作品を作る場ではありません。

型を用意し、そこに部品を当てはめていく「作業」です。

一度この型を覚えてしまえば、過去問や問題集のテーマをいくつか使って練習するだけで、どんな問題が出ても「あ、またこのパターンね」と、パズルを解くようにスラスラ書けるようになります。

フリーズしていた時間が嘘のように、鉛筆が止まらなくなるはずです。

もし、「型はわかったけど、実際に書いた文章が合っているか不安」「自分では採点できないから、誰かに添削してほしい」と悩んでしまう場合は、私たち「家庭教師のガンバ」にご相談ください。

作文の指導は、集団塾の授業ではなかなか一人ひとり細かく見てもらえない分野です。

しかし、完全マンツーマンの家庭教師であれば、お子さんが書いた作文をその場で添削し、「ここはこう言い換えると字数が稼げるよ」「この体験談、すごく説得力があるね!」と、具体的なアドバイスをすることができます。

無料の体験授業では、お子さんの書いた文章を拝見し、その場で「魔法の型」を使って書き直すビフォー・アフターを体験していただくことも可能です。

「自分にも書けた!」という自信が、国語のテスト全体のモチベーションを大きく引き上げます。

苦手な作文を得点源に変えて、合格へのラストスパートを一緒に走り抜けましょう!。。。

家庭教師のガンバ T

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