家庭教師のガンバ>石川尚子先生特別執筆「メルマガ講座」>【第4回】夏休みに遊んでばかりで勉強しない子に対するコミュニケーション法
「テスト」という言葉から、どんなイメージを持ちますか?「うぇ~、テストかぁ~。いやだな~。テスト勉強、めんどくさいな~。やりたくないな」。こんなイメ夏休みに入ったと思ったら、あっという間に8月。そのうち、お盆も過ぎ、しだいに月末が近づいてきます。夏休みに入ったばかりの頃ならまだしも、毎日毎日遊んでばかりで、いっこうに勉強しない子どもを見ていると、つい、「少しは勉強もしなさい!新学期になってから困るよ」と言ってしまいそうになります。
これで、勉強してくれたら、こんなに簡単なことはありませんが、残念ながら、繰り返しお伝えしているように、「勉強しなさい」と言えば言うほど、かえって、やる気は奪われるものです。
では、「勉強しなさい」と言わなくても、子どもが勉強しているご家庭では、どんな関わり方をしているのでしょう?今回は、いくつかの例をご紹介します。
例えば、夏休みの宿題への取り組みですが、
「20日までに宿題を全部終わらせたら、残りの夏休みは何して過ごそうか?」と、質問し、宿題をやり遂げた後のことを、先にイメージさせるという方法があります。
「20日までに、全部終わっていたら、どんな気持ちだろうね?」
「宿題がもう何も残っていない状態で、〇〇ちゃんと遊びに行けたらいいと思わない?」
「おばあちゃんちに泊まりに行く前に宿題をやってしまっておくのと、帰ってきてからやるのとどっちが早く終わりそうかな?」などの質問を投げかけてみてはどうでしょう。
これらの『先のイメージを描かせる質問』は、宿題の場面に限らず、子どもたちの想像力や段取り力を育てます。
「勉強しなさい」と言わなくても、子どもが自ら勉強しているご家庭では、日頃から、子どもの進路や将来について、話し合う時間を多く持っているというデータがあります。ストレートに「勉強しなさい」と言うのではなく、いつもより家庭にいる時間が長い夏休みにこそ、
「高校は、どんな学校に行ってみたい?」
「将来、どんなことしてみたいと思っているの?」
など聴いてみる時間をとられてはどうでしょうか。進みたい方向や将来のために必要なことがわかってくると、自ずと勉強への取り組み方も変わってくるはずです。
「勉強しなさい」と言わないご家庭では、こんな声かけもされているようです。
「お母さんも宿題があるのよね。一緒にやらない?」。
親自身も毎日、何かに取り組む時間を作ると、自然と子どももそばに来てやり始めるようになるというお話は本当によくうかがいます。
そういえば、親子一緒に参加するセミナーをやっている時など、最初は興味なさげに落ちつきがない子どもたちも、クイズを出しながら、「どう思う?どっちが早く答えを見つけるかお母さんと一緒に考えてみて!」と促すと、競うように取り組み始めます。1日の中で、決まった時間に、一緒に机に向かう習慣が作られると効果的です。
遊んでばかりいる子どもを見ていると、「これで、本当にいいのかな?」、「遊び癖が抜けなくなったらどうしよう?」などと心配しがちですが、夏休み中に、ふだんはできない体験を心ゆくまで味わうこともまた、子どもたちの成長にとっては欠かせないことです。その体験の中から、知的好奇心が芽生えたり、自分の興味関心に気づいたりすることもあります。折々に、
「今日は何して遊んだの?やってみてどうだった?」と質問しながら、
「それって、どうしてそうなってるんだろうね?」など、より深く考えてみるよう促すことも、勉強への興味につながったりするものです。
どうぞ、あたたかく見守りながら、「この子は必ずやるはずだ!」と信じて関わってみてください。
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