「E判定…もうこの志望校は無理なんだ。ランクを下げるしかないのかな…」
「夏休みにあんなに毎日塾に通って頑張ったのに、偏差値が全く上がっていない」
「親に結果を見せたら、『こんな点数じゃどこの高校にも行けないわよ!』と怒鳴られて、勉強する気すら消え失せた」
はじめまして。「家庭教師のガンバ」の体験スタッフのTです。
私たちは日々、多くのお問い合わせをいただき、勉強に悩むご家庭へ学習相談に伺っています。特に秋口以降、反響として最も多く寄せられるSOSが「模試の結果がボロボロで、子どもがすっかり自信を失ってしまった」というお悩みです。
封筒を開けて「E判定(合格可能性20%以下)」という残酷な文字を見た瞬間、頭が真っ白になり、これまでの自分の努力をすべて否定されたような気持ちになるのは当然です。涙を流して悔しがる生徒さんを、私は何人も見てきました。
しかし、プロの目から見て、はっきりとお伝えしたいことがあります。
「E判定」だからといって、今の時期に志望校を諦める必要は全くありません。
なぜなら、模試は「あなたの未来の不合格を予言している」のではなく、「今のあなたの弱点と、一番点数が伸びる場所を正確に教えてくれる」ものだからです。
結果の見方と復習のやり方さえ変えれば、E判定の成績表は、合格への最短ルートを示す「宝の地図」に変わります。
この記事では、模試で出てきた偏差値のショックから立ち直り、模試の結果を200%活用して逆転合格をつかむための「正しいメンタル」「成績表の読み解き方」、そして「偏差値を爆上げする復習法」を徹底解説します。
勉強嫌いでもOK!高校受験で合格をつかむ“最短ルート勉強法”とは?>>
第1章:なぜ「E判定」で絶望する必要はないのか? 3つの理由
まずは、模試に対する「間違った思い込み」をリセットしましょう。E判定が出ても全く焦る必要がないのには、明確な理由があります。
理由1:模試は「1ヶ月前の過去の自分」の姿にすぎない
模試を受験してから結果が返却されるまでには、約3週間〜1ヶ月のタイムラグがあります。
つまり、今日あなたが受け取ったE判定は「1ヶ月前のあなたの実力」なのです。夏休みや秋に猛勉強した成果が、すぐにその日の模試に反映されるわけではありません。
成績というのは、勉強の成果が偏差値という数字として現れるまでには、最低でも3ヶ月のタイムラグがあります。
植物の竹が、地上に芽を出すまでに地中で何年も根を張り巡らせるように、あなたの脳内でも今は「知識のネットワーク(根)」を作っている最中です。「やったのに上がらない」のではなく、「まだ結果が表面化する時期に追いついていないだけ」なのです。
理由2:「E判定=不合格」という勘違い
E判定(合格可能性20%以下)と聞くと「10回受けて2回しか受からない、奇跡に近い確率」だと絶望的に感じます。
しかし、大逆転合格をする生徒の多くは、中3の秋の時点では普通にD判定やE判定を取っています。
模試の判定は、あくまで「その時点での受験者全体の分布」から機械的に弾き出されたデータです。入試本番で、合格最低点を1点でも上回れば合格なのです。
今の時点で「あと何点足りないのか」「どの科目のどの単元を落としているのか」が明確になったことを、むしろ「入試本番前に弱点が見つかってラッキーだった」とポジティブに捉えましょう。
理由3:周りも「夏ボケ」から覚めてスパートをかけているから
「夏休みにあんなに勉強したのに偏差値が下がった…」と落ち込む人がいます。
偏差値とは「相対評価(周りと比べた自分の位置)」です。秋の模試は、部活を引退した全国のライバルたちが一斉に本気を出して勉強し始めた結果が反映されます。
周りのレベルも急激に上がっているため、「一生懸命勉強して、やっと偏差値が維持できる(下がらない)」というのが秋の模試のリアルなのです。維持できているだけでも、あなたは確実に成長しています。
第2章:絶対にやってはいけない! 模試の「NGな扱い方」
多くの受験生がやってしまう、成績が絶対に上がらない「模試の扱い方」があります。あなたは当てはまっていませんか?確認してみてください。
NG行動①:判定(A〜E)と偏差値の数字「だけ」を見る
「うわ、数学の偏差値45に下がった」「全体でC判定に上がった!」と、表紙の数字だけを見て一喜一憂し、肝心の中身(解答用紙)を見ないパターンです。
これでは体重計に乗って「太った」「痩せた」と嘆いているだけで、ダイエットのための運動をしていないのと同じです。数字はただの結果であり、原因ではありません。
NG行動②:結果を隠す・机の奥に封印する
見たくない現実から逃げて、成績表や問題用紙を机の奥に丸めて押し込んでしまう。あるいは、親に見せずに捨ててしまう。
これは、せっかく手に入れた「宝の地図」を自らゴミ箱に捨てているのと同じ行為です。傷口を見ないように絆創膏を貼っても、怪我は治りません。
NG行動③:ショックを受けて「新しい参考書」を買う
「今の勉強法じゃダメなんだ!」と焦り、本屋に行って新しい分厚い問題集を買ってしまう。これは最悪の悪手です。
基礎が固まっていないのに新しい教材に手を出しても、消化不良を起こすだけです。模試の復習に必要なのは、新しい本ではなく「今まで使ってきたボロボロの基礎テキスト」です。
NG行動④:全部の問題を解き直そうとする
真面目な子ほど「最初から最後まで全部復習しなきゃ!」と意気込みますが、数時間かかっても終わらず、途中で挫折します。
自分の今の実力に合わない「超難問」までウンウン唸って復習するのは、時間の無駄です。捨てるべき問題と、拾うべき問題を見極める必要があります。
第3章:宝の地図の読み解き方! 見るべきは「正答率」ただ一つ
では、成績表のどこを見ればいいのでしょうか?
偏差値や判定の欄は、チラッと見るだけで構いません。一番見つめるべきなのは、成績表の裏面や詳細ページにある「設問ごとの正答率(受験者の何%が正解したか)」のデータです。
「正答率50%以上」で間違えた問題が「最大の宝」である
模試には、受験生の全員が解ける簡単な問題から、誰も解けないような難問までが意図的に混ざっています。
ここで、自分が間違えた問題を以下の3つに仕分け(マーキング)してください。
【宝】正答率が50%以上(半分以上の人が正解している)なのに、自分が間違えた問題
【壁】正答率が20%〜50%(合否を分ける標準レベル)で、自分が間違えた問題
【罠】正答率が20%以下(誰も解けない難問)で、自分が間違えた問題
あなたが最優先で復習し、絶対にモノにしなければならない「宝」は、ダントツで【1】(正答率50%以上で間違えた問題)です。
ここは、単なる知識の抜け落ちや、ケアレスミスをしただけの「すぐに点数に結びつく(伸びしろが最も大きい)問題」です。周りのライバルが取れているのに、あなたが落としているこの数問を拾うだけで、偏差値は一気に5〜10も跳ね上がります。
逆に、【3】の正答率20%以下の難問は、今の時点では完全に無視して構いません。 解説を読む必要もありません。「こんな問題は誰も解けないから、偏差値には影響しない」と割り切る勇気が、効率的な受験勉強の鍵です。
第4章:偏差値を爆上げする「4ステップ復習法」
宝のありか(正答率50%以上の失点)がわかったら、いよいよ復習です。
ただ解答の解説を読んで「ふむふむ、なるほど」とわかった気になるのが一番危険です(わかったつもり病)。以下の4ステップを必ず実行してください。
ステップ1:解説を見ずに「もう一度」自力で解き直す
間違えた問題を、答えや解説を見ずに、もう一度真っ白な紙に自力で解いてみてください。
テスト本番の極度の緊張感や時間制限がなくなったリラックスした状態で解くと、「あれ? なんだ、普通に解けるじゃん!」ということが驚くほどよくあります。
ここで解けたら、それは実力不足ではなく「本番の焦りによるケアレスミス」や「時間配分ミス」です。次回の模試で「見直しの時間を5分残す」などの対策を立てるだけで解決します。
ステップ2:間違えた「本当の理由」を分析し、言語化する
自力で解けなかった場合、解説を読んで「なぜ間違えたのか」を深掘りします。間違え方には必ずパターンがあります。
知識不足:「この英単語の意味を知らなかった」「歴史の年号をど忘れした」
理解不足:「数学の公式は知っていたが、当てはめ方がわからなかった」
読み間違い:「『適切でないものを選べ』なのに、適切なものを選んでしまった」「単位をcmからmに直すのを忘れた」
理由がわかったら、問題用紙の余白に赤ペンで「単語忘れ」「問題文の読み飛ばし」「符号のミス」と原因を具体的に書き込んでください。 自分のミスの「癖」を知ることが、最大の防御策になります。
ステップ3:関連する「手持ちの基礎テキスト」に戻る(★最重要)
ここが、偏差値が上がる人と上がらない人の決定的な分かれ道です。
模試の解説を読んで理解しただけでは、次に少し形を変えて出題された時にまた間違えます。
理科の例:「オームの法則」の計算を間違えたなら、模試の解説を読むだけでなく、必ず「普段使っている学校のワーク」などのテキストのオームの法則のページに戻り、類題を3〜5問解いてください。
社会の例:「鎌倉時代の文化」を間違えたなら、そこだけを覚えるのではなく、教科書の鎌倉時代のページ全体を読み直してください。
「模試で見つけた穴を、いつものテキストに戻って埋める」という往復作業をすることで、知識が強固なものになります。
ステップ4:「間違いノート」を作り、1週間後に再テストする
ステップ3までやった問題を、ノートに切り貼り(または書き写し)して「自分だけの弱点克服ノート(間違いノート)」を作ります。
そして、1週間後にもう一度、そのノートの問題を解き直してください。 人間の脳は忘れる生き物です。1週間後にスラスラ解けて初めて、「自分の実力になった」と言えます。このノートは、入試当日の朝に見直す「最強のお守り」になります。
第5章:【保護者の方へ】「E判定」を見た時の、子どものやる気を引き出す魔法の言葉がけ
最後に、保護者の皆様へ。
高い受験料を払って受けさせた模試で、返ってきた結果がボロボロのE判定だったら…。親としてもショックで、不安になり、つい小言を言いたくなる気持ちは痛いほどわかります。
しかし、「こんな点数でどこの高校に行くつもり!」「スマホばっかり見てるからでしょ!」と怒るのは絶対にやめてください。
一番傷つき、焦り、「このままじゃヤバイ」と心の中で怯えているのは、お子さん本人です。親から追い打ちをかけられると、自己肯定感が完全に折れてしまい、反発するか、無気力になってしまいます。
お子さんがE判定を持ち帰ってきた時は、グッと堪えて、「未来志向の言葉がけ」で声をかけてあげてください。
サンドイッチ話法で「認める」
- まずは結果から逃げずに見せた勇気を認めます。
「結果を持ってきてくれてありがとう。今の自分の実力から逃げないのは偉いね。(肯定)」
「でも、やっぱり悔しい結果だったね。(共感)」
「本番じゃなくて、今の時期に自分の苦手なところがわかって本当にラッキーだったよ! ここから絶対伸びるから大丈夫!(激励)」
- 「なぜ(Why)」ではなく「どうやって(How)」を聞く
「なんでこんな点数取ったの?」と過去を責める(Why)のではなく、未来の解決策(How)を一緒に考えます。
「正答率が高いのに落としちゃった問題、どれくらいある? 一緒に探してみようか」
「次の模試で、この科目だけあと10点上げるには、明日からどういう勉強を足せばいいと思う?」
点数(結果)ではなく、「模試を受けたこと自体」と「これから復習しようとする姿勢(プロセス)」を全力で承認してあげてください。
親御さんがドンと構えて「大丈夫、ここからが本当の勝負だよ」と絶対的な味方になってくれることが、お子さんが逆転合格へ向かうための最強のエネルギー(心の安全基地)になります。

まとめ:模試は「受けた後」が本当の勝負。宝探しを楽しもう
いかがでしたか?
E判定は「過去の姿」。焦る必要も、落ち込む必要も全くない。
判定や偏差値という「結果」ではなく、「正答率」という「原因」を見る。
「正答率50%以上」で間違えた問題が、あなたを合格に導く最大の宝(伸びしろ)である。
解説を読んで終わらず、必ず「いつもの基礎テキスト」に戻って類題を解く。
保護者は感情的に怒らず、弱点発見をポジティブに捉え、一緒に作戦を練る。
模試は、受ける前よりも「受けた後」にどう行動するかで価値が決まります。
E判定という結果から目を逸らさず、しっかりと自分の弱点と向き合えた人だけが、春に笑うことができるのです。
もし、「正答率を見ても、どこから手をつけていいかわからない」「解説を読んでも全く理解できず、一人で復習するのが限界だ」とフリーズしてしまっている場合は、私たち「家庭教師のガンバ」にご相談ください。
私たちには、日々の体験授業や学習相談の現場で、多くのお子さんの「ボロボロの模試の成績表」を詳細に分析し、大逆転合格へと導いてきた確かな実績とノウハウがあります。
家庭教師は、お子さんの模試の成績表を横に並べて一緒に広げ、
「この問題は、今の実力なら捨てていいよ! 気にしなくてOK!」
「その代わり、この基礎問題を絶対に取れるように、今から一緒に基本に戻って復習しよう!」
と、お子さん一人ひとりに合わせた「最短距離で点数を上げるための作戦会議」を立てるプロフェッショナルです。
一人で悩む必要はありません。
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