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家庭教師のガンバ石川尚子先生特別執筆「メルマガ講座」>【第13回】「Iメッセージ」で子どものやる気を引き出す!

【第13回】「Iメッセージ」で子どものやる気を引き出す!

新しい年がスタートして、あっという間に2月となりました。寒い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
先日、コーチング講座に通われているお母さんから、「やっぱり、I(アイ)メッセージは効果がありますね!」というお話をお聴きしましたので、今回ぜひ、ご紹介したいと思います。まずは、Iメッセージがどんなものなのか、You(ユー)メッセージと対比させてお伝えしていきましょう。


■YouメッセージとIメッセージ

次の言葉のニュアンスを味わってみてください。

【A】
「お手伝いできていい子だね」
「やればできるじゃない!えらいね」
「100点とったなんてすごいね!」

【B】
「手伝ってくれて助かったよ!ありがとう」
「約束を守ってくれて嬉しかったよ」
「あなたなら100点とれると思ってたけど、本当に感動したよ!」


 【A】と【B】では、どちらの方が言われて嬉しいですか?人によって、受けとめ方が違いますから、どちらが良い悪い、正しい間違っているというものではないのですが、より素直に受けとめやすいのはどちらでしょうか?

【A】のような言い方を「Youメッセージ」と言います。「あなたは○○だね」という言い方で、主語が「あなたは」となります。一方、【B】の方は「Iメッセージ」と言われるもので、主語が「私は」となる言い方です。(※日本語では、どちらも、主語を省略して言うことが多いですが)  「Youメッセージ」であっても、プラスの言葉であれば、そんなに悪くはないのですが、相手を「評価」するニュアンスがどうしてもにじんでしまいます。「あなたはこうだよね!」と言われると、「上から目線だな」とか「別にそんなことないのに」と反発を感じる子もいます。

一方、「Iメッセージ」だと、「私はこう感じたよ」という気持ちを伝えてもらえるので、子どもは素直に受けとめてくれるようです。「そうか!自分のことで、お母さんはこんなふうに思ってくれたんだ!」と自分の存在価値に対する気づきや喜びも生まれやすい言葉なのです。


■Iメッセージは子どもを力づける

さて、前述したお母さんの事例をご紹介します。このお母さんは、『~しなさい』と言う代わりに、Iメッセージで、自分の気持ちを伝えることを意識してみたそうです。

例えば、「早く食べなさい」と言う代わりに、「今日のごはん、美味しくできたよ~!一緒に食べたいな~」と伝えます。お子さんが学校から帰ってくると、「今日も元気に帰ってきてくれて安心した!」。宿題をしているお子さんには、「あなたが勉強している姿を見ていたら、お母さんもなんだかやる気になってきた!」。なかなか勉強に向かわない時は、「ねぇねぇ、これってどうやって解くんだっけ?お母さんも知りたいんだけど」などの声かけをしたそうです。

Iメッセージを1週間続けてみたところ、お子さんが驚くほど、自発的に動くようになったというのです。「勉強しなさい」と言わなくても、自ら勉強を始めるようになったそうです。すごい効果ですね!


■注意したい「Iメッセージ」

「私は」を主語にして伝えるIメッセージですが、使い方を注意しないと、逆効果になる場合もあります。例えば、「勉強はした方がいいと私は思うよ」、「遅刻はいけないことだと思うよ」など、自分の意見を伝えるようなIメッセージは、こちらの考えの押しつけになるので、かえって、相手を「カチン!」とさせます。自分の「意見や考え」ではなくて、あくまで、「気持ち」を伝えることがIメッセージのポイントです。一般論や正論を言われても、子どもはやる気にはなれないのです。

言い方は色々あると思いますが、「あなたが勉強しないままでいると心配なのよ」とか、「あなたが遅刻するなんて、お母さんショックだな」のように自分の正直な気持ちをただ伝えていただけたらと思います。

「心配」、「ショック」だから、つい、言ってしまうことを、(正論としてではなく)気持ちで伝えるというのが、Iメッセージです。気持ちを伝えられると、相手をそんな気持ちにさせてしまった影響について考える気持ちになれますが、正論のままだと、素直に受け容れ難く、シャットアウトしてしまいがちです。

「勉強することであなたの可能性がもっと広がると思うと楽しみだな」、「いつも遅刻してくる子ってあなたが見られると思うと悲しいな」など気持ちを伝える言葉を、ぜひ、試してみていただけると嬉しいです!






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