家庭教師のガンバ会員向けメルマガ

■ 石川先生のメルマガ講座
本気を引き出す魔法のコミュニケーション

家庭教師のガンバ石川尚子先生特別執筆「メルマガ講座」>【第11回】ポジティヴワードで子どものやる気を引き出す!

【第11回】ポジティヴワードで子どものやる気を引き出す!

猛暑の夏が過ぎ、しだいに秋らしい季節になってきました。「そろそろ、勉強にもいっそう身を入れてもらいたい」と思っていらっしゃるこの頃ではないでしょうか。
 ところで、「勉強」という言葉を聞いて、どんなイメージが湧いてきますか?
私は時々、小中学生や高校生にも質問することがあるのですが、返ってくる言葉は・・・
「やりたくない」、「嫌い」、「苦手」、「おもしろくない」、「やらないと叱られる」などなど、決して、プラスのイメージではありません。これでは、「勉強しなさい」と言ったところで、やる気などとうてい起きそうにありません。

残念ながら、「勉強」という言葉そのものが、子どもたちにとっては、もうネガティヴなイメージなのです。「勉強」と聞いたたけで、ブルーになってしまいます。前向きに取り組んでもらいたい「勉強」ですが、さて、どうしたらよいのでしょうか?


■ネガティヴなイメージをさしかえる

私の知人で、中学3年生に高校受験のためのコーチングをしているコーチがいます。彼女は「勉強」という言葉を一切使わないそうです。 「勉強しよう!」ではなく、「じゃあ、今日も貯金しようか!」と言って勉強を始めるそうです。なかなかおもしろい表現ですね。たしかに、「貯金」(勉強)することで、知識や考える力が自分の中にどんどん貯まっていきます。貯金をすればするほど、勉強も楽に楽しくなっていきます。

1時間勉強することを、「1万円貯金する」と言うそうです。「今日は、何万円貯金した?」などと質問しながら、進捗状況を確認していきます。なかなか楽しそうです。
野球部の子どもたちには、「受験」という言葉も、「春のセンバツ」と言い換えて使っているそうです。ワクワク感とチャレンジ意欲が湧いてくる言葉だと思いませんか。

ワクワクする言葉を使わないと、やる気はなかなか湧かないものです。もちろん、「貯金」や「春のセンバツ」以外の言葉でもかまいません。子どもたちがワクワクする言葉なら何でもいいと思います。それも、最初から大人が決めるのではなくて、『どんな言葉にかえたらワクワクする?』と子どもと一緒に考えた方がもっとよいかもしれません。


■ポジティヴな意味づけをする

私も、時々、意図的に言葉をさしかえて使っています。子ども対象のコミュニケーション講座で、「では、今月の宿題を発表します」と言うと、「え~?!宿題あるの~?!」と、一様にネガティヴな反応が返ってきます。「宿題」という言葉にも、かなりネガティヴなイメージがしみ込んでいるのです。

そこで、「今月の筋トレメニューを発表します」とか、「今月は、これを実験してきてください」などと言って、宿題を提示しています。「筋トレだと思って、毎日やっていると、どんどんコミュニケーションの筋肉がついてきて、上手にできるようになっていきますよ」、「実験なので、楽しみながら、ちょっと試してきてください。やってみて、どんなことが起きたのか、次回、聴かせてもらえるのを楽しみにしています」などと伝えます。

宿題や勉強をよく「罰ゲーム」のように言う人がいます。「ちゃんとやらないと、もっと宿題を増やすよ!」などの言い方です。これでは、「嫌だけど我慢してやるもの」といったネガティヴな意味づけをすることになります。
宿題としてやる勉強も、受験のための勉強も、本来は、自分の夢や興味につながっていくとても大切で楽しいもののはずです。勉強はまさに、未来の自分への投資や貯金と言ってよいでしょう。大人の側ももっと「楽しいもの」、「役立つもの」というポジティヴなとらえ方で伝えたいものです。 ご家庭で、ワクワクする言葉ややる気が湧いてくる意味づけを、お子さんと一緒に考えてみられてはいかがでしょうか。






【大好評】家庭教師の無料体験授業120分実施中!!

私たちガンバの『体験授業』は家庭教師をやる・やらないは全く別で構いませんので、ぜひお気軽にお試しください♪
少なくとも、『やり方』必ず教えます!お子さんの本当の力を引き出す『キッカケ』必ずつくります!
※家庭教師に関しては、体験授業の後にゆっくりとご相談いただけると嬉しいです。  ≫お申込みはコチラ

お問い合わせ お問合せも大歓迎です
体験授業について、お子さんの勉強のお悩み、料金についてなど、
「ちょっと聞きづらいけど…」と思うことでも、何でもお気軽にお問合せください。